研究者氏名 岡田 邦宏
所属 上智大学 部署 理工学部物質生命理工学科 職名 学位 修士(理学)(電気通信大学), 博士(理学)(電気通信大学) 科研費研究者番号 90311993 J-Global ID 200901030387734206
プロフィール 1.星間分子雲における極低温イオン-極性分子反応の研究(2010年~) 2.原子・分子イオンの精密分光による基礎物理定数の時間変動検知実験(2016年~) 3.太陽風起源X線遷移研究のための多価イオントラップ野開発と多価イオン冷却の分子動力学シミュレーション(2012年~) 4.クーロン結晶とシュタルク分子速度選別器を用いた極低温イオン-極性分子衝突反応の研究(2009年~) 5.高周波多重極線形イオントラップにおけるクーロン結晶の生成と観測(2007年~) 6.冷却8重極線形イオントラップを用いた星間空間イオン-分子反応の研究(2005年~2006年) 7.レーザー励起Ca+*とO2およびH2Oとの低エネルギーイオン-分子反応研究(2001年~2004年) 8.高周波イオンガイド法による高速不安定核Beイオンのトラップと超微細構造分光(2000年~) 9.液体ヘリウム冷却線形イオントラップと紫色半導体レーザー装置の開発(1998年~2000年)(研究テーマ) クーロン結晶とシュタルク分子速度選別器を用いた極低温イオン-極性分子衝突反応の研究 イオントラップを用いた低エネルギーイオン-分子反応の研究 高周波多重極線形イオントラップによるクーロン結晶の研究 冷却イオントラップによる分子イオンの振動回転基底状態の生成と検出 太陽風起源の禁制X遷移の実験室における観測 精密分光のための液体ヘリウム冷却線形イオントラップの開発 高周波イオンガイドを用いた不安定核イオンの精密超微細構造分光
研究キーワード
共鳴多光子イオン化
,シュタルク分子速度フィルター
,高周波多重極線形イオントラップ
,多価イオン
,CaH+
,精密分光
,超微細構造
,高周波イオンガイド
,イオン-分子反応
,イオントラップ
,共同冷却
,H_2O, Ca^+
,クーロン結晶
研究分野
自然科学一般 / 宇宙惑星科学 /
自然科学一般 / 半導体、光物性、原子物理 /
経歴
2012年7月
-
2012年9月
国立大学法人東京工業大学 講義等委託教員
2011年4月
-
2012年3月
独立行政法人理化学研究所 客員研究員
2010年1月
-
2010年3月
首都大学東京 講師
2008年9月
-
2009年3月
立教大学 兼任講師
2002年9月
-
2003年3月
埼玉大学工学部 非常勤講師
論文
岡田邦宏   
日本物理学会誌 71(10) 695-700 2016年10月 [査読有り][招待有り]
A. Takamine   M. Wada   K. Okada   Y. Ito   P. Schury   F. Arai   I. Katayama   K. Imamura   Y. Ichikawa   H. Ueno   H. Wollnik   H. A. Schuessler   
NUCLEAR INSTRUMENTS & METHODS IN PHYSICS RESEARCH SECTION B-BEAM INTERACTIONS WITH MATERIALS AND ATOMS 376 307-310 2016年6月 [査読有り]
We describe the present status of future high-precision measurements of nuclear g-factors utilizing laser microwave double and laser-microwave-rf triple resonance methods for online-trapped, laser-cooled radioactive beryllium isotope ions. These m...
岡田 邦宏   梶田 雅稔   
日本物理学会講演概要集 71 757-757 2016年
高田 裕介   岡田 邦宏   
日本物理学会講演概要集 71 466-466 2016年
<p>我々は,星間化学データベースへの貢献を目的として,星間分子雲における気相イオン-極性分子反応の反応速度定数の系統的測定を行っている。しかし,従来のシュタルク分子速度フィルターでは分子の並進温度の可変範囲は狭く(3~10K程度),温度依存性の測定には不十分であった。そこで我々は新たに低速分子線の並進・回転温度を自由に変更するための温度可変シュタルク分子速度フィルターを提案し,現在実機を製作している。講演では,開発した装置の性能評価のために,飛行時間法による低速極性分子の速度分布の測定結...
