高本 雅哉   金山 敦宏   梅本 紗央里   小野 岳史   加來 浩器   山口 陽子   宮平 靖   赤尾 信明   大西 健児   中村 ふくみ   内山   小林 米幸   佐山 理絵   高山 英次   竹内 勤   三浦 左千夫   千種 雄一   量 倫子   
Clinical Parasitology 21(1) 93-96 2011年2月
現在、国内には200万人を越す在留外国人がおり、多くはトキソプラズマなどの寄生虫症流行地域から来日している。今回、実態を明らかにするため在留外国人を対象にトキソプラズマ抗体陽性者について検討した。方法は厚生労働科学研究において健診受診者より採血し、血清を分離した。検査数は2008年度は201名、2009年度は138名であった。その結果、トキソプラズマ抗体陽性者は339名中99名で、国籍別では南米出身者において感染率が高かった。また、年齢別では60歳以上で高い傾向を示したが、トキソプラズマI...