研究者業績

草柳 浩子

クサヤナギ ヒロコ  (Kusayanagi Hiroko)

基本情報

所属
上智大学 総合人間科学部看護学科 教授
(兼任)総合人間科学研究科看護学専攻主任
学位
学士(看護学)(千葉大学)
看護学修士(日本赤十字看護大学)
看護学博士(日本赤十字看護大学)

J-GLOBAL ID
201501018678421378
researchmap会員ID
7000013440

研究分野

 1

論文

 32
  • 草柳 浩子, 小泉 麗, 伊藤 和子, 草場 ヒフミ
    武蔵野大学看護学研究所紀要 (10) 19-28 2016年3月  
    目的:小児事例を用いた"呼吸を安楽にする援助"シミュレーション教育プログラムについて教材および授業展開を学生の授業評価をもとに検討し、シミュレーション教育プログラムの洗練に向けた示唆を得る。対象:"呼吸を安楽にする援助"演習を受講した看護学生のうち、同意が得られた105名である。データ収集は研究者らが作成した自記式の質問紙とした。結果および考察:1)「演習過程」は概ねレディネスに即していると評価されていた。2)「演習到達度」得点は、ロールプレイ時の患者・親・看護学生役割により違いがみられ、親役割に比べ患児役割の学生が高かった。3)演習の時期が小児看護論実習前の学生は実習の準備、既に実習が終わった学生は実習経験の深めるものとして評価していた。4)ロールプレイ後の振り返りは、学生間および教員との対話や討議により、計画・実践したケアを確認し、評価する学習支援となっていることが推察された。教育プログラムの洗練の課題は、親の状況を加えた事例の提示、実践の場に類似した演習環境の整備、評価方法についての検討である。(著者抄録)
  • 花房 伊保里, 小泉 麗, 草柳 浩子, 草場 ヒフミ
    武蔵野大学看護学部紀要 (8) 41-50 2014年3月  
    我が国の看護基礎教育課程における小児看護技術演習に関する論文の分析を通して、研究の動向と課題を明らかにし研究および教育への示唆を得ることを目的とした。2001年から2012年に発表された論文を医中誌Web.を用いて検索し、対象文献は37編となった。研究内容は教員の教授活動に関する研究24編、技術演習の成果に関する研究11編、学生の学習活動に関する研究2編であった。研究対象者は学生33編、教員1編、学生と教員3編であった。看護技術演習の位置づけは、実習の事前準備、実践に即した技術の習得が挙げられていた。演習では、ロールプレイを用いる内容の文献が多かった。今後の小児看護技術演習に関する研究の課題として、看護技術演習の成果を評価するために、演習目標に即した評価指標を吟味すること、学生の学びの構造について知見を得るために学習活動を検討することが必要である。また、演習の課題として、演習目標を整理し、演習目標と教授方法の関連を明確にすることが求められる。(著者抄録)
  • 長田 暁子, 江本 リナ, 橋本 美穂, 川名 るり, 草柳 浩子, 筒井 真優美, 平山 恵子, 松本 沙織, 山内 朋子
    日本小児看護学会誌 22(2) 48-53 2013年7月  
    NICUにおいて在宅医療を必要とする子どもの退院調整を行う際に、看護師がどのような困難感を抱いているのか、それを看護チームで共有することで生じる看護師の変化についてアクションリサーチを用いて明らかにした。アクションリサーチ・メンバーによる検討会を通して、NICUにおけるこれまでの退院調整で課題と感じてきたことを挙げて現状を把握した。看護師のNICU経験年数、在宅指導経験の有無、退院調整に関わる院内外の体制、退院調整手続き、退院調整を行う上での困難を問う質問紙を実施した。NICU看護師は小児病棟から家族のケア習得目標のズレやケアの不備を指摘されることが多いことが判明した。そのため自信のなさを感じていることが課題として挙げられた。質問紙調査には29名の看護師が回答した。自由記載で得られた看護師の困難感としては複数の看護師が「どの時期に、誰が、誰に」など他職種・地域連携に関することと、「知識不足のため質問への返答ができない」など自分自身に関することがあった。
  • 草柳 浩子
    日本看護科学会誌 32(4) 32-40 2012年12月  
    目的:子どもと大人の混合病棟における看護について,小児看護の立場から研究者と看護師が共に考える機会を創り出すことによって,看護師の意識やケアにどのような変化が起こるのかを記述し,そのプロセスを考察する.方法:アクションリサーチの方法を用いて,研究参加者である混合病棟の看護師15名と勉強会を開催しながら,看護師の意識やケアへの変化をみた.結果:看護師は日々必要とされている看護をこなすだけで精一杯になり,それ以外の看護の課題を考えないようにすることで,その場を乗り切る働き方を身につけていた.看護師のこのやるせない思いは,看護師に無力感を抱かせていた.看護師は看護の知識とともに患者の声が伝えられたことで,看護の知識と看護実践を結びつけることができた.そして看護師たちは病棟の現状を現実的に見直し,自分たちでできる工夫を考えて実行に移すことで,無力感を少しずつ変化させていた.結論:自分の看護に満足せず無力感を抱える看護師が,看護を変化させるきっかけをつかむためには,看護師同士で語り合いながらよりよい看護を実践していけるような支援が必要である.(著者抄録)
