ポルトガルが大航海時代以降、世界の各地に残した言葉や文化の痕跡を幅広い視点から研究。ポルトガル語の変異、クレオール語を含めた社会言語学的な側面も研究対象とする。
日本ではほとんど省みられることのなかった、現代ポルトガル社会事情に関する考察も実施している。その中にはサッカーの社会論も含まれる。
教育面では、1、2年生のポルトガル語基礎文法および講読法の教育を中心に行なう。その一環として、2007年4月には入門書『ポルトガル語のしくみ』を出版した。2007年度からは学期末に、希望学生を対象に学習方法の個別指導を始めた。また、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、南米など世界に広がるポルトガル語圏の研究の魅力を学生たちに伝えることにも尽力している。
(研究テーマ)
ポルトガル語との言語接触から形成されたクレオール諸語の研究
ポルトガル語圏アフリカ諸国の社会情勢
1974年「4月25日革命」前後のポルトガルの社会状況の変動
ポルトガル語圏諸国におけるサッカーの社会史
ポルトガル語圏アフリカ諸国の社会言語学的状況
ポルトガル語圏アフリカ諸国の文学