研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 外国語学部英語学科 教授(兼任)グローバル教育センター長
- 学位
- B.A.(Wellesley College)学士(ウェルズリー大学)M.A.(Boston University)修士(ボストン大学)M.A.(Boston College Lynch School of Education)修士(ボストンカレッジ)Ph.D.(Boston College)博士(ボストンカレッジ)
- 研究者番号
- 10593494
- J-GLOBAL ID
- 201301055542610166
- researchmap会員ID
- 7000004327
受賞
7論文
12-
The Asia Pacific Journal 18(15) 2020年9月15日
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Journal of Pacific Rim Psychology 13(e14) 1-10 2019年 査読有り
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Intercultural Management Quarterly. Spring 2017, XVII(1) 4-7 2017年5月 査読有り
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Thinking & Reasoning 22(1) 1-15 2016年6月 査読有り
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Pan-SIG 2010 Conference Proceedings. Kyoto. JALT 51-65 2011年6月日本人は国内ではマジョリティ集団に属している為、マイノリティ体験をする機会が限られている。国内外を問わず多様化する社会の中で、日本の大学生がより多様な人種・エスニシティを持った人と接し、コミュニケーションができることが求められている。当論文では「クラスメイトは外国人:多文化共生20の物語」(2009)という教育用マンガ本を教材に、2大学の英語コミュニケーションの講義で使用したレッスンプランを紹介する。クラスを小グループにわけ、各グループは日本における外国人コミュニティについて調べ、英語による短い劇(スキット)を演じ、英語によるパワーポイント・プレゼンテーションを行うことが求められた。学生のアンケート回答から、このプロジェクトが学生にとって有意義なものであることが伺えた。
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神戸女学院大学論集 58(1) 13-30 2011年6月日米の小学校における美術教授法を比較するため、両国の公立小学校を見学した。日本では小学1年と5年の図画工作の授業を、アメリカでは幼稚園と小学5年の授業の様子をビデオ録画・音声録画し、両校の教員に美術教育の意義、目的、及び生徒の作品の評価に関する考え等についてインタビューを行った。観察データおよびインタビューの内容を分析した結果、両校の主な違いは美術の技術面の強調度、創作のプロセスにおける意識、創作活動と言語的表現の関係性、作品展示における単位の違い(集団対個人)などに見られた。こうした違いによって両校の暗黙(implicit)の教授法が文化的な価値観・信条に深く根ざされていることが示唆された。
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女性学評論 24 43-73 2010年3月当研究ではアメリカに移住した東海岸に住む日本人女性10人を対象に文化適応体験に関する聞き取り調査を行った。彼女たちは1948年から1977年の間に渡米し、アメリカ滞在年数は平均39.2年。インタビューから導きだされた文化適応の語りを分析すると4つの語りのパターンが浮き上がった。一つ目は 「Becoming American(アメリカ人になる)」、二つ目は「I Can Be Myself Here(ここでは自分らしくいられる)」、三つ目は「Finding a Cultural Niche(文化的ニッチを見つける)」、そして四つ目は「I am a Guest(私はお客さん)」である。当研究の結果、異国に移住する前の文化適応の度合い及び性格と文化的環境との相性、などの要因が文化適応プロセスに大きく影響し、今後そのような要因により焦点を当てる必要性について言及する。
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Qualitative Research in Psychology 4(1-2) 187-205 2007年10月当研究は中国系アメリカ人中学生が非アジア人の同輩が自分たち(アジア人)をどのように捉えているのか彼らの認識について調査した。22人の中国系アメリカ人(11歳から15歳まで)を4つのフォーカス・グループに分けてインタビューを行った。インタビュー内容をテーマ分析した結果、人種差別に関する3つのテーマが浮かび上がった。一つ目はステレオタイプされているという体験、二つ目はハラスメントを受けたなどの差別体験、三つ目は彼らによる「なぜ差別を受けるのか」という自己分析だった。こうした研究結果はアメリカに住むアジア系アメリカ人中学生がどのように同輩との関係を捉えているか参考になるだけでなく、彼らが経験する一見些細な捉えにくい形の差別体験についてより理解を深めることができる。当論文では更なる研究及び今後の教育的介入について言及する。
MISC
3-
立命館アジア・日本研究学術年報 185-187 2022年10月 招待有り
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アメリカ・カナダ研究 (31) 99-112 2014年3月
書籍等出版物
15講演・口頭発表等
91所属学協会
8共同研究・競争的資金等の研究課題
10-
上智大学 教育イノベーション・プログラム 実践型プログラム部門 2024年4月 - 2027年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2026年3月
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上智大学 学術研究特別推進費「自由課題研究」 2023年8月 - 2026年3月
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2018年4月 - 2021年3月
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2016年4月 - 2021年3月
