専門は国際政治と比較政治で、日本とロシアの場合を中心にナショナリズムの諸問題を研究してきました。ナショナル・アイデンティティーと外交政策の関係を、国際秩序の変動と絡めて考察するというのが現在までの主な研究内容ですが、最近では、所謂「グローバル化」が政治的共同体の構成原理としてのナショナリズムをどう変容させているかにも関心領域を広げています。教育面では、学部生、修士課程の学生を対象に、国際政治入門、国際政治理論、日本外交、ポスト共産主義国の比較政治、日本におけるナショナリズム・民主主義と市民権、北東アジアの地域安全保障の各科目を担当しています。
(研究テーマ)
博士論文「自由主義的世界秩序と挑戦国:ロシアと日本におけるナショナリズムと外交政策」の修正・出版
グローバル化とロシアのナショナル・アイデンティティーの変容
自由主義的秩序と日本の対応:1920年代と1990年代