1990年:クザーヌスにおける三一論.
1991-92年:クザーヌス『テオリアの最高段階について』、テオドゥルフス『詩歌集』翻訳.
1993年:クザーヌスにおけるキリスト論.
1993-94年:クザーヌスにおける可能概念.クザーヌス『綱要』翻訳.
1995-2002年:ザクセンのルドルフス『キリストの生涯』、カストルのヨハネス『神との一致』、ビンゲンのヒルデガルト『スキヴィアス』第2部翻訳.
1998年:クザーヌスにおける機能主義.
2005年:クザーヌスにおける「絶対的同一者」の概念
2008年:神の自己展開としての宇宙
2008年:超越論性と不寛容
2012年:クザーヌスとプロクロス
2013年:上智大学中世思想研究所編『中世における信仰と知』(企画編著)序文、論文「クザーヌスにおける信仰と知
2013年:「上智大学中世思想研究所」の歩みと使命
2014年:トマス・アクィナス研究(共著)
2016年:上智大学中世思想研究所編『中世における制度と知』(企画編著)序文、編訳・解説エリーザベト・ゲスマン「ビンゲンのヒルデガルトとメティティルト」
2016年:「信じる」ことと「知る」こと--アウグスティヌスを中心に--
1999-2000年:クザーヌスにおけるアリストテレス受容.(科研費共同研)
2001-02年:クザーヌスにおける偽ディオニュシオス受容.(科研費共同研究)
2003年:クザーヌスにおける根源理解.
2003-04年:クザーヌスにおける言語論.(科研費共同研究)
2008-2011年:クザーヌスの説教(科研費)
2015年- 中世における原罪理解の諸相
Ⅰ.教育。1)ラテン語Ⅰ、2)中世哲学史:本邦では珍しい中世哲学の通史を「信仰と知」をキーワードに教授。近現代の重要な主題が「信仰と知」の相補的関係のなかで醸成されてきたことを指定。3)宗教哲学は人間が宗教的存在であること主題とする。4)形而上学は古代~近現代の鍵概念から、超越論性を掘り下げることで「存在」に迫る。5)大学院ゼミ:学生独自の専門の視線からトマスのテキストの再検討を行わせ、トマス及びキリスト教古代・中世思想の現代的価値を再発見させる。II.自身の研究:クザーヌスの神秘主義および基礎概念の研究、ビンゲンのヒルデガルト研究に着手している。
Ⅲ.中世思想研究所業務としては、企画論文集の編集・出版、他商業出版の企画、講演会企画、図書資料蒐集を臨時職員として働く大学院生の指導をしつつ、行っている。
III. 2008年4月1日より、本学、中世思想研究所所長。同研究所・所長としての活動:企画論文集刊行、講演会企画開催、上智大学公開学習講座企画、資料蒐集(年間700~900冊、分類・貸出手配)、予算管理・人事管理。2013年度には蔵書独自検索システムBenedictus開始。
(研究テーマ)
ニコラウス・クザーヌスの基礎概念の研究
ニコラウス・クザーヌスにおける神秘主義
ビンゲンのヒルデガルトの原罪理解
イエズス会の霊性
(共同・受託研究希望テーマ)
中世ヨーロッパにおける異文化理解の諸相(科研費共同研究No. 16320007)