プロフィール
2007年度 文部科学省 海外先進研究実践支援プログラム International School of Analytical Psychology Zürichにて在外研究
現在の研究テーマは、小児医療の現場における臨床心理学の知の活用と発展である。 また、より優れた臨床心理学の研究者と臨床家を育てるための教育のあり方について、試行錯誤している。
(研究テーマ) 子供がその生の中に死をどう位置づけるか 母親の心の中の傷ついた子供イメージ Squiggle gameの治療的機序に関する研究 日本における移民のエスニシティ保持と変化に関する社会心理学的研究 小児医療の中での心理的サポート
(共同・受託研究希望テーマ) リエゾン心理学
研究キーワード
投影性同一視
,エスニックアイデンティティ
,死
,文化変容
,小児医療心理学
,スクィグルゲーム
,文化接触
,家族サポート
,子ども
,なぐり描き
,傷ついた子供イメージ
その他
学部でロールシャッハテストを充分に履修できないまま入学した臨床心理学コースの大学院生、あるいは、大学院で学習するものとは異なった体系のロールシャッハのスコアリング/コーディング・システムを学んできた大学院生に対して、数回〜8回程度の補講を行った
大学院の臨床心理学コース修了生の有志を対象に、月1回程度、ケースカンファレンスを開催している(守秘義務の問題があるので、年度はじめに登録をした修了生のみによるクローズド・グループ)
ゼミ学生・大学院の指導学生には、メーリング・リストを用いて、随時情報提供を行っている。
「深層心理学」Ⅰ・Ⅱ、「心理臨床学」Ⅰ・Ⅱでは、ハンドアウトを使用している。内容は、毎年加筆・補充されている。これは単なる資料ではなく、講義用に作成した独自の資料に他ならない。
レポート・論文を書くための文献・資料をどうやって集めるか、年によっては、図書館に協力を願い、講習会も活用しながら指導を行っている。集めた論文をどのように議論し、どのように疑問点を導き出していくのか、そこから、自分の疑問点を見失わずにオリジナリティのある研究を行うためにはどのような工夫が可能か、どのような構成がわかりやすいか、討論を重ねている。原則として、レポートにはコメントをつけて返却している。