研究者氏名 谷 洋之
タニ ヒロユキ 所属 上智大学 部署 外国語学部イスパニア語学科 職名 教授 学位 文学士(上智大学), 国際学修士(上智大学) 科研費研究者番号 40278213 J-Global ID 200901061477976015
プロフィール メキシコの経済史・経済政策史を中心にラテンアメリカ経済を専攻している。現在、主に取り組んでいるのは、北米自由貿易協定(NAFTA、現USMCA)の下におけるメキシコ農業部門の新展開に関する研究、およびラテンアメリカから発信される経済発展/開発思想に係わる研究である。 教育に関しては、専門教育と基礎教育に分けて記述する。専門教育に関しては、大学院・学部とも学生が持つ興味関心を最大限に尊重しながら、内容・形式ともに整った論文に仕上げさせることを主眼に指導を行なっている。基礎教育に関しては、ラテンアメリカ経済論とイスパニア語を担当している。前者については、学生の論理的思考力の涵養を重視しつつ講義を行なっている。また後者については、授業内での発音を重視するとともに、論理的な意味把握の方法を意識しつつ教授している。 (研究テーマ) メキシコにおける農業部門の二重構造と経済発展 ラウル・プレビッシュの経済発展思想 北米自由貿易協定(NAFTA)下におけるメキシコ農業部門の新展開 メキシコ革命体制下における国民経済建設構想の再構成
研究キーワード
貿易
,経済政策
,経済史
,ラテンアメリカ
,メキシコ革命
,メキシコ
,非伝統的輸出産品
,農地改革
,南北問題
,経済政策
,経済発展
研究分野
人文・社会 / 経済史 /
人文・社会 / 経済政策 /
人文・社会 / 経済学説、経済思想 /
人文・社会 / 地域研究 /
経歴
2003年10月
-
2004年3月
東京大学教養学部 非常勤講師
2000年4月
-
2000年9月
慶應義塾大学 非常勤講師
論文
谷 洋之   
『メキシコ革命の100年-歴史的総括と現代的意義』 63-78 2010年3月
谷洋之   
トランスナショナル・ネットワークの生成と変容 : 生産・流通・消費 28-63 2008年9月
谷洋之   
ラテンアメリカ・レポート 24(2) 10-19 2007年11月
TANI HIROYUKI   
Retinking Locales in Globalization: China's Shanxi Province in Comparative Perspective (Proceedings of AGLOS International Symposium August 30-September 2, 2006), Tokyo: AGLOS Program Office, Sophia University 2007年3月
TANI HIROYUKI   
México y la Cuenca del Pacífico 8(26) 79-91 2005年11月
MISC
谷 洋之   
ラテン・アメリカ論集 56 1-15 2022年12月 [招待有り]
谷 洋之   
アジ研ワールド・トレンド (264) 14-15 2017年9月 [招待有り]
メキシコの輸出向け高品質野菜生産企業の一事例としてグアナフアト州に所在するエル・フエルテ社を取り上げ、企業的農業の動向と課題を紹介している。
谷 洋之   
日本ラテンアメリカ学会会報 (123) 59-59 2017年7月 [招待有り]
谷 洋之   
ラテン・アメリカ論集 (44) 127-132 2010年11月 [招待有り]
書籍等出版物
清水, 達也( 農業経済), 谷, 洋之, 村瀬, 幸代, 北野, 浩一, 林, 瑞穂, アジア経済研究所(担当:共著, 範囲:第1章 メキシコにおける小規模穀物生産者の再編過程:生産コーディネート企業の事例(pp.23-51))
日本貿易振興機構アジア経済研究所 2021年3月 (ISBN:9784258046454)
ラテンアメリカ文化事典編集委員会(担当:分担執筆, 範囲:「経済思想」(pp.582-583); 「輸入代替工業化」(pp.586-587))
丸善出版 2021年1月 (ISBN:9784621305850)
谷 洋之(担当:共著, 範囲:203-228頁)
上智大学出版 2019年12月25日
谷 洋之(担当:共著, 範囲:pp. 13-34)
アジア経済研究所 2019年3月31日
谷 洋之(担当:共著, 範囲:pp. 157-192)
アジア経済研究所 2019年3月22日 (ISBN:9784258046409)
講演・口頭発表等
谷 洋之   
ラテン・アメリカ政経学会第59回全国大会企画セッション「現代ラテンアメリカ経済論の教材作成」 2022年11月13日
谷 洋之   
ジェトロ アジア経済研究所2022年度夏期公開講座「開発途上国における諸問題:ラテンアメリカを経済学の視点からみる」 2022年8月8日 [招待有り]
谷 洋之   
上智大学イベロアメリカ研究所公開講座「ラテンアメリカ・レクチャーシリーズ」第10回「身近な『たべもの』から見るラテンアメリカ」 2022年6月6日 [招待有り]
谷 洋之   
パネル「現代ラテンアメリカ経済論の教材作成」ラテン・アメリカ政経学会第58回全国大会 2021年11月14日
谷 洋之   
パラグアイ国立アスンシオン大学哲学部国際セミナー「日本を知る」 2021年11月3日 [招待有り]
所属学協会
Latin American Studies Association
共同研究・競争的資金等の研究課題
接近する東アジアとラテンアメリカ-新たな太平洋世界の形成- 日本学術振興会: 科学研究費助成事業岸川 毅 清水 達也 浦部 浩之 谷 洋之 Neves MauroJr 舛方 周一郎 子安 昭子 松田 康博 園田 節子 村上 勇介 長村 裕佳子 
研究期間: 2023年4月 - 2027年3月
アジアとラテンアメリカ―地域間関係の新展開― 日本学術振興会: 科学研究費助成事業岸川 毅 飯島 真里子 谷 洋之 Neves MauroJr 子安 昭子 松田 康博 園田 節子 
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月
その他
「ラ米経済概論」および「ラ米経済特論」の受講生には、授業に参加した証として「リアクション・ペーパー」の提出を求めている。これは、受講生が漠然ともっている疑問、あるいは授業内で理解できなかった事項の汲み上げを目的として用いている。こうした疑問・質問には次の回の授業冒頭で可能な限り回答し、授業内容への導入として活用している。