木村 直樹   岡田 邦宏   和田 道治   中村 信行   大前 宣昭   香取 秀俊   
日本物理学会講演概要集 71 557-557 2016年
<p>我々のグループでは、微細構造定数αの時間依存性検証を目的とした『多価イオン精密分光』の研究を計画している。計画の実現に向け、現在ペニングトラップと線形ポールトラップを4Kチャンバー内で組み合わせた"冷却コンバインドイオントラップ"の設計・製作を行っている。講演では、製作したイオントラップの概要と、それを用いて行う『Be+イオンのレーザー冷却』『多価イオン生成』の進捗に関して説明する予定である。</p>
MISC
沼館 直樹   岡田 邦宏   中村 信行   田沼 肇   
日本物理学会講演概要集 69(1) 210-210 2014年3月
岡田 邦宏   中里 直矢   和田 道治   Schuessler H. A.   
日本物理学会講演概要集 69(1) 218-218 2014年3月
沼館 直樹   岡田 邦宏   中村 信行   田沼 肇   
日本物理学会講演概要集 68(2) 165-165 2013年8月
市川 雅成   和田 道治   Shuessler H.A.   岡田 邦宏   
日本物理学会講演概要集 68(2) 166-166 2013年8月
園田 哲   和田 道治   飯村 秀紀   上野 秀樹   富田 英生   足立 貴義   高塚 卓旦   Wendt K.   久保 敏幸   若杉 昌憲   日下 健祐   眞家 武士   山澤 秀行   藤縄 雅   片山 一郎   新井 郁也   Schury P.   篠塚 勉   涌井 崇志   松尾 由賀利   古川 武   宮武 宇也   石山 博恒   今井 伸明   平山 賀一   渡辺 裕   鄭 淳讃   岡田 邦宏   伊藤 由太   中尾 愛子   
日本物理学会講演概要集 68(2) 58-58 2013年8月
書籍等出版物
岡田 邦宏(担当:その他, 範囲:p385-386)
朝倉書店 2016年7月25日 (ISBN:9784254161281)
2012年4月19日
物質生命理工学科専門科目「量子エレクトロニクス」講義ノート
2012年4月18日
理工学部共通Ⅱ群科目「原子分子科学」講義ノート
岡田 邦宏(担当:分担執筆, 範囲:34-49)
Oxford : Alpha Science 2006年6月 (ISBN:9781842651612)
講演・口頭発表等
岡田邦宏   崎本一博   Hans A. Schuessler   
日本物理学会 2022年秋季大会 2022年9月15日
木村直樹   岡田邦宏   崎本一博   
日本物理学会 2022年秋季大会 2022年9月15日
岡田 邦宏   
原子衝突学会第47回年会 2022年9月8日 [招待有り]
岡田邦宏   
冷却分子・精密分光シンポジウム 2022年8月26日 久間 晋,宮本 祐樹 [招待有り]
近年、冷却分子の物理と化学が新しいステージを迎えており、極低温冷却原子の登場が与えたインパクトに匹敵する分子科学研究の新展開が期待されています。分子および分子イオンの冷却法、高精度光周波数コム分光、超高分解能分光、量子化学計算などの多岐にわたる研究手法がそのベースとなっています。個々の分野で新しい成果が生まれつつある今、重要なのは異分野の研究者間の交流と統合的な議論です。本シンポジウムでは多彩な分野から講演者をお呼びし、冷却分子と精密分光研究の方向性を模索します。
岡田 邦宏   
Pacifichem 2021 2021年12月17日 [招待有り]
その他
理工学部物理学科3年生を対象とした学生実験に新たに課題「イオントラップ」を企画し、実施している。本課題では、物理実験を行う上で重要な"装置の製作・組立"、"計測装置の設置・配線"、"測定"及び"データ解析"といった一連の作法を経験できるように内容を工夫した。また、コンピュータシミュレーションを取り入れることによって、計算機を使った模擬実験を体験させることができ,また,実験内容の理解を深めることが出来るように配
理工学部物理学科2年生を対象とした「基礎物理演習II」及び「基礎物理演習IV」における授業では、事前に配布した演習問題を小テスト形式で解答させることによって、学生に緊張感を持たせた状態で演習問題に取り組めるように工夫した。またホームページに過去の演習問題の履歴と詳細な解答を公開することにより、授業後でも学生が復習できるように工夫した。