総合人間科学部 看護学科

島途 漠

シマト ヒロシ  (Hiroshi Shimato)

基本情報

所属
上智大学 総合人間科学部 看護学科 助手
学位
学士(看護学)(宮城大学)
修士(心理学)(東京国際大学)

研究者番号
80783274
J-GLOBAL ID
201701006686606588
researchmap会員ID
B000275399

論文

 3
  • 島途 漠, 石岡 桂子, 伊藤 ひろ子
    青森中央学院大学研究紀要 29 57-62 2018年3月  査読有り筆頭著者
    精神看護学実習における学生の内的体験を明らかにすることを目的に、精神看護学実習を終了した看護大学生55名のプロセスレコードを分析した。修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによる分析の結果、『不安』『消極性』『わからなさ』『安心』『存在』『意識的行為』の6つの概念が抽出され、それぞれ以下の2つのカテゴリーに分類できた。1.【患者への先入観・決めつけ】(『不安』『消極性』『わからなさ』)。2.【学生の自己理解】(『安心』『存在』『意識的行為』)。
  • 島途 漠, 重盛 和子, 福永 典子
    日本重症心身障害学会誌 42(3) 411-416 2017年12月  査読有り筆頭著者
    重症心身障害児(者)(以下、重症児(者))の支援に携わる職員に対して、重症児(者)との関わりの場面で抱いた嬉しさなどの肯定的な感情について、半構造化面接により調査を行った。結果、「重症児(者)の好ましい表情や反応に対して抱く肯定的な感情」、「直接的な支援の感覚、処置による体調の改善によって抱く肯定的な感情」、「重症児(者)の家族との関係で抱く肯定的な感情」、「職員が自分自身に対して思うこと」に大別された。これらの内容を精査したところ、重症児(者)の何かしらの好ましい反応をきっかけとして、職員は重症児(者)に対し肯定的な感情や視点を持ち、職員自身の重症児(者)支援への動機づけも強まることが示唆された。本論文ではこのような場面こそが、重症児(者)への支援の一助につながると考え、「重症心身障害児(者)施設において利用者の日常生活をより肯定的に捉えるための評価シート」を試案した。(著者抄録)
  • 島途 漠
    臨床心理学研究 (12) 145-171 2014年3月  査読有り
    本研究の目的は、障害児を抱える母親の内的体験の構造の理解である。そのために、障害児の妊娠から出産という母親にとってより早期の期間に着目し、母親自身によって書かれた手記文献をグラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析を試みた。結果、それぞれの手記データに対してカテゴリー関連図を得た。それらの比較検討の結果、妊娠中は期待感などのポジティブな感情と、不安などネガティブな感情の混在がみられるが、それらが交互に現れ、繰り返すことが母自身の適応の過程であることが示唆された。また関連図においては、今後の養育への決意といったポジティブな内容で締めくくられることも特徴的であった。それは、障害児の妊娠、出産というネガティブな体験を肯定的にとらえなおした結果であるといえる。その際に重要なのが言語化という作業であるが、そのことについても本研究で考察することができた。(著者抄録)

MISC

 3

書籍等出版物

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  • 石川, ふみよ, 高谷, 真由美 (担当:分担執筆, 範囲:1106-1129)
    学研メディカル秀潤社,学研プラス (発売) 2020年11月 (ISBN: 9784780913668)