研究者業績

廣康 好美

ヒロヤス ヨシミ  (Hiroyasu Yoshimi)

基本情報

所属
上智大学 言語教育研究センター 教授
学位
学士(文学)(1985年3月 上智大学)
文学修士(1989年3月 上智大学)

研究者番号
50249067
J-GLOBAL ID
200901085935732534
researchmap会員ID
1000122118

教育活動 2007年4月までは主に神奈川県立外語短期大学にて第2外国語としてのスペイン語(初級、中級)及び、特別演習および、日本語での論文指導である基礎セミナーを教えた。2007年4月以降は上智大学で第2外国語としてのスペイン語(初級、中級、上級)を教授している。大学が開講している第2外国語としてのスペイン語クラスのコーデぃネーターを務め、共通シラバスや共通試験を作成。また大学院でスペイン語教授法のクラスも担当している。合わせて早稲田大学国際教養学部等にてスペイン語(初級、中級、インテンシブコース)担当
研究活動 大学向けの教科書および一般向けのスペイン語の自習書を執筆。2003年、2005年、2010年にはNHKラジオスペイン語講座を担当した。また辞書の編集、執筆も行っている。2012年までPCを使ってのスペイン語の基本語彙選定の作業などのグループ研究。2014年度からは大学の第2外国語教育における独語、仏語、西語の連携をめざし、カリキュラム構築等の研究を行っった。現在の主な研究テーマは、日本におけるスペイン語教育の現状で、19世紀以降出版されたスペイン語の教科書のコーパスを作成し教材研究および、スペイン語教育の編纂についての研究を行っている。

