研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 法学部法律学科 教授(兼任)法学研究科委員長(兼任)法学研究科法律学専攻主任
- 学位
- 修士(法学)(東京大学)
- 連絡先
- ZAN15703
nifty.ne.jp - 研究者番号
- 90349019
- J-GLOBAL ID
- 200901049396637178
- researchmap会員ID
- 5000008944
教育活動としては、主に法学部・大学院法学研究科で法哲学及び法思想史に関する講義・演習を行っている。その際には一方通行的な知識の伝達に留まらず、参加する学生の主体的な思考を触発するよう心がけている。また2007年度より法科大学院でも法哲学の授業を担当しているが、こちらでは学生の背景の多様性を考慮し、議論を誘発することで理解を深める方針を採っている。また法学部の有志の教員とともに、先端・展開科目「医療と法」を担当している他、生命倫理研究所の提供する輪講科目「生命倫理の諸問題と人間の尊厳」にも参画している。
研究活動としては、従来からの延長である生命倫理、とりわけ法哲学の一分野である正義論の観点から見た生命倫理のあり方を検討する方向を進めている。主たる関心も、死の自己決定を手がかりに人間の全体を射程に収め、医療倫理・保健医療政策への拡大を模索している。
(研究テーマ)
正義論から見た法学・生命倫理学
研究分野
2経歴
3-
2005年4月 - 2011年3月
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2005年4月 - 2007年3月
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1999年4月 - 2002年3月
委員歴
4-
2006年11月 - 2010年11月
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2008年6月 - 2010年3月
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2004年9月 - 2005年3月
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2003年12月 - 2005年3月
論文
39MISC
2書籍等出版物
7講演・口頭発表等
12-
第42回日本医学哲学・倫理学会大会テーマシンポジウム「医療資源の配分の再検討--多面的な検討--」 2023年10月15日 招待有り
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科学研究費補助金基盤研究(A)「臨床研究の包括的法規制のあり方に関する多分野横断的研究」2019年度第1回研究会 2020年1月19日 科学研究費補助金基盤研究(A)「臨床研究の包括的法規制のあり方に関する多分野横断的研究」研究会
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国際ワークショップ「病腎移植をめぐる法的諸問題――ドナーの拡大はどこまで可能か――」 2016年12月11日 平成26~28年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))「病腎移植に関する刑事法上の諸問題の総合的検討」(研究代表者:城下裕二北海道大学教授)研究会
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科学研究費補助金「世界における患者の権利に関する原理・法・文献の批判的研究とわが国における指針作成」平成27年度第1回研究会 2015年8月8日 科学研究費補助金(基盤研究(B))「世界における患者の権利に関する原理・法・文献の批判的研究とわが国における指針作成」研究会
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第84回内閣府総合科学技術・イノベーション会議生命倫理専門調査会 2014年9月17日 内閣府総合科学技術・イノベーション会議 招待有り
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終末期の対応と理想の見取りに関する実態把握及びガイドライン等のあり方の調査研究 第2回有識者会議 2011年10月23日 社団法人 全日本病院協会 招待有り
所属学協会
4共同研究・競争的資金等の研究課題
15-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2021年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 2018年4月 - 2022年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2018年4月 - 2021年3月
その他
2-
2007年10月法科大学院においては、学生の背景の多様性を考慮し、議論を誘発することで理解を深める方針を採っている。教員と学生・学生同士で生じる議論においては、他者の見解に耳を傾け正確に理解する姿勢を採れる事、その上で相手をやり込めるよりは共同して建設的な解決策を生み出せるべく応答する姿勢を採れる事を重視している。それは実務において未知の課題への対処が必要な際の議論作法として不可欠と思われる。
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2002年4月学部の講義科目では、知識の一方的伝達ではなく、常識的見解に対し批判的に考察できる力を涵養する事を目的としている。「正解」よりも思考プロセスを重視することを促し、試験に際しては「見解への応答」「思考の掘り下げ」を重視して評価している。また任意提出のレポートを奨励している。