研究者業績

張 トウ

チョウ トウ  (Tong Zhang)

基本情報

所属
上智大学 言語教育研究センター 講師
学位
医学学士(1993年7月 北京大学(旧北京医科大学))
人文科学修士(2000年3月 お茶の水女子大学)

研究者番号
80730051
J-GLOBAL ID
201301015696825180
researchmap会員ID
7000004673

1997年-2000年 お茶の水女子大学人間文化研究科 心身相関、瞑想・気功研究
2000年-2003年 放射線医学総合研究所
瞑想・気功、またイメージ想起など心理・認知課題の遂行に伴う生理指標の計測およびデータ解析
2000年-2003年 未来工学研究所
瞑想・気功、またイメージ想起など心理・認知課題の遂行に伴う生理指標の計測およびデータ解析
2000年-2013年 上智大学国際教養学部 中国語教授法・第二言語習得研究
2002年-2010年 外務省研修所 日中翻訳研究
2004年-2013年 立正大学経営学部・経済学部 中国語教授法・第二言語習得研究
2013年-2023年 上智大学言語教育研究センター 中国語教授法、中国語教材開発、CLIL研究

2020年現在 立教大学外国語教育研究センター CLIL・中国語教材開発

2024年4月現在 上智大学言語教育研究センター  中国語教授法、中国語教材開発、CLIL研究


論文

 12
  • 永須実香, 張彤
    Lingua 28 99-107 2018年2月  査読有り最終著者
  • 張 彤
    Lingua 27 161-170 2017年2月28日  査読有り筆頭著者
    本稿は内容言語統合型学習(CLIL)の原理とアプローチを取り入れた中国語授業の実践例を紹介するものである。実際の授業の一部を例にとり、教材選び、教案づくり、授業の流れ、また授業中の学習活動等を説明すると共に、受講者アンケートの結果をまとめ、この教育実践の成果および今後の課題について考察する。
  • 張彤
    Lingua 27 171-180 2017年2月28日  査読有り筆頭著者
    本稿では、初級レベルの中国語学習者を対象に、授業の一環として行った教室外における中国語母語話者との交流活動について報告するとともに、参加者のアンケート調査の集計結果をまとめたうえ、中国語の授業に「交流活動」を取り入れる効果や、言語知識や情意面における学習支援のあり方を検証し、今後の課題について考察する。
  • 張彤
    中国語教育学会第13回全国大会 予稿集 2015年6月  
  • 張 [トウ, 陳偉中, 福田信男, 世一秀雄, 河野貴美子, 小久保秀之, 山本幹男
    国際生命情報学会誌 21(1) 278-284 2003年3月  筆頭著者
    気功中に前頭部の脳波徐波化傾向及び光トポグラフィによる脳血中各ヘモグロビン成分の変化に関して、前回に報告した。本研究では、同一被験者の心電R-R間隔の変動およびそれと徐波成分の振幅との相関について分析を行った。心電R-R間隔の分析では、気功時において、LF/HFが有意に増大した(p<0.001)ことに対し、HF/TP(totalspectral power)が有意に低下した(p<0.005)ことがみとめられた。一方、脳波の分析では、α帯域に関して、対照時に比較し、前頭部位(Fp_1)、左後頭部(O_1)、さらに両側側頭部(T_5,T_6)において、気功中の平均振幅が有意に増大し(p<0.001)、しかも実験中α波平均振幅の変動は心電R-R間隔のLF/HFとの間に強い正の相関があることがみられた。θ帯域についても、右頭頂(C_4)、側頭部域(T_6)において、類似した結果がみられた。気功時に呼吸頻度が低下する(O.1Hz前後)ことから、気功中呼吸の制御による自律神経系に対する働きかけによって、主観的意識状態の変化をもたらす可能性が示唆された。
