西田 幸典   佐藤 啓造   藤城 雅也   根本 紀子   足立 博   岩田 浩子   米山 裕子   李 暁鵬   松山 高明   栗原 竜也   藤宮 龍祥   浅見 昇吾   
昭和学士会雑誌 78(2) 168-182 2018年4月 [査読有り]
今日の在宅看取りは、地域の診療所医師が大部分を担っているが、2040年をピークとする多死社会の看取り体制として、それが適切に機能するかの問題がある。そこで、本研究は、診療所医師の在宅看取りにおける負担軽減策として、看護師による死亡診断および死亡診断書の作成について、多死社会を担う若年層の認識を踏まえて、その是非を法医学的観点から考察するものである。研究方法は、質問紙調査(対象:医学生242名、一般学生402名)と看取り制度に関する文献調査である。質問紙調査の結果は、看護師による死亡診断につ...