プロフィール
東京大学大学院数理科学に在学中から、上智大学理工学部数学科に赴任以降も、数理物理に関する偏微分方程式の初期値問題について興味を持ち、研究を続けてきた。特に、物性物理に登場する非線形Schroedinger方程式を中心に研究してきたが、最近ではそれと関連して、非線形可積分系にも興味を持っている。2010-2011年度に、大学院生名(笠島めぐみ)を実質的に指導し、関数空間における力学系についての基礎的論文を学ばせ、修士論文 "Global Properties of the Time Delay Differential Equation Model in Epidemiology"を書かせた。
2013年度の卒業研究で4年生2名を指導し、連続力学系について基礎的なテキスト、論文を読ませ、卒業論文指導を行った。
2014年度の卒業研究で4年生3名を指導し、離散力学系について基礎的なテキスト、論文を読ませ、卒業論文指導を行った。
2011年度の35回横須賀市市民大学の8回講座「数学パズルとその数理」のうち6回の講師を担当。
2012年度の36回横須賀市市民大学の8回講座「数とはなにか、数の構成と性質」の5回の講師を担当。
2012年度の市民大学きたもと学苑オープン講座において、「なぜ分数の足し算は掛け算よりも難しいのか」と題する講演を行った。
2013年度の37回横須賀市市民大学の8回講座「自然数の性質と日常への応用」のうち6回の講師を担当し、初等整数論に関する講演を行った。
2014年度の38回横須賀市市民大学の8回講座「自然科学と社会科学の中の数学」の5回の講師を担当し、天文学と数学に関する講演を行った。(研究テーマ)
非線形Schrödinger方程式などの、数理物理に関する微分方程式の研究
その他
受講生8名の少人数クラスでのゼミ形式の授業である。大学に入ったばかりの新入生が対象であり、大学の数学に慣れていないので、まずレポートや試験答案で相手に理解できる文章を書けるようにするための、論証文の書き方の改善を図った。具体的には、毎回簡単な論証問題をその場で解かせ、答案用紙に書かせて回収して添削、返却した。そして次回に同じ問題を、添削を参考にしてもう一度解かせた。
The Cauchy problem for Hartree type SchrÖdinger equations in Hs
1991-1992
Large time behavior of solutions for Hartree equation with long range interaction Tokyo Journal of Mathematics vol18-1 p167-177
1995
On elliptic-hyperbolic Davey-Stewartson system.
1994
The Cauchy problem for Hartree type SchrÖdinger equations in Hs
1991-1992