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| 研究者氏名 | 松本 朗 |
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| マツモト ホガラ |
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所属 | 上智大学 |
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部署 | 文学部英文学科 |
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職名 | 教授 |
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学位 | B.A.(University of Washington), 学士(英文学)(ワシントン州立ワシントン大学), 修士(文学)(東京都立大学), 博士(文学)(東京都立大学) |
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科研費研究者番号 | 00365678 |
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J-Global ID | 200901070563427910 |
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プロフィール1999年ー2002年 Virginia Woolfの小説を中心とするモダニズム文学における人種とジェンダーの問題に関する研究 2003年ー2008年 戦間期イギリス文学を後期モダニズムと帝国の文化の文脈に位置づけ、再解釈する研究 2008年ー 1980年代以降のイギリスのヘリテージ映画およびポスト・ヘリテージ映画に関する研究 2014年ー 戦間期イギリスにおけるハイブラウの文学とミドルブラウの文学の相克に関する研究 2021年ー モダニズムと難民に関する研究 主に20世紀のイギリス小説を研究している。第一次大戦後に、蓄音機、ジャズ、映画など、新興国「アメリカ」の資本主義的な力を象徴するような消費文化が隆盛になることによって、戦間期のイギリス文学がどのように変容したのか、その変容を引き起こしたモダニティの条件とは何なのか、を探ることに関心を抱いている。 大学院では、以上の問題意識をもとに、最近の「モダニズム研究」や文化史の動向をふまえたうえで、テクストを精読するだけでなく、テクストに新しい光をあてる方法をメタ的に考察する授業をおこなっている。 学部生用のReadingのクラスでは、本学には卒業後に英語教育に携わる者が多いことを考慮して、精読と多読を織り交ぜるかたちで高度な英文読解能力を養うだけでなく、メタ的に「英語読解能力の向上のためにはどのような学習法が効果的か」を考えさせる授業をおこなっている。 学部生用の演習では、卒業論文の執筆を視野にいれながら、リサーチの方法、論理的思考方法、論文の作成方法を実践的に指導している。
論文 松本朗    河内恵子編著『書くことはレジスタンスーー第二次世界大戦とイギリス女性作家たち』(音羽書房鶴見書店) 153-185 2023年2月 [招待有り]
松本 朗    富士川義之編『自然・風土・環境の英米文学』(金星堂) 221-243 2022年12月
Hogara Matsumoto    The Edinburgh Companion to Virginia Woolf and Contemporary Global Literature 282-296 2021年4月 [査読有り]
松本 朗    土岐恒二、吉田朋正編『照応と総合ーー土岐恒二個人著作集 + シンポジウム』 932-947 2020年8月 [招待有り]
松本 朗    『カナダ文学研究』 27 21-40 2019年12月 [査読有り]
MISC 松本朗    213-214 2023年5月 [招待有り]
松本 朗    213-214 2022年5月 [招待有り]
松本 朗    『アメリカ文学研究』 (58) 67-72 2022年3月 [査読有り][招待有り]
松本 朗    215-216 2021年5月 [招待有り]
松本朗    2020年5月 [招待有り]
書籍等出版物 松本 朗(担当:分担執筆, 範囲:pp. 329-361) 光文社 2011年11月20日 (ISBN:9784334752415) 『高慢と偏見』「解説」及び「オースティン年譜」 |
松本 朗(担当:共著, 範囲:155-179) 慶応義塾大学出版会 2011年10月15日 (ISBN:9784766418934) イギリス文学の700年余りの歴史におけるロンドンの表象を検討する。 |
松本 朗(担当:分担執筆, 範囲:pp. 346-371) 光文社 2010年5月11日 (ISBN:9784334752057) |
松本 朗(担当:共著, 範囲:23-47, 219-223) 上智大学出版 , ぎょうせい (発売) 2010年3月31日 (ISBN:9784324088678) ナショナリズムとノスタルジアに特徴づけられた80年代英国のヘリテージ映画をグローバル/ローカルに転回したポストヘリテージ映画をとりあげ、そこにみられるサッチャリズムと帝国アメリカの文化を読み解く。 |
松本 朗(担当:単訳) Sophia University Press 上智大学出版 , ぎょうせい (発売) 2009年1月30日 (ISBN:9784324084052) |
講演・口頭発表等 司会・講師 川端康雄、講師 松本 朗、三枝和彦    日本英文学会東北支部第77回大会(於 岩手大学上田キャンパス教育学部) 2022年12月10日 [招待有り]
松本 朗(司会・講師)   河内恵子(講師)   一谷智子(講師)   霜鳥慶邦(講師)    日本英文学会第93回大会(Zoom開催) 2021年5月22日 [招待有り]
2019年9月13日 European Society of Periodical Studies [招待有り]
松本 朗    日本カナダ文学会第37回年次研究大会 2019年6月29日 日本カナダ文学会 [招待有り]
松本 朗    2018年3月23日 パンテオン大学、Research Unit for the Documentation and Study of the History of the Greek Press (ETMIET) [招待有り]
社会貢献活動 【講師】NHK文化センター 青山教室 2023年10月17日 - 2024年1月26日 【その他】 2019年4月1日 - 2023年3月31日 【編集,運営参加・支援】日本ヴァージニア・ウルフ協会 2021年1月1日 - 2022年12月31日 【講師】NHK文化センター 2021年9月11日 - 2022年2月12日
その他 イギリス文学講義においてはハンドアウトを使用している。これは単なる資料のコピーではなく講義用に作成した独自のテキストである。
イギリス文学演習において、学生たちにレポート・論文の書き方を指導することに力をいれている。学生たちが提出したレポート・論文は、草稿、最終稿の二段階にかけて、添削して返却している。
イギリス文学演習では、授業で用いるテキストのほかに、図書館にリザーブしてある指定教材を、学生が効果的に参照し、授業内での発表やレポートの執筆で生かすことができるよう、教育的配慮をしている。
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