教育活動:文学部ドイツ文学科の専門科目として、1/2年次生のドイツ語(I, II)と3年次以上の学生を対象とする文献演習及び講義科目を担当している。「ドイツ語」の授業では、ドイツ語の基本的な運用能力を確実に習得させるため、頻繁に行う試験のみならず、平時の学生との接触の中から、個々人のかかえる学習上の問題点を明らかにしつつ、丁寧な指導を積み重ねていくよう努めている。3年次以上を対象にした「文献演習」では、ドイツ文学の特定領域に関する知識を得るばかりでなく、ヨーロッパ全体を視野に入れた精神史的な流れを常に意識できるようにテキストを選定し、また講義を進めている。さらに全学共通科目のドイツ語においては、ドイツ語の授業を担当しつつ、一般外国語センター幹事の経験を生かして、ドイツ語全体のカリキュラム編成、教材の検討等、上智大学全体の一般外国語教育の充実のため努力している。
研究活動:18世紀から19世紀にかけてのドイツ・ロマン主義の文学を主な対象として、個別的な作家・作品を扱うだけでなく、知の生成とその制度化のプロセスを跡づけることを課題としている。
(研究テーマ)
ロマン主義の文学・芸術