研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 総合人間科学部看護学科 助手
- 学位
- 学士(看護学)(北里大学)修士(人間学)(武蔵野大学)
- 研究者番号
- 50369477
- J-GLOBAL ID
- 201501010552412232
- researchmap会員ID
- 7000013442
研究分野
1主要な経歴
7主要な委員歴
5論文
7-
看護管理 20(7) 608-609 2010年7月本学科(大学看護学科)では、実習施設の実習指導者を対象に、リフレクションやロールプレイングの手法を用いた研修会を2006年度と2007年度に実施しており、今回、2007年度に実施した研修会前後の参加者22名の変化を、比嘉らが開発した「神気性評定尺度」(SRS)を用いて「心の持ちようや実習指導に対する感じ・思い」を分析することから検討した。その結果、SRSの5つの下位尺度のうち、「意欲」「意味感」「自覚」の得点が研修後に有意に上昇しており、研修会への参加により実習指導における自身の意識を実感し、役割遂行への思いや存在意義を見出そうとする方向に変化していることが窺えた。
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横浜看護学雑誌 2(1) 9-16 2009年3月看護師養成機関における、結核、B型肝炎、小児期感染症に対する予防対策に影響を与える要因を検討するために、看護師養成機関と、対照として医師養成機関を加えた計877校に対し悉皆調査を行った。看護師養成機関では「教育機関の種類」が免疫獲得状況の確認実施率だけでなく、検査方法やワクチン接種奨励率など感染症予防対策の実態に影響を与えていることが分かった。「学内の感染予防対策に関する委員会の有無」がツベルクリン反応検査とB型肝炎・小児期感染症抗体検査実施に影響を与えていた。「実習施設からの感染症予防対策の要望の有無」はB型肝炎と小児期感染症抗体検査実施に強く影響していた。看護専修学校と看護短大・大学との間にみられた感染症予防対策の実施状況の差には、教員の予防対策に対する意識の差が関係していることが示唆された。
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横浜看護学雑誌 2(1) 25-32 2009年3月ゲーミング・シミュレーションとは技能や概念の獲得を目的にゲーム的側面を持った模擬的な状況設定を提示する教育的手法の一つである。このゲーミング・シミュレーションを活用した感染症をテーマとした健康危機管理演習を、地域看護学演習として看護大学3年生に行い、66名のワークシートと自記式質問紙の記述を分析し、学生の学びを抽出した。学生は、健康危機下では、国民の生命・生活を守ること、感染者の権利擁護、社会的不安の防止、社会的責任、感染や被害の拡大防止に着眼し、科学的根拠、保健医療専門職としての専門性、行政の役割を踏まえて対応を判断すべきであることを体験的に学んでいた。ゲーミング・シミュレーションは健康危機管理のような講義或いは限られた実習だけでは学びにくい内容を習得するのに有用な手法であることが示唆された。
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横浜看護学雑誌 2(1) 41-47 2009年3月経験型臨地実習指導者研修会に参加した26名(男1名、女25名、平均臨床経験6.0年、指導者の経験が有る者11名)のレポート内容を質的に分析し、学びと学生の学びの支援に関する主体性がどのように育成されたかを明らかにした。その結果、「自己理解」「自己の準拠枠への気づき」「認識の広がり」「積極的ストラテジー(指導者としての価値の気づき)」「指導を通じた成長への希求」「看護師仲間としての期待(学生を育てることの意味への気づき)」「臨床実践経験の意味への気づき」「学生理解」の8カテゴリーが抽出された。看護学生の学びを支援する研修会参加者の主体性育成に有用であったと考えられた。
主要なMISC
10書籍等出版物
2所属学協会
3共同研究・競争的資金等の研究課題
4-
勇美財団 2019 年度後期:勇美財団在宅医療研究助成 2020年 - 2022年
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勇美財団 2015 年度後期:勇美財団在宅医療研究助成 2016年3月 - 2017年4月
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日本看護学校協議会 2012 年度日本看護学校協議会研究助成 2012年 - 2013年
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2008年 - 2010年