研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 理工学部物質生命理工学科 教授
- 学位
- 学士(東京大学)修士(東京大学)博士(農学)(東京大学)
- 研究者番号
- 90332345
- J-GLOBAL ID
- 200901000526942076
- researchmap会員ID
- 5000099166
微生物 (共生体オルガネラ) の分化・形態形成に惹かれ研究をしてきた。
1994–1997年 糸状菌の形態形成におけるキチン合成酵素の役割に関する分子遺伝学的研究
1997–2000年 葉緑体RNAポリメラーゼσ因子に関する研究
2000–2010年 葉緑体分裂制御に関する研究
2010– (現在) 植物オルガネラの形態ダイナミクス
(研究テーマ) 色素体の細胞生物学、緑藻類の細胞形態学
研究キーワード
4受賞
1論文
73-
Bio-protocol 15(11) e5333 2025年6月 査読有り招待有り筆頭著者責任著者
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Cytologia 90(2) 77-78 2025年6月 査読有り招待有り筆頭著者責任著者
書籍等出版物
4-
Research Signpost 2008年12月 (ISBN: 9788130802664)
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秀潤社 2006年4月 (ISBN: 4879622990)色素体核様体とFtsZリング
講演・口頭発表等
54-
International Conference on Arabidopsis Research 2010年6月
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日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2008年 日本植物生理学会維管束植物の非光合成組織には、分裂組織の原色素体の他に、デンプンを蓄積したアミロプラスト、無色色素体である白色体などが存在し、それらは葉の葉緑体とは異なる形態制御を受ける。これら非緑色色素体の組織依存的な形態的特徴と動態を明らかにするため、我々は色素体分裂因子AtFtsZ1-1またはRubisco小サブユニットの色素体移行配列をN末端に融合した蛍光タンパク質を発現する形質転換シロイヌナズナを作出した。この融合タンパク質は、葉のみならず非光合成器官でも安定に発現し、広範な組織の色素体標識に有効であった。蛍光顕微鏡を用いた生体観察の結果、発達中の珠皮において白色体が著しくフィラメント化し、ストロミュールが活発に形成されることを見出した。それらの白色体は、種子形成過程でデンプンを蓄積してアミロプラストに分化するが、デンプン粒が成長するに従ってストロミュールの頻度は低下した。さらに経時観察により、分化途中の白色体はアメーバ様の不規則な形のオルガネラであり、その包膜は極めて動的な構造であることが示された。
共同研究・競争的資金等の研究課題
17-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2019年4月 - 2023年3月
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上智大学 学術研究特別推進費 自由課題研究 2018年4月 - 2021年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2014年4月 - 2017年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2013年4月 - 2017年3月
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上智大学 理工学部応募制研究費 2015年6月 - 2016年3月