研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 理工学部情報理工学科 教授(兼任)理工学部情報理工学科長
- 学位
- 工学士(1986年3月 東北大学)工学修士(1988年3月 東北大学)博士(工学)(1997年3月 東北大学)
- 研究者番号
- 40500468
- J-GLOBAL ID
- 201301016462743143
- researchmap会員ID
- 7000004741
- 外部リンク
1986年-1987年 東北大学工学部・同大学院工学研究科 超音波を用いた誘電体結晶評価法の研究
1988年-2012年 日本電信電話株式会社 フォトニクス研究所 光導波路を用いた通信用集積光回路の研究
2013年-現在 上智大学理工学部情報理工学科 超高速光通信方式に関する研究
従来、光ファイバ通信ではデジタル信号の1と0を光のOnとOffで表現、すなわちレーザ光源の点滅で情報を送っていましたが、その伝送速度には限界がありました(おおむね10Gb/s)。現在では、情報に応じて光の位相を変化させることで、1つの信号に複数ビットの情報を含めることのできる多値変調方式に移行しています。当研究室では、光変調器に印加する信号に工夫を加えることで従来よりも高効率で高速な光信号を生成可能な変調手法、復調に必要な特殊な集積光回路や光回路で必須の超小型の偏光子の研究を行い、将来の超高速光通信に役立つ技術の種を探索しています。
経歴
7-
2010年4月 - 2013年3月
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2004年4月 - 2010年3月
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2001年5月 - 2004年3月
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1997年11月 - 2001年4月
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1995年3月 - 1997年10月
学歴
2-
1986年4月 - 1988年3月
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1982年4月 - 1986年3月
委員歴
26-
2021年11月 - 現在
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2015年4月 - 現在
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2014年4月 - 現在
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2014年4月 - 現在
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2019年12月 - 2022年7月
受賞
16-
2019年3月
論文
256-
International Topical Meeting on Microwave Photonics (MWP2020) P.8 2020年11月 査読有り筆頭著者
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The 22nd Microoptics Conference (MOC2017) E-4 2017年11月19日 査読有り
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IEICE ELECTRONICS EXPRESS 14(10) 1-6 2017年5月 査読有り
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Journal of Lightwave Technology 34(16) 3796-3802 2016年6月29日 査読有り
MISC
152-
電子情報通信学会総合大会講演論文集 2005(1) 220 2005年3月
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電子情報通信学会総合大会講演論文集 2005(1) 260 2005年3月
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電子情報通信学会総合大会講演論文集 2004(1) 243-244 2004年3月
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IEEE COMMUNICATIONS MAGAZINE 41(9) 54-57 2003年9月
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電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 1997(1) 224-224 1997年8月平面基板上に石英系光導波路により構成されるアレイ導波路格子(AWG)は, 波長多重光通信システムを構築する上での有望なキーデバイスとして注目されている. Si基板上に作製した石英系導波路は, 基板とガラス層との熱膨張係数差に起因する複屈折を有するため, 偏波によりAWG分波波長の差を生じる. この差は通信品質劣化を招く偏波依存性損失(PDL)の要因となるため, AWG透過スペクトルの偏波無依存化が様々な方法により検討されている. 我々は, Si基板上の石英系導波路に紫外レーザー光を照射することにより誘起される屈折率変化Δnに関し, TE偏波方向の屈折率変化量Δn_<TE>がTM偏波方向の変化量Δn_<TM>よりも大きいこと示し, さらにこのΔnの偏波依存性を利用した偏波無依存化石英系AWGを報告した. しかし, 200℃程度の加熱により光誘起屈折率変化が緩和し, AWG透過波長域が変化するため, その熱的安定性向上が課題であった. 今回我々は, 導波路を加熱しながら紫外レーザー光を照射することにより, 熱的安定性の優れた偏波無依存AWGを実現したので報告する.
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電子情報通信学会総合大会講演論文集 1997(1) 345-345 1997年3月石英系PLCと光半導体素子をハイブリッド集積する技術にUV誘起グレーティング作製技術を適用することにより, 著者等は波長安定化光源として期待されるハイブリッド集積化外部共振器レーザの動作確認を行ってきた。今回, 本ハイブリッドレーザのWDM用多波長光源への適用性を検討するため, 4個のUV誘起グレーティングと4個のスポットサイズ変換(SS-)LDをSi基板上に集積した2 nm間隔4波長アレイレーザを作製したのでその結果を報告する。
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電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 1996(1) 262-262 1996年9月石英系プレーナ光波回路(PLC)技術を用いた熱光学マトリクススイッチ(TOSW)は、光回線切替システムや光クロスコネクト装置等へ適用するスイッチとして有望なデバイスである。近年、システム応用の拡大のため、高消光比化が望まれてきている。我々は、この要望に応えるために、最近、スイッチ素子を二重の干渉計で構成した高消光比TOSWを実現してきた。しかし、このTOSWは、従来のTOSWに比べて回路長が増大しているために、挿入損失が増加していた。今回、この回路長増大を回避する回路構成を考案し、低損失・高消光比な8×8 TOSWを作製したので報告する。
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電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 1996(1) 303-303 1996年9月単一モード波長安定化光源はWDM実現のための重要なデバイスである。UV誘起ダレーティングを利用した外部共振器レーザは、フェイズマスクのピッチ制御等で発振周波数の制御が可能であり、WDM用レーザとして有望である。今回、石英導波路中に作製したUVグレーティングとスポットサイズ変換(SS)LDをSi基板上にハイブリッド集積した外部共振器レーザを作製したので報告する。
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電子情報通信学会総合大会講演論文集 1995年.通信(2) 538-538 1995年3月将来の全光ネットワークでは、各ノードに光周波数多重(FDM)信号を扱う光分器/合波器が配備される。このため、信号光は多段の合分波器を経由する。今回、アレイ導波回路折格子(AWG)合分波器を多段接続した際に蓄積されるFDMチャンネル間での損失差を、隣接する合分波器間のボート接続をずらすことで低減できたので報告する。
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電子情報通信学会総合大会講演論文集 1995(2) 538-538 1995年3月将来の全光ネットワークでは、各ノードに光周波数多重(FDM)信号を扱う光分器/合波器が配備される。このため、信号光は多段の合分波器を経由する。今回、アレイ導波回路折格子(AWG)合分波器を多段接続した際に蓄積されるFDMチャンネル間での損失差を、隣接する合分波器間のボート接続をずらすことで低減できたので報告する。
書籍等出版物
6講演・口頭発表等
31共同研究・競争的資金等の研究課題
5-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2022年4月 - 2025年3月
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総務省 2018年7月 - 2021年3月
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2017年4月 - 2020年3月
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科学技術振興機構(JST) 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 2015年1月 - 2015年12月
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科学技術振興機構(JST) CREST 2006年 - 2010年