  • 張トウ, 陳偉中, 世一秀雄, 原口鈴恵, 河野貴美子, 小久保秀之, 山本幹男
    国際生命情報学会誌 20(2) 517-525 2002年9月  
  • 陳偉中, 張トウ, 世一秀雄, 小竹潤一郎, 原口鈴恵, 小久保秀之, 河野貴美子, 山本幹男
    国際生命情報学会誌 20(2) 703-710 2002年9月  
  • 張トウ, 境田英昭, 河野貴美子, 小久保秀之, 王力群, 山本幹男, 町好雄
    国際生命情報学会誌 19(1) 126-133 2001年3月  
    本誌18(2)400-406, 2000「視覚的イメージ想起時の脳活動に関する一研究」において、視覚的イメージ想起時の脳活動に関して、fMRIによる測定結果を報告した。本研究では、同一被験者を対象に、同じ課題で測定を行った。SPM99による画像解析では、安静時と比較して、イメージ想起の場合、後頭部の視覚野のほかに、頭頂葉、左上側頭回、両側下前頭回及び小脳の一部において、統計的有意な賦活が観察された。注意ネットワーク理論に基づいて、実験結果を分析して、さらに瞑想時の脳活動と比較してみた。
  • 張トウ, 境田英昭, 河野貴美子, 山本幹男, 町好雄
    国際生命情報学会誌 18(2) 400-406 2000年9月  
    気功、瞑想時によく使用されている視覚的イメージ想起による脳活動に関して、特定イメージ(花)想起課題と休息を交互に行う形式で、fMRIによる測定を試みた。SPM99による画像解析では、休息時と比較して、イメージ想起の場合、右後頭部のBroadmann17第一次視覚野において、統計的有意な賦活が観察された。
  • 張トウ, 平澤雅彦, 山本幹男, 河野貴美子
    国際生命情報学会誌 18(1) 134-157 2000年3月  
    気功や瞑想などの心身鍛錬法における特定の対象への注意持続という共通的特徴に注目し、覚醒・睡眠の調節機構に関する最近の知見をふまえ、EEGやPETなどの手法による関連研究を概観する。長時間の注意持続によって、α、θ活動の増大(EEGの徐波化)、右前頭葉-頭頂葉注意ネットワーク及び視床、無名質(前脳基底部の一部)血流の減少など覚醒水準の低下につながる現象が観察されたこと、さらに気功時とREM睡眠時における大脳辺縁系の活性化という共通点から、以下の類REM反応仮説を提案した。即ち、長時間の注意持続の場合、青斑核を主役としたノルアドレナリン作動系支配の古典経路の活動が低下するため、前頭前野の活動も次第に低下する。同時に前脳制御系の睡眠系(特に無名質)の何らかの変化によって、前脳制御系相互抑制ループを通して、視床下部後部からの下行性出力が脱抑制され、後群コリン作動系(ch5、ch6)のうちREM睡眠活動型、さらに脳幹下部のREM睡眠調節機構が強く影響され、REM睡眠時と類似した反応が起こると推測される。
  • 張トウ, 山本幹男, 平澤雅彦, 古角智子, 小久保秀之, 河野貴美子, 春日喬
    国際生命情報学会誌 17(2) 328-337 1999年9月  
    本誌15(1)88-96, 1997「体性感覚に関する変則的知覚課題における背景脳波変化」、及び16(2)274-283、1998「同上(そのII)」において、気功師(気の送り手)と一般人(気の受け手)を感覚遮断状態で配置し、「送気」による知覚課題を課したときの、受け手の背景脳波の分析結果を報告した。本研究では、同じ実験での送り手の脳波中のα波データを、送気中と非送気中の両群に分け、統計検定を行った。右側体性感覚・運動野を中心とした領野、また右前頭野において、送気時と非送気時のα波平均振幅に統計的に有意な差が見られた。さらに、注意理論などの認知科学における知見に基づいて、解析結果の検討を試みた。

