研究者業績

横本 勝也

ヨコモト カツヤ  (Yokomoto Katsuya)

基本情報

所属
上智大学 言語教育研究センター 准教授
学位
経済学士(1998年3月 愛知大学)
TESOL修士(2003年8月 カリフォルニア州立大学サクラメント校)
教育学博士 (TESOL/Applied Linguistics)(2021年1月 ブリストル大学)

研究者番号
30646740
J-GLOBAL ID
200901011355198596
researchmap会員ID
6000020627

2009年ー2012年 立教大学ディスカッションセンターにて日本人の学生の英語ディスカッションのおける英語の使用および指導法の効果についての研究
2013年-2014年 立教大学ランゲージセンターにて大学生の英語学習に対する意識に関する研究
2014年-2017年 立教大学ランゲージセンターにて東京都の大学英語教員の発音指導についての研究(科研費)
2018年-2020年 上智大学言語教育研究センターにて小中学校用指定教材とそれを用いたCLILについての研究中

2020年 ー 現在 世界英語の相互理解を促すための教育についての研究

第二言語習得、外国語としての英語教育について広く研究活動を行ってきた。中でも発音指導や学習者のレベル診断方法、および、学習効果を高める評価方法についての研究を行ってきた。また、教師認知や世界英語における研究では、世界英語を話す話者同士の相互理解を促すための教育方法や、発音教育における教師の教育的決断に関する研究を行っている。


