Katsuya Yokomoto   
立教大学ランゲージセンター紀要 (28) 3-13 2012年10月
本研究では、やりとりの社会言語学を分析手法として用い、外国語としての英語学習者のグループディスカッションにおけるやりとりを分析した。レベルの高いクラスと低いクラスからそれぞれ1グループずつ、計2グループが参加した。その結果、レベルの高い学習者は、相手が何を知っているのかを有効的に予測でき、適切な語彙を選択できたのに対し、低いレベルの学習者は語彙知識および話し相手が知っていることを予測する能力が欠如しているため、適切な語彙選択ができなかったと考えられる。また、話し手が意図する内容を理解する際...