研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 大学院 文学研究科 国文学専攻 博士後期課程
- 学位
- 修士(文学)(2020年3月 上智大学)学士(音楽)(2014年3月 東京藝術大学)
- 連絡先
- ayumu_sunada
eagle.sophia.ac.jp - J-GLOBAL ID
- 202501013912218160
- researchmap会員ID
- R000080795
経歴
2-
2024年9月 - 2025年3月
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2015年10月 - 2018年3月
学歴
3-
2020年4月 - 現在
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2018年4月 - 2020年3月
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2010年4月 - 2014年3月
受賞
2論文
5-
国語国文 94(4) 1-19 2025年4月 査読有り芭蕉「幻住庵記」は、元禄三年(一六九〇)の四月から七月にかけて滞在した、幻住庵についての記である。本論文は、芭蕉が何によって「幻住庵記」を構成したのかを検証したものである。「幻住庵記」の構成についての通説には、①芭蕉が『古文真宝』の注釈書の記述などによって、叙事四段ののち議論一段で結ぶ五段構成を中国の記の典型ととらえ、それにそって「幻住庵記」を構成したという説と、②先述の記の典型を同時に『方丈記』や「(西山)山家記」といった日本の記にも見出していたという説があった。 第1章「中国の記の典型」では、①の通説が疑わしいことを論じた。通説の根拠として示される『文体明弁』や『古文真宝後集諺解大成』の記述からは、叙事四段ののち議論一段で結ぶ五段構成はただちに導き出せないし、『古文真宝』の記の諸作にも、そのような構成は広く見出しがたいことを述べた。 第2章「日本の記の構成」では、②の通説が疑わしいことを論じた。『方丈記』や「(西山)山家記」には、先述の構成を見出しがたいことを述べた。 第3章「酔翁亭記の構成」では、中国の記の典型や、その典型をもつ日本の記を意識していたのではなく、欧陽脩「酔翁亭記」という具体的な作品を参照し、その構成を模倣したのだという新説を提示した。当時最も流布していた『古文真宝』の注釈書である『魁本大字諸儒箋解古文真宝』の記述にそって、「酔翁亭記」の段落分けを行い、適宜「幻住庵記」の初期草案と対照した。その結果、両者の全体の構成に明確な対応が認められた。 おわりに、芭蕉が「酔翁亭記」の構成を模倣したことの意義を検討した。そこからうかがえるのは主題の効果的な表現につながる緊密な文章構成への意識であり、それは芭蕉の俳文論にも認められるものであることを述べた。
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連歌俳諧研究 / 俳文学会 編 (145) 28-38 2023年9月 査読有り許六という号については、旧説として、芭蕉もしくは井伊家から与えられたものだという説や、六芸に通じることが由来だという説があった。しかし、いずれも根拠は示されていなかった。これらの説を検証したところ、いずれも誤りであるか、疑わしい点が多いことがわかった。そこで、新説として宝蔵院流槍術の伝書である『六韜』の伝授を許されたことが由来で、自ら付けたものだという説を示した。この伝書は、天和二年(1682)に許六が父から与えられたものである。この説の傍証として、許六にとっての宝蔵院流槍術の重要性をあげた。
MISC
2書籍等出版物
2講演・口頭発表等
8担当経験のある科目(授業)
1-
2024年9月 - 2025年3月日本語リテラシーⅡ (湘北短期大学)