基本情報
- 所属
- 上智大学 総合人間科学部社会学科 教授
- 学位
- 文学士(東京大学)社会学修士(東京大学)
- 研究者番号
- 40222210
- J-GLOBAL ID
- 200901001896179092
- researchmap会員ID
- 5000064321
・1990年から、主として青少年研究会において、質問紙調査とフィールドワークを組み合わせて、青少年の意識と行動についての研究を行ってきた。
・1986年から、継続的に、日本における新宗教教団の研究に取り組んできた。初期には、東京大学の島薗進先生のもと、修養団捧誠会のフィールドワークを1992年頃まで行った。その後は、自分が中心となって、現代新宗教と青年との関わりについての研究や、その一環として、真如苑青年部弁論大会の研究(1995-2006)にも取り組んできた。
・ほかに、現代日本における学術出版についての研究(1999-)やお祭りの変容に関する研究(2005-)にも現在取り組んでいる。
教育活動としては、学部において、社会調査士認定科目である社会調査方法論Ⅱを担当し、学生にフィールドワークを中心とした調査法を教えると同時に、宗教社会学Ⅰ(アイデンティティと宗教の近代史)、宗教社会学Ⅱ(消費社会における宗教活動)、文化社会学(現代日本社会における精神文化)の各講義を担当し、社会学的観点から、社会状況と宗教(ないし、それと隣接する精神文化)とのかかわりについて基本的な情報提供と大まかなメカニズムの理解に努めている。また、学部では、演習Ⅰ・Ⅱ(文化社会学)を担当し、広く現代社会の文化現象をターゲットに、コミュニケーションの観点からより深く読み解く方法を指導している。そして、大学院においては、宗教社会学特講Ⅰ・Ⅱを開講し、講義・輪読・自由発表などを組み合わせて、学部よりも一段踏み込んだ形で、現代社会と宗教現象との関わりについての理解に努めている。
(研究テーマ)
現代日本における祝祭空間の構造変動に関する実証的研究
現代青少年の対面的コミュニケーションに関する文化社会学的研究
学術界と出版業界との制度的関連構造に関する文化社会学的研究
都市青年の意識と行動
現代新宗教における体験談活動の機能分析
研究分野
2経歴
38-
2023年9月 - 現在
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2006年4月 - 現在
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2021年4月 - 2022年9月
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2016年4月 - 2022年9月
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2017年4月 - 2021年3月
学歴
3-
1987年4月 - 1990年5月
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1984年4月 - 1987年3月
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1980年4月 - 1984年3月
委員歴
8-
2015年7月 - 2017年6月
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2013年7月 - 2015年6月
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2011年7月 - 2013年6月
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2009年6月 - 2011年5月
-
2009年6月 - 2011年5月
論文
37-
上智大学社会学論集 (38) 25-42 2014年3月11日現代日本において代表的な祝祭のひとつに成長した全国のよさこい系祭りにおいて、近年実施頻度が増している「総踊り」の実態とその隆盛を支える社会的メカニズムについて考察した。
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青少年問題 60(1) 20-25 2013年1月1日 招待有りよさこい系祭りに参加する若者たちに焦点を当てて、以前と変わらない部分と現代に固有の部分の両面について考察を加えた。
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芳賀学編『学術界と出版業界の制度的関連構造に関する文化社会学的研究』平成13-16年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(1))研究成果報告書 1-17 2005年3月31日
-
高橋勇悦編『都市的ライフスタイルの浸透と青年文化の変容に関する社会学的研究』平成13-15年度科学研究費補助金(基盤研究(A)(1))研究成果報告書 345-361 2004年3月31日
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Japanese Journal of Religious Studies 22(3-4) 235-247 1995年11月30日 招待有り
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都市と世代文化に関する実証的研究 平成4-6年度科学研究費補助金(総合研究A)研究成果報告書 208-225 1995年3月31日
MISC
16書籍等出版物
26共同研究・競争的資金等の研究課題
9-
独立行政法人 日本学術振興会 2013年4月 - 2017年3月
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日本学術振興会 2006年4月 - 2009年3月
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2001年4月 - 2005年3月
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文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(A)(1)) 2001年4月 - 2004年3月
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1995年4月 - 1996年3月
社会貢献活動
2その他
4-
1995年4月 - 2007年3月担当していた社会調査方法論(現社会調査方法論Ⅱ)において、質的調査法に関して、教室で単に講義するだけではなく、その内容を体験的に理解させることを目指して、授業中に学内に出たり、翌週までの実習課題を出したりすることを行った。担当者としては、おおむね、この実習の導入により、学生たちから高い意欲を引き出すことができ、授業の目的達成にプラスの効果が認められたと考えている。
-
1994年4月 - 2006年3月自ら担当していた講義(宗教社会学)の内容について、試験時に「何を書いても成績に影響を与えない」との約束のもとで記名で意見を集約し、翌年度以降の授業計画の作成に利用した。学生からは、進行速度、声の大きさ、説明のわかりやすさ、プリントの利用・形式などについて貴重なアドバイスや示唆が与えられたが、反面、学生間で相矛盾する要望も多かった。
-
1994年4月宗教社会学Ⅰ・Ⅱ、文化社会学、宗教社会学特講Ⅰ・Ⅱといった、学部や大学院の授業において、単に、講義をしたり関連書籍を購読するだけではなく、ビデオ映像を活用し、現象の実態とそれについての社会学的考察に関するより深い理解を目指している。担当者の実感レベルでは、宗教や精神文化に関して、学生たちは実際に見たことも行ったこともない人がほとんどであるので、講義内容の理解に大変役立っていると考えている。