  • 伊藤 久美, 大内 暁子, 深谷 基裕, 江本 リナ, 草柳 浩子, 川名 るり, 筒井 真優美, 平山 恵子, 山内 朋子, 松本 紗織
    日本小児看護学会誌 20(2) 18-24 2011年7月  
    本研究の目的は、看護師がペルテス病の子どもに見通しのつく説明をするという行為が、医療者にどのような変化を及ぼすのかを明らかにすることである。アクションリサーチメンバーは、看護師6名・主治医1名である。その他に、情報を提供してくれたペルテス病で入院した学童期の子ども3名である。研究方法は、アクションリサーチを用いた。「見通しのつく説明」をするためのアクションの方向性を検討するため、チーム内の分析を行い問題の明確化をした。そして、主体となる看護師を中心にチーム会を通してアクションを開始した。結果、子どもに「見通しのつく説明」をするというアクションは、子どもの反応や変化に気付き、医療者一人一人が子どもへの関わりを変化させていた。その関わりの変化を実感すると医療者自身の「気付く力」や「成長した」という手ごたえに繋がっていた。また、看護師の起こしたアクションは、医療者の言動を変化させるとともに、チーム医療の重要性に気付くという効果をもたらした。(著者抄録)
  • 岩崎 美和, 草柳 浩子, 西田 志穗, 平山 恵子, 岩尾 弓子, 江本 リナ, 川名 るり, 筒井 真優美, 山内 朋子, 松本 紗織
    日本小児看護学会誌 20(2) 25-32 2011年7月  
    子どもの「泣き」に対する看護師の関心を深めると共に、泣きに対するケアを改善する目的で小児専門の病棟で働く看護師を対象として、疾患を持つ乳幼児の「泣き」について共に考え、学ぶ機会を創り出すというアクションリサーチを行った。具体的なアクションとして「子どもの泣きについての勉強会」を企画し、参加者の希望や意向に応じた勉強会を進めながら、乳幼児の「泣き」について共に考えるというプロセスを繰り返した。その結果、参加者は勉強会の場で乳幼児の「泣き」のケアを共有、言語化し、「泣き」に対するケアの基準を作成していった。実践の場でも「泣き」のケアを共有、言語化し、基準をもとにケアを実践するという変化を起こした。乳幼児の「泣き」に伴う参加者の負の感情がケアの共有を阻んでいたこと、「泣き」に対するケアが共有できるという気付きが、参加者の「泣き」に対する意識やケアを変化させるきっかけになっていたことが考察された。(著者抄録)
  • 尾高 大輔, 川名 るり, 山内 朋子, 江本 リナ, 平山 恵子, 草柳 浩子, 松本 紗織, 筒井 真優美
    日本小児看護学会誌 20(2) 49-56 2011年7月  
    本研究は、入院中の子どもや家族の言動による看護師の傷つき体験に対し、体験を語りあえる場を研究者が提供することを通して、看護師がどのような体験をしていたのか、対話を通して看護師にどのような変化が起こるのかを明らかにすることを目的としたアクションリサーチである。同意が得られた5名の看護師に対し、茶話会の開催とインタビューを実施した。茶話会では、最初は感情を表出することに躊躇していた参加者同士が、徐々に感情豊かに自分の体験や思いを語り合い、時間の経過とともに対話が深まっていくような変化が見られた。また、看護師は陰性感情を語れずにいると、ケアに一歩踏みこめないでいたが、語る場を見つけたことによってやる気を取り戻していくように変化していった。看護師という職業に抱くイメージに対する認識や陰性感情を語る場の重要性が示唆された。今後は、実践の場における語る場の持ち方の工夫などの取り組みが必要と思われる。(著者抄録)
  • 甲斐 恭子, 佐藤 朝美, 草柳 浩子, 川名 るり, 筒井 真優美, 下道 知世乃, 後藤 淳子, 江本 リナ, 平山 恵子, 松本 沙織, 山内 朋子
    日本小児看護学会誌 20(1) 70-77 2011年3月  