MISC

 6
  • 陳 偉中, 張 〓, 世一 秀雄, 小久保 秀之, 山本 幹男
    Journal of International Society of Life Information Science 22(1) 160-168 2004年3月1日  
    気功時に、呼吸および脳血液量の変化に関する研究報告があるが、両者の相関関係については明白にされていない。本報は、気功の発気および非発気の対照課題時において、気功熟練者6名の大脳皮質の全ヘモグロビン濃度と呼吸の関係について分析・検討した結果、気功時の気功熟練者の脳血液量と呼吸量の間には相関関係が見られず、発気課題時の意識活動によることが示唆される。
  • 陳 偉中, 張 〓, 王 鳳桐, 小久保 秀之, 山本 幹男
    Journal of International Society of Life Information Science 21(2) 473-492 2003年9月1日  
    気功時の大脳皮質ヘモグロビン濃度変化を、近年開発された多チャンネル近赤外分光法(NIRS)を用い研究している。本研究では、2社の多チャンネルNIRS装置を用いて、気功熟練者6名、一般人対照者12名を被験者として、実験した。前頭左部(Fp1)を分析した結果、大脳皮質の酸化および全ヘモグロビン濃度が、発気課題時において対照課題に対して、3名の気功熟練者が有意に増大(両濃度ともp<0.01)、逆に3名の気功熟練者で減少(両濃度ともp<0.01)し、2つのタイプが存在する。また、発気課題時の両濃度に関し、一般人対照者と気功熟練者の間に有意差(両濃度ともp<0.01)があった。これは筆頭著者別報の、光トポグラフの観察と共に、前頭右部(Fp2)を分析した結果と一致した。また、特殊な呼吸制御を行う1名の気功熟練者の発気課題時において、酸化ヘモグロビン濃度に現れたゆらぎと同時測定した呼吸の周期とに強い相関(r=0.94)があることから、発気意識および特殊な呼吸制御が脳の血液量に強い変化を及ぼしたことを示す。
  • 陳 偉中, 張 〓, 濡木 淳子, 王 鳳桐, 原口 鈴恵, 小竹 潤一郎, 小久保 秀之, 山本 幹男
    Journal of International Society of Life Information Science 21(1) 65-78 2003年3月1日  
    気功の生理測定において、気功鍛練者の発気手の母指球部位における皮膚表面温度ならびにそれと前額正中部表面温度との相関性に関する解析的な研究はこれまでほとんどされていない。本研究では、母指球でも発気できるという気功鍛練歴約40年の熟練者の発気課題時における手掌および前額正中部の皮膚表面温度変化を測定・解析した。その結果、発気手の母指球と前額正中部との間に、発気課題期間の真中の1分間における平均温度変化率については有意差(p<0.01)と強い負の相関(r=-0.91)があったことを初めて明らかにした。しかし、左右労宮の間には有意差と相関が見られなかった。また、発気課題と対照課題期間の真中の1分間における平均温度変化率を比較した結果、右手の母指球(p<0.05)と前額正中部(p<0.001)部位においては有意差があり、通常に発気部位と考えられている人差し指と左右の労宮においては有意差がなかった。
  • 山本 幹男, KOKUBO Hideyuki, HARAGUCHI Suzue, KOKADO Tomoko, TANAKA Masataka, ZHANG Tong, CHEN Weizhong, KOTAKE Junichirou, YOICHI Hideo, KAWANO Kimiko, FUKUDA Nobuo
    Journal of International Society of Life Information Science 20(2) 317-322 2002年9月  
    This is a part of the report on basic pilot experimental researches on external "qi" or "ki", healing and telepathy in the Bio-Emission Laboratory, National Institute of Radiological Sciences (NIRS), in Japan. Qi/ki is a basic concept towards life within oriental philosophy and is a subtle energy. Some qigong masters (sender) cause body movements in others (receivers) or cure diseases without any physical contact. These masters claim that they use qi/ki. However, it is considered that suggestion must be involved. The purpose of these researches is to evaluate whether or not there is something other than suggestion. The authors carried out scientific experiments using double blinded and randomized conditions and statistical analysis. Experiments in Toh-ate: Toh-ate is a Japanese martial arts skill used to attack a person (receiver) who is at a distance of several meters from the attacker (sender). When the sender applies Toh-ate, the receiver steps back rapidly without any physical contact. In the experiment, the sender and a receiver were separated in different rooms. The time difference between the sender's motion of qi-emission and the receiver's recoil response and physiological parameters were measured. The result on a pair of sender and receiver shows 1% statistical significance in the time coincidence. Other pairs show interesting results. Experiment of perception of qi transfer: In this experiment, it was shown that a receiver even in a sensory-shielded state perceived qi sent from a qigong master. The difference in EEG alpha-wave intensity of the receiver is significant between qi sending and non-sending times. Experiment on cultured human cells: It is shown that the number of formed colonies after exposure to X-rays which were healed by external qi was double that of the control. These results show the possibility that there are some other effects than just suggestion.

書籍等出版物

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講演・口頭発表等

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所属学協会

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