(研究テーマ)
スペイン語教育


研究キーワード

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論文

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  • Yoshimi Hiroyasu
    Revista Internacional de Lenguas Extranjeras / International Journal of Foreign Languages (21) 1-24 2024年11月15日  査読有り
    Since the Japanese people’s first encounter with the Spanish language in the 16th century, the teaching and learning of Spanish has been evolving in response to the needs of each era. Despite numerous historical challenges, interest in the Spanish language and everything related to it has increased over the years. This article examines the situations of differing historical periods to better understand the objectives for which Spanish has been studied, as well as the numerous types of teachers, students, and commonly used methodologies. To do this, various academic articles and books offering testimonies from people who lived through those periods are examined. The corpus developed by this article’s author, which includes textbooks published since the early 20th century, will also be analyzed in this article.The initial contact with the Spanish language in the 16th century was through missionary work. After a stagnation in language studies due to a period of isolationism, the need to pursue Spanish as a language resumed in the 20th century for the purposes of foreign trade and migration. The idea of learning a foreign language to enrich general culture also became important in the 20th century. The change in the type of students greatly influenced learning objectives and methodologies.We are now in a transitional period with the emergence of new technologies. However, it is important to know our history in order to reflect on the direction which Spanish teaching and learning should take in the future.
  • 廣康好美
    Perfiles, factores y contextos en la enseñanza y el aprendizaje de ELE/EL2: XXIX Congreso Internacional de ASELE, Santiago de Compostela, 5-8 de septiembre de 2018 427-442 2020年11月5日  査読有り
  • 廣康好美, 北村亜矢子
    RENCONTRES 33 92-96 2019年7月7日  
  • 北村亜矢子, Vincent Durrenberger, 廣康好美
    第29回獨協大学フランス語教授法研究会報告 2016年3月1日  
  • 廣康 好美
    スペイン語教育論文集 79-90 2012年2月10日  
    文部科学省科学研究費報告書 日本及びスペインで出版されたスペイン語の教材を分析し、どの順番で文法ポイントが提示されているかを調べる。そしてその問題点の指摘と、伝統的になされているものと別の順番での導入ができないか、考察し提案する。ステップ30 1ヶ月速習スペイン語、及びNHKラジオまいにちスペイン語において使われている。
  • HIROYASU YOSHIMI
    スペイン文化シリーズ (18) 37-46 2010年5月31日  
    日本における第2外国語としてのスペイン語教育の現状について、学生のモチベーション、授業形態、扱われている文法ポイント等を統計を用いて示す。第2外国語教育において学生のモチベーション向上は教師の責任であること、色々な大学で教育に携わる教師たちの連携、共同の研究が必要であることを述べた。
  • 廣康 好美, 西村君代, 落合佐枝
    Lingüística Hispánica 30 43-65 2007年12月1日  
    スペイン語教育研究会GIDEで収集した基本語彙のデータベースを使って800の基本語彙を選定する試みの紹介。初級学習者が学ぶべき語彙の選定にあたってどのようなクライテリアが有効であるかについて述べた。共同執筆西村君代、落合佐枝
  • 廣康好美
    神奈川県立外語短期大学紀要. 総合篇 21 115-130 1999年3月  
    副詞pocoの用例を新聞、小説、会話文の中から334例収集し、その用法について、統語的、意味的、語用論的に分析したもの。一般に、pocoは数的、量的な程度を示すと考えられているが、付帯する語の意味の本質に影響する用法もあることを指摘している。
  • 廣康好美
    神奈川県立外語短期大学紀要. 総合篇 18 91-114 1996年3月  
    雑多なものの寄せ集めといわれる程、複雑多岐にわたる機能を持つ、伝統的に副詞と呼ばれる語を形態的、統語的、意味的に分析整理する。発話レベルでは属詞、状況補語、句レベルでは動詞句、名詞句、形容詞句、副詞句、前置詞句内での機能があり、そのひとつひとつに関して用例を集め分析している
  • 廣康好美
    ロマンス語研究 25 3-11 1992年5月  
    アングリシスモの中で名詞を形態的に「本来のアングリシスモ」「偽アングリシスモ」「意味的アングリシスモ」に分けてそれをさらに下位分類する。ここでは特に偽アングリシスモに焦点をあて、英語のモデルにない語がいかにしてスペイン語内での派生によって生まれることになったかを考察する。また、名詞の複数形に関してはその用法に大きな揺れがみられるが、語の音韻的特徴に注意して、一般的傾向を述べる。1991年5月学会発表の内容及び、一部付け加え。
  • HIROYASU YOSHIMI
    Sophia linguistica : working papers in linguistics (27) 137-149 1989年9月  
    アングリシスモにおいて、英語モデルの影響が形態レベルに及んだ時、それが、個々の語にとどまる段階よりも新語形成の可能性が大きくなる。それにより、スペイン語本来の形態素が従来結びつくことのなかった種類の形態素と結びついたり、英語形態素の組み合せで、英語に存在しない語を形成したりする。ここではスペイン語本来の形態素、及び新しい形態素をいくつか取り上げ、その生産性について考察する。本文スペイン語、要約英語
  • 廣康好美
    文学修士論文 162頁 1989年3月  
    スペイン語で使われる英語起源の語(アングリシスモ)について、接辞に注目して形態的に分析する。アングリシスモを「借用された語」としてではなく、「英語の語をモデルにしたスペイン語の新語」という広義の解釈をする。ここでは主な接頭辞、接尾辞を選び、その接辞本来の機能、意味とアングリシスモとしての機能、意味とを比較し、英語モデルの影響が単語レベルではなく、いかに形態レベルまで及んでいるかを考察する。本文スペイン語

主要な書籍等出版物

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  • MOYANO LÓPEZ Juan Carlos, GARCíA RUIZ-CASTILLO, Carlos, 廣康好美 (担当:共著)
    朝日出版社 2019年1月 (ISBN: 9784255551067)
  • MOYANO LÓPEZ, Juan Carlos, GARCÍA RUIZ-CASTILLO Carlos, HIROYASU Yoshimi (担当:共著)
    朝日出版社 2018年1月30日 (ISBN: 9784255550947)
    コミュニケーション総合の初級向け教科書
  • 廣康好美
    NHK出版 2016年2月 (ISBN: 9784140351406)
  • 廣康 好美 (担当:共編者(共編著者))
    小学館 2014年2月17日 (ISBN: 9784095155319)
    日本で発行された西和辞典のなかで収録語彙数が最も多い小学館西和中辞典と対をなす辞書として発刊されたコロケーション重視の和西辞典。見出し語約55000. 編集代表小池和良、編集委員は安富雄平、廣康好美、小池ゆかり。78-

講演・口頭発表等

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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学術貢献活動

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その他

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