Faculty of Humanities

佐藤 直子

サトウ ナオコ  (Sato Naoko)

基本情報

所属
上智大学 文学部哲学科 教授
(兼任)哲学研究科委員長
(兼任)文学研究科哲学専攻主任
学位
文学修士(上智大学)

通称等の別名
サトウナオコ
研究者番号
60296879
J-GLOBAL ID
200901090008281863
researchmap会員ID
1000228223

1990年:クザーヌスにおける三一論.
1991-92年:クザーヌス『テオリアの最高段階について』、テオドゥルフス『詩歌集』翻訳.
1993年:クザーヌスにおけるキリスト論.
1993-94年:クザーヌスにおける可能概念.クザーヌス『綱要』翻訳.
1995-2002年:ザクセンのルドルフス『キリストの生涯』、カストルのヨハネス『神との一致』、ビンゲンのヒルデガルト『スキヴィアス』第2部翻訳.
1998年:クザーヌスにおける機能主義.
2005年:クザーヌスにおける「絶対的同一者」の概念
2008年:神の自己展開としての宇宙
2008年:超越論性と不寛容
2012年:クザーヌスとプロクロス
2013年:上智大学中世思想研究所編『中世における信仰と知』(企画編著)序文、論文「クザーヌスにおける信仰と知
2013年:「上智大学中世思想研究所」の歩みと使命
2014年:トマス・アクィナス研究(共著)
2016年:上智大学中世思想研究所編『中世における制度と知』(企画編著)序文、編訳・解説エリーザベト・ゲスマン「ビンゲンのヒルデガルトとメティティルト」
2016年:「信じる」ことと「知る」こと--アウグスティヌスを中心に--

1999-2000年:クザーヌスにおけるアリストテレス受容.(科研費共同研)
2001-02年:クザーヌスにおける偽ディオニュシオス受容.(科研費共同研究)
2003年:クザーヌスにおける根源理解.
2003-04年:クザーヌスにおける言語論.(科研費共同研究)
2008-2011年:クザーヌスの説教(科研費)

2015年- 中世における原罪理解の諸相

Ⅰ.教育。1)ラテン語Ⅰ、2)中世哲学史:本邦では珍しい中世哲学の通史を「信仰と知」をキーワードに教授。近現代の重要な主題が「信仰と知」の相補的関係のなかで醸成されてきたことを指定。3)宗教哲学は人間が宗教的存在であること主題とする。4)形而上学は古代~近現代の鍵概念から、超越論性を掘り下げることで「存在」に迫る。5)大学院ゼミ:学生独自の専門の視線からトマスのテキストの再検討を行わせ、トマス及びキリスト教古代・中世思想の現代的価値を再発見させる。II.自身の研究:クザーヌスの神秘主義および基礎概念の研究、ビンゲンのヒルデガルト研究に着手している。
Ⅲ.中世思想研究所業務としては、企画論文集の編集・出版、他商業出版の企画、講演会企画、図書資料蒐集を臨時職員として働く大学院生の指導をしつつ、行っている。
III. 2008年4月1日より、本学、中世思想研究所所長。同研究所・所長としての活動:企画論文集刊行、講演会企画開催、上智大学公開学習講座企画、資料蒐集(年間700~900冊、分類・貸出手配)、予算管理・人事管理。2013年度には蔵書独自検索システムBenedictus開始。

(研究テーマ)
ニコラウス・クザーヌスの基礎概念の研究
ニコラウス・クザーヌスにおける神秘主義
ビンゲンのヒルデガルトの原罪理解
イエズス会の霊性

(共同・受託研究希望テーマ)
中世ヨーロッパにおける異文化理解の諸相(科研費共同研究No. 16320007)


研究キーワード

 4

経歴

 1

論文

 21

MISC

 1

主要な書籍等出版物

 18

講演・口頭発表等

 4
  • 中世哲学会大会 2018年11月10日 中世哲学会
    中世哲学会大会の2018-19年連続のシンポジウム。カトリック・プロテスタント双方の根本教義の一つとなった「原罪論」の成立ちと問題、その現代的意義を探る。二か年にわたる企画、2019年度については、シンポジウム・パネラーも勤める。
  • 中世哲学会 2017年11月9日 中世哲学会
    中世哲学会大会における2017年度、2018年度の特集における人間連続のシンポジウム関連企画の初年次。同年度は企画担当として、同年度の「企画趣旨」の教導執筆。本企画を通して、カトリック・プロテスタントにおいて問題を孕みながらも根本教義となっている原罪論の成立(聖書解釈)と、その現代的意義を探る。
  • 藤本温, 荻原理, 中村公博, 佐藤直子
    新プラトン主義協会第21回大会シンポジウム 2013年9月13日 新プラトン主義協会  招待有り
  • 佐藤 直子
    上智大学研究機構フェスティバル 2011年9月30日 上智大学研究機構

共同研究・競争的資金等の研究課題

 8

その他

 17
  • 2016年2月 - 2016年2月
    上智大学中世思想研究所・主催講演会「祈りとヴィジョン ― ヒルデガルトとゾイゼを例にして」後援者・細田細田あや子(新潟大学人文学部教授) コメンテーター:矢内義顕(早稲田大学商学学術院教授)、企画・責任者:佐藤直子。
  • 2016年2月 - 2016年2月
    上智大学中世思想研究所・主催講演会「祈りとヴィジョン ― ヒルデガルトとゾイゼを例にして」後援者・細田細田あや子(新潟大学人文学部教授) コメンテーター:矢内義顕(早稲田大学商学学術院教授)、企画・責任者:佐藤直子。
  • 2015年11月 - 2015年11月
    SORW2015年参加企画・上智大学中世思想研究所主催/神学・哲学史研究会共済講演会「中世における愛の諸相」。総責任者・佐藤直子。
  • 2015年2月 - 2015年2月
    上智大学中世思想研究所講演会「「描かれた幻視」から探るヒルデガルト」講演者:鈴木桂子、コメンテーター:矢内義顕、 企画・責任者・佐藤直子