研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 国際教養学部 国際教養学科 教授
- 学位
- 学士(ボードイン大学)修士(プリンストン大学)博士(2003年 プリンストン大学)
- 連絡先
- s-kono
sophia.ac.jp - 研究者番号
- 60439338
- J-GLOBAL ID
- 200901076082697378
- researchmap会員ID
- 5000105676
比較文学・西洋文学の講座を担当。研究では日本文学の翻訳と流通、世界文学としての日本文学、日本近代文学における複言語主義などについて比較文学的に研究している。
研究キーワード
3研究分野
1主要な経歴
10学歴
2-
1995年9月 - 2003年11月
-
1991年9月 - 1995年5月
委員歴
4-
2022年4月 - 現在
-
2021年4月 - 現在
-
2018年8月 - 2020年7月
-
2009年4月 - 2011年3月
主要な論文
16-
日本近代文学 (102) 71-86 2020年5月15日 査読有り本稿では、水村美苗「私小説 from left to right」を、作者も読者も複数の言語を使用できることを前提とする複言語主義から検討する。具体的には、英語で文章を書くのにも不自由のないはずの主人公の美苗がなぜ小説を書く言語として日本語で書く決意をしたのか、という問題について、美苗が書きえたが書かなかった英語の書物から考察する。美苗個人の過去の教育という次元だけでなく、アカデミアにおける「西洋」の没落と多文化主義の台頭などの歴史的背景、アメリカの日本研究、小説の時間性、「私小説」ジャンルの自己言及などを考察することを通し、この「言語を選び取る」という問題が、言語表現の根幹に関わる問題系であることを示す。
-
Journal of Japanese Studies 32(2) 311-340 2006年7月1日
MISC
32-
The Values in Numbers: Reading Japanese Literature in a Global Information Age by Hoyt Long (review)Monumenta Nipponica 80(1) 163-167 2025年 招待有り筆頭著者
-
Journal of Waseda International House of Literature 2 59-62 2024年3月14日 招待有り筆頭著者
書籍等出版物
20-
勉誠出版 2018年1月12日 (ISBN: 9784585226826)「翻訳」「流通」をキーワードに日本文学の海外受容史を読み直し、その解釈の新たな可能性を提示する。近年の比較文学・日本文学研究の動向も踏まえつつ、19世紀後半~20世紀前半の具体的な受容を通して、日本文学の世界での展開と、世界的な枠組みからの読み直しを目指す。
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勉誠出版 2018年1月12日 (ISBN: 9784585226826)「翻訳」「流通」をキーワードに日本文学の海外受容史を読み直し、その解釈の新たな可能性を提示する。近年の比較文学・日本文学研究の動向も踏まえつつ、19世紀後半~20世紀前半の具体的な受容を通して、日本文学の世界での展開と、世界的な枠組みからの読み直しを目指す。
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勉誠出版 2016年3月25日 (ISBN: 9784585226611)文学史の間隙を埋める 室町―長らく「文化不毛」と評されてきたこの時代は、研究の飛躍的な進展により、豊饒な広がりをもつことが明らかになってきた。 女・語り・占いというキーワードから、皮膜に覆われていた室町の庶民文化像を炙り出す。 性愛―「性」をめぐる問題は、長らく文学史から忌避されてきた。人間存在の根源的なテーマであるにもかかわらず・・・。 社会・思想・文化が交差する結節点として「性」の問題を捉えかえし、江戸期のジェンダーの多様性、春画・春本の歴史的・文化的位置を提示する。 時間―「時(とき)」という概念がいかにして文学のなかに描かれるようになったのか。 人の紡ぐ物語には常に時が伴われる。このテーマのみでも文学史を描くべき題材であろう。 コトバと時間にまつわる様々な諸相から、人が「時」をどのように操ってきたのか、その歴史の断片をかいま見る。
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講談社現代新書 2014年3月20日 (ISBN: 9784062882552)日本文化が世界で人気があると聞くとうれしい。コンテンツ輸出も重要だ。ただ、日本文化の発信にあたって、いま求められているのは、「日本発の文化を、日本以外の世界の読者の視点から見てみる」ことではないだろうか? アメリカで森鴎外を学び、大学で教えた経験も持つ著者が、文学と批評を例にして、比較文学と地域研究というふたつのアプローチを通して考える。
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Harrassowitz Verlag 2014年 (ISBN: 9783447101974)
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日本経済新聞社 2006年8月23日 (ISBN: 9784532170714)南太平洋の新しい文学運動の開拓者ウェントの代表的短編を含む傑作9点を紹介。著者初の邦訳となる本書は、ポストコロニアル文学の動向を知るうえで欠かせない貴重な作品。日経アジア賞受賞作家の初の邦訳。
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日本経済新聞社 2002年9月 (ISBN: 9784532164256)複雑系の科学は、生態系はもちろん、技術・経済・社会・宇宙のすべてを解き明かす段階に到達した──複雑系研究の最先端に立つカウフマン教授が、アインシュタインすらなし得なかった統一理論に挑んだ画期的大作!
主要な講演・口頭発表等
55-
EAJS2023, the 17th International Conference of the European Association for Japanese Studies 2023年8月20日
所属学協会
5共同研究・競争的資金等の研究課題
2-
日本学術振興会 科学研究費 2020年4月 - 2023年3月
-
日本学術振興会 科学研究費 2011年 - 2014年