プロフィール
教育においては、他の法律に比べて異質的で難解だといわれる国際私法について、受講者が興味と関心を失わないように種々の工夫をしています。すなわち、担当者手作りの講義細目時や教材を配布するとともに、わかりやすい説明を心がけています。「筋の良い」国際私法的思考方法を身につけてもらえるよう、オーソドックスな内容の授業にしています。
研究においては、「国際財産法の現代的課題」というテーマのもと、消費者契約、名誉毀損、知的財産権に関する国際(渉外)的法律問題、経済法の域外適用問、国際環境損害の民事責任などを取り上げました。ドイツ国際私法を中心とした比較国際私法が研究の柱となっています。その成果を踏まえて、日本の国際私法の解釈論と立法論を検討しています。