研究者業績

水島 宏明

ミズシマ ヒロアキ  (Mizushima Hiroaki)

基本情報

所属
上智大学 文学部新聞学科 教授
学位
法学士(東京大学)

研究者番号
10633589
J-GLOBAL ID
201201087698129192
researchmap会員ID
7000000694

2012年ー2016年 法政大学社会学部メディア社会学科教授として映像ジャーナリズムについて研究

テレビジャーナリズムを中心にして新聞、出版、インターネットなどジャーナリズムの今日的な課題について研究しています。また、教育活動としては主に、学生にビデオカメラを持たせて様々な社会について取材させて、ドキュメンタリー作品を作らせたり、文章ルポ作品を作らせる活動をしています。学生たちは学外のコンクールなどで多数受賞しています。

(研究テーマ)
マスメディアにおける貧困報道に関する研究
テレビドキュメンタリーについての研究
インターネット時代におけるジャーナリズムのあり方研究


論文

 6

MISC

 51

書籍等出版物

 10
  • 水島 宏明 (担当:編者(編著者), 範囲:p.2ー226)
    弘文堂 2018年3月30日 (ISBN: 9784335950391)
    全身の体毛が抜ける症状の女性、同性愛の性的志向を持ち、LGBT当事者のお墓の問題を解決しようと奔走する女性、地下鉄サリン事件で夫を奪われれ被害者の会代表として生きる女性など、「水島ゼミ」の学生たちが様々な当事者の生活などを記録したドキュメンタリー集。
  • 2018年3月20日
    水島宏明の指導の下に水島ゼミの学生たちがゼミ活動で取材したドキュメンタリーの記録集
  • 水島 宏明 (担当:共著, 範囲:p.204-225、P.352-383)
    NHK放送文化研究所 2016年12月25日 (ISBN: 9784140817117)
    テレビ番組の草創期のすぐれたドキュメンタリー制作者について、本人へのインタビューや作風・作品分析を通して、テレビジャーナリズムに残した足跡を解説する本。磯野恭子と山崎裕について記した。
  • 水島 宏明 (担当:共著, 範囲:p.151-155)
    岩波書店 2016年9月28日 (ISBN: 9784000611534)
    日本人にとって貧困や貧乏とは何か。いろいろな人たちが向き合った貧困や貧乏にまつわる物語を通して、日本社会を見せる試み。
  • 水島 宏明
    朝日新聞出版 2014年11月13日 (ISBN: 9784022735867)
    テレビ報道の情報操作ややらせ、捏造などの不祥事がなぜ時々起きてしまうのか。テレビ報道の現場で「テレビジャーナリズム」を見つめてきた立場で解説した内容。テレビ局の内部にいる人間と視聴者と間の「通訳」として説明することを心掛けた。
  • 水島 宏明 (担当:共著, 範囲:p.58-121)
    フィルムアート社 2014年5月1日 (ISBN: 9784845914326)
  • 水島 宏明
    ひとなる書房 2014年3月1日 (ISBN: 9784894642041)
    1987年、バブル経済の中にいた日本で3人の子どもを遺して餓死したシングルマザーがいた。死の少し前、彼女は生活保護の窓口を訪れ、支援を求めていた。この事件を取材していくと全国各地で生活困窮した人たちが「最後のセーフティーネット」と呼ばれる生活保護制度を受けられずに追い返される水際作戦で追い込まれている実態が判明した。その構造を描いた。
  • 水島 宏明 (担当:共著, 範囲:p.85-152)
    高文研 2013年1月3日 (ISBN: 9784874985014)
  • 水島 宏明
    日本テレビ出版 2007年12月1日 (ISBN: 9784820300069)
    21世紀に入った現代日本で、ネットカフェに寝泊まりする新しい形のホームレスが急増している。その背景を取材していくと「日雇い派遣」などの細切れの不正規労働が増えていることや日本の社会福祉システムの脆弱さなどが見え隠れする。「ネットカフェ難民」が2007年の流行語にもなったが、筆者がテレビドキュメンタリーのために作った造語である。

講演・口頭発表等

 4
  • 水島 宏明
    メディア・アンビシャス 大賞記念講演 2024年3月9日  招待有り
  • 岩田正美, 青山浩平, 東海林智, 清川卓史, 水島宏明
    上智大学2号館1702会議室 2018年10月21日 上智大学メディア・ジャーナリズム研究所  招待有り
    近年、長時間労働が背景になった過労死・過労自殺が次々に報道される一方で正規労働者と非正規労働者との間の格差も広がり、福祉、労働の分野での合意形成が難しい現状になっている。精神病の患者が理由なく数十年間も入院させられる実態も報道で明らかにされ、 「貧困」問題は生活困窮や社会保障だけでなく、精神医療の問題などにも複雑化・重層化して波及し、政府や自治体などの作為や不作為で「つくられる」構図も露わになっている。こうしたなか、日本の貧困研究の第一人者を招き、貧困と報道の戦後史を概説してもらう一方、貧困報道に携わる新聞記者やテレビ制作者らに実践を報告してもらい、問題が複雑化する中で理解が進まない報道の課題や問題点、工夫などを議論したい。
  • 阿部彩, 堀江孝司, 小田川華子, 山田壮志郎, 鈴木宗徳, 水島宏明
    「貧困とメディア バッシングを分析する」第一部 分析発表 第二部 パネルディスカッション 2018年7月15日 首都大学東京 人文科学部 阿部彩研究室  招待有り
    生活保護制度と被保護者、貧困者に対するバッシングは今に始まったことではない。 近年においては、新聞、テレビといった伝統的マス・メディアに加えて、インターネットニュースやソーシャルメディアが台頭してきたことにより、生活保護、貧困バッシングが一層激化しているとの指摘もある。 しかし、生活保護制度、貧困に対する人々の意識が、何にどのように影響されているのか、そして、メディアはその過程にどのようにかかわっているのかについて、日本における研究の蓄積は少ない。 これらの問いについて、本シンポジウムでは、6名の気鋭の研究者がメディアの受け取り側(視聴者、読者等)と発信側(ジャーナリスト、報道各社)の両側面から分析を試みる。
  • 水島宏明, 小此木潔, 阿部彩, 錦光山雅子, 奥田雅治, 板垣淑子, 原昌平
    上智大学2号館1702会議室 2016年6月11日 上智大学メディア・ジャーナリズム研究所
    政治や行政の政策課題として「子どもの貧困」等の実態調査や解消策が急務 と言われるなか、個々のジャーナリストはどのような問題意識と方法で報道し ているのか。行政との連携はどこまで進んでいるのか。インターネットで個人 情報が暴露・拡散されてしまう環境で当事者をどう守るのか。実生活を伝える 従来型ルポとデータをどう組み合わせるのかなど、報道の側が向き合う「課題」 を貧困の研究者も交えて発展的な議論を展開したいと考える。

所属学協会

 1

共同研究・競争的資金等の研究課題

 3

社会貢献活動

 3

その他

 9