委員歴

 1

論文

 14

MISC

 7

講演・口頭発表等

 26
  • Katsuya Yokomoto, Aki Tsunemoto, Yui Suzukida
    4th International Symposium on Applied Phonetics 2022年9月15日
  • Katsuya Yokomoto
    19th Asia TEFL International Conference 2021年12月3日
  • 横本勝也
    2021年3月27日  招待有り
  • 横本勝也
    2020年12月16日  招待有り
  • 横本勝也
    2019年11月21日  招待有り
  • 横本勝也
    2019年2月  招待有り
  • 46th Annual International Conference on Language Teaching & Educational Materials Exhibition (JALT) 2019年
  • 横本勝也
    小学校の英語教育これからセミナー 2018年6月10日  招待有り
  • 横本勝也
    2018年6月  招待有り
  • 横本勝也
    2018年3月22日
    発音教育において、学習者の目標となるのがIntelligibility (通じ易さ)とされているが、学習者の発音を聞いた際に、その学習者の発音がどれくらいの通じやすさがあるかどうかを指導者が判断するのにはどのような点に注意しているのかをフォーカスグループ議論のデータを基に分析し、発表した。都内の大学の教員を対象としており、日本人学習者の発音に慣れている教員の中には、自分にとって通じ易い発音かどうかというより、日本人とのコミュニケーションの経験の浅い外国人にとって通じ易い発音かどうかという点で評価している教員と、日本人なので、その基準が分からないという教員とに分かれた。先行研究などで、少しずつ明らかにされてきている通じ易い英語にするための要素について、研究発表、論文発表、教材開発などを通して、また、教師教育の段階で、発音指導、評価についてもう少し実践的な内容に触れるべきだという結論に至った。
  • 日本英文学会関東支部大会 2017年10月28日 日本英文学会  招待有り
    社会の国際化やそれに応じたニーズに応じて、英語教育は修正を余儀なくされる。ある私立大学のケーススタディを用いて、カリキュラムの修正に応じた、教材の選択と補助教材作成の事例を研究した。カリキュラム改正に直面する際に避けて通れない指定教材選定と補助教材の作成の留意点を体系的に論じた。
  • 横本勝也
    2017年9月1日
    日本の大学英語教員が、日本人学習者の発音を聞き、それをどのように診断評価をし、その診断結果を基に、どのように発音指導に生かすのかという問題について検証した。まず、日本人学習者の発音を聞いた際の、診断評価の結果は教員により様々であり、指摘した問題点についての意見は一致するものが限られていた。また、発音指導を行うと答えた教員と発音は指導しないという教員がいたことから、それぞれの理由についても検証した。指導すると答えた教員は、国外に出た際には通じない可能性があることや実際に教えられる要素については教えるという意見だった。指導しないという教員は、学習者の発音は十分通じ易いという診断であったり、どう指導すればいいのかわからないし学んだことがないという意見などもみられた。発音診断方法についても、その難しさが指摘され、指導法と同様に診断方法についても教師教育の一環として行うべきだという意見があった。
  • Katsuya Yokomoto
    TESOL International Convention and Language Expo 2017 Doctoral Research Forum 2017年3月21日 TESOL International Association
    EFL teachers’ diagnosis of Japanese learners’ pronunciation and instructional decisions were analyzed statistically. Their written rationales and interview data revealed possible explanations for the similarities and differences in their diagnoses and instructional decisions.
  • 2017年3月18日
    フォーカスグループに参加した大学英語教員のインタービューデータを質的に分析した。その結果、学生の発音を聞いた際に、どこに問題があるのかを診断するのが難しいと答えた教員が多く、教員により診断結果が様々であった。その理由として挙げられるのは、発音指導の経験不足、指導法についての研修不足、判断基準の曖昧さなどが指摘された。
  • 横本勝也
    JACET言語教師認知研究会研究発表会 2016年7月23日 JACET言語教師認知研究会  招待有り
    大学英語教員対象に発音指導に関するアンケート調査を行った。その結果、約10%の教員が発音を指導していないということが分かった。また、発音指導をしていると答えた教員の共通点として挙げられるのが、発音に興味がある、発音指導について学びたい意欲がある、発音教育に関する文献に興味がある、そして、発音指導は発音学習を促すことができると信じているという点であり、発音に興味のない教師は発音指導をしないことが明らかになった。
  • 横本勝也
    2016年4月4日
    東京都の大学英語教員対象のアンケート調査の結果、発音教育に関する研修を受けた経験のない教員が31パーセント、10時間以下を含めると45パーセントに及んだ。また、半数以上の教員たちは発音はコミュニケーションにおいて重要である、発音に関する知識を持つべきであるなどと答えているのに対し、発音指導法についての理論や有効的な指導法について学びたいという姿勢を示した。
  • 2016年3月26日
    大学英語教員対象のアンケート調査の結果、発音指導の際、どのような指導法を行うかを教師の自信からどの程度予測できるのかを検証した。発音指導方法に関する自信がある教師は、明示的な発音の説明とドリルを取り入れることがわかった。さらに、発音診断に関する自信のある教師は発音のモデル音声を用いることがわかった。
  • 横本勝也
    ALCオンラインセミナー 2015年8月  招待有り
  • 横本勝也
    ALC オンラインセミナー 2015年6月  招待有り
  • 横本勝也
    2014年9月5日
    日本人の2年生大学の英語学習者に国際発音記号(IPA)を使用して、英語の子音と母音の指導を行った際の、英語の発音における理解しやすさ(Comprehensibility)についてどのような効果があるかを検証した。IPAを用いて指導する前と後に音読によって音声データを採取し、Comprehensibilityに有意差があるかどうかを調べた。結果、IPAで書かれた文字を読む際、また、IPAと英語が列記されている場合には、音読による発音のComprehensibilityが有意に向上したのに対し、英語表記のみの音読の場合、向上したのがわずかで、有意差は認められなかった。この研究により、IPAを用いると成人でもより高いComprehensibilityをもって発音することができるようになること、英語の綴りだけが頼りであると、正しい発音が分からず、あるいは、これまでの学習経験上での発音につまりComprehensibilityの比較的低い発音に戻ってしまうことが分かった。
  • 横本勝也
    2012年6月17日
    英語のスピーキングにおいて、流暢さを向上させる活動として3-2-1を紹介した。3-2-1とは、同じ話題について一回目は3分間、2回目は2分間、3回目は1分間というように時間の負荷を上げながら、話し相手を交代して3度話すことで、繰り返しを行う活動で、その効果についての流暢さ(スピード)を向上させることで知られている。この活動を学期を通して使用した学生の意見をアンケート調査した結果、学生は、全体的にこの活動を楽しんでおり、流暢さの向上についても自覚があり、英語を話すのに役立っていると感じていることが分かった。また、この活動を始めた際には、多少緊張した学生もいたものの、学期の終盤に近付くにつれ徐々に楽しめるようになったことも明らかになった。
  • 2011年11月20日
    英語ディスカッションクラス内で、二つのディスカッションを行う際、1グループには1つ目のディスカッション後に自己評価に加え、2回目のディスカッションのための目標設定をしたが、もう一方のグループでは自己評価のみを行った。その結果、自己評価に加え、目標設定をしたグループの方が、2回目のディスカッションで、目標となる表現をうまく使用してディスカッションを行うことができた。

担当経験のある科目(授業)

 5

共同研究・競争的資金等の研究課題

 1

学術貢献活動

 1

社会貢献活動

 4

その他

 9