研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 総合人間科学部看護学科 准教授
- 学位
- 教育学士(弘前大学)修士(学術)(放送大学)
- 研究者番号
- 10389942
- J-GLOBAL ID
- 201301012566401940
- researchmap会員ID
- 7000004299
(研究テーマ)
社会的スキルと看護実践能力の関連
看護におけるクリティカルシンキングについて
研究分野
1論文
19-
Nursing open 2019年8月 査読有り
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日本保健医療行動科学会雑誌 31(2) 52-60 2016年12月10日 査読有り看護学生の仮想場面から情報を捉える力の検討をするため、自作の2場面を提示し、気になると感じた点とその理由からなるアンケートを実施した。気になると感じた理由は「判断を含まない記述」「一般的・常識的内容の記述」「一般的とも看護的とも取れる記述」「看護的内容の記述」に分類できた。 2場面を比較した結果療養環境に関する場面では学年で有意差がみられたが車いすによる移動の場面では有意差がみられなかった。
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日本看護研究学会雑誌 35(1) 1_159-1_166 2012年本研究は,がん患者の心理的適応に関する研究の動向を概観し,今後の課題を展望することを目的とする。がん患者の心理的適応状態は1983年の報告以降,大きな変化はない。しかし,がん患者のとらえ方は,1970年代初めにストレス・コーピング概念が導入されてから,医療を一方的に受ける弱い患者像から主体的に治療に取り組む患者像へと変化してきた。その後,1990年代に「意味」の概念が取り入れられた。意味の探索によって,がん患者は自分らしさをつくり変え,意味を見出すことで心理的適応を果たしていく。こうしたプロセスはわが国の研究成果でも示されており,欧米での研究成果と一致していた。欧米の意味研究は,すでに関連要因の探索や介入研究へと進展しており,今後,わが国でもそうした方向性への展開が必要であることが認識された。
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日本保健医療行動科学会年報 25 241-256 2010年6月
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日本看護研究学会雑誌 32(5) 5_105-5_112 2009年本研究は,組織風土が看護師のバーンアウトに及ぼす影響を明らかにすることを目的として行った一連の研究のひとつである。本稿では組織風土という視点から,看護師長のあり方に焦点を当て,スタッフの看護師長のあり方の認識とバーンアウトとの関連性を検証する。質問紙調査を行い540名の看護師から回答を得た。看護師長のあり方尺度は,⑴スタッフへの配慮,⑵看護への取り組み姿勢の2因子で構成されていた。2つの下位尺度得点には,病棟間で有意差があった。またバーンアウトとの関係では,スタッフの経験年数層によって影響に違いがみられた。中堅看護師層では,看護師長のあり方尺度の2つの下位尺度と個人的達成感との間に中程度の相関があり,看護師長のあり方認識は中堅看護師の能力の発展に関連することがわかった。新人看護師層では,看護師長のあり方の認識はもっとも肯定的であり,脱人格化や情緒的消耗感を抑制していた。
MISC
8書籍等出版物
2講演・口頭発表等
3共同研究・競争的資金等の研究課題
8-
上智大学 上智大学学術研究特別推進費 2022年8月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2021年4月 - 2025年3月
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公益財団法人野村マネジメント・スクール 2020年度学術研究支援(研究助成) 2020年10月 - 2022年9月
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公益財団法人笹川保健財団 2021年度笹川保健財団研究助成 2021年3月 - 2022年3月
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上智大学 2020年度教育イノベーション・プログラム 2020年 - 2022年