    本研究は、重症心身障害児者(以下、重症児(者))とその家族への外来看護を外来看護師と話し合い、看護師の重症児(者)とその家族への思いがどのように変化するのかを明らかにする目的でアクションリサーチを行った。研究参加者は小児科外来勤務に携わる看護師5名、アクションは勉強会等を行い、データ収集は質問紙調査、参加観察、インタビュー等により行った。重症児(者)へかかわる看護師に関する変化について共同研究者間での分析を行い、妥当性を検討した。6回の勉強会での対話を通して、看護師は1)重症児(者)へのかかわりが難しいと感じていたことを語り始め、2)重症児(者)への看護の悩みを共有し、3)家族から教えてもらう姿勢が大切という気づきから、重症児(者)とその家族への思いが変化していき、外来でのかかわりが変化した。(著者抄録)
  • 太田 有美, 川名 るり, 鶴巻 香奈子, 平山 恵子, 朝倉 美奈子, 江本 リナ, 草柳 浩子, 筒井 真優美, 松本 紗織, 山内 朋子
    日本小児看護学会誌 20(1) 78-85 2011年3月  
    本研究の目的は、混合病棟で働く看護師の子どもへの遊びに対する意識を知り、遊びに関するアクションを起こすことで看護師の意識、行動にどのような変化が生じるのかを明らかにすることである。研究デザインはアクションリサーチであり、子どもへの遊びに関する意識と行動がどのように変化するのかを半構成的面接および参加観察によりデータを収集し、分析した。結果、看護師は遊びの捉え方が狭義であり、他の看護師に気兼ねして遊んでおり遊びへの罪悪感を持っていることがわかった。そこで文献を紹介し、話し合いの場を設け、日常で行われていた遊びのケアを振り返り、ケアの意味づけをした。その後、看護師は罪悪感を語ることがなくなり、遊びが日常のケアの中で行われていることを自ら認められるように変化し、また子どもを尊重する行動がとられていた。(著者抄録)
  • 甲斐 恭子, 佐藤 朝美, 筒井 真優美, 下道 知世乃, 草柳 浩子, 後藤 淳子, 江本 リナ, 川名 るり, 平山 恵子, 松本 紗織, 山内 朋子
    日本看護科学学会学術集会講演集 30回 266-266 2010年12月  
  • 長田 暁子, 江本 リナ, 伊藤 孝子, 金丸 美穂, 川名 るり, 草柳 浩子, 筒井 真優美, 平山 惠子, 山内 朋子, 松本 紗織
    日本看護科学学会学術集会講演集 30回 266-266 2010年12月  
  • 岩崎 美和, 草柳 浩子, 西田 志穗, 平山 恵子, 岩尾 弓子, 江本 リナ, 川名 るり, 筒井 真優美, 松本 紗織, 山内 朋子
    日本看護科学学会学術集会講演集 30回 267-267 2010年12月  
  • 太田 有美, 川名 るり, 平山 恵子, 朝倉 美奈子, 鶴巻 香奈子, 江本 リナ, 草柳 浩子, 筒井 真優美, 松本 紗織, 山内 朋子
    日本看護科学学会学術集会講演集 30回 267-267 2010年12月  
  • 西田 志穗, 江本 リナ, 筒井 真優美, 川名 るり, 平野 美幸, 草柳 浩子, 米山 雅子, 佐藤 朝美, 岩崎 美和, 福地 麻貴子, 尾高 大輔, 飯村 直子
    看護研究 40(2) 147-157 2007年4月  
    小児看護師が、「何か気になる」と捉えた子どもやその家族の様子を明らかにすることを目的に、小児看護領域で5年以上の経験を有し、修士修了または修士在学中の12名を対象に半構成的面接を実施し、半構成的面接とナラティブ・インタビューの双方の長所を活かすことができるとされているFlickのエピソードインタビュー法を参考に分析を行った。その結果、看護師が「何か気になる」場面と捉えた子どもやその家族の様子として、以下の6つの場面が明らかになった。1)いつもの子どもや家族とは違っていた。2)ただ事ではないことが起こった。3)子どもと家族のつながりが見えにくい。4)限られた時間を子どもと家族が有意義に過ごせているとは思えない。5)スタッフと家族の間に良い関係性が作れずにいる。6)子どもが満足できない状況が繰り返されている。
  • 米山 雅子, 佐藤 朝美, 岩崎 美和, 筒井 真優美, 西田 志穗, 草柳 浩子, 平野 美幸, 福地 麻貴子, 川名 るり, 尾高 大輔, 江本 リナ, 飯村 直子
    看護研究 40(2) 159-169 2007年4月  
    子どもや家族へのケアが効果をもたらした場面における看護師の臨床判断と関わりを明らかにすることを目的に、小児看護で5年以上の経験をもち、小児看護領域の大学院在学中または大学院修了者である12名を対象に半構成的面接を実施し、Flickのエピソードインタビューの方法を参考に分析した。その結果、以下の5つの場面における、看護師の次のような関わりが明らかになった。1)子どもが拒否した場面では、【子どものイヤの理由をさぐる】【子どもの「これだったらできる」ところやものを探す】【子どもの意思を確認する】。2)子どもや家族が耐えていた場面では、【声をかけて親の気持ちを確認する】【言い出せない家族の気持ちを引き出す】【一番大事なことを見つけだす】【実現への道筋をつける】【後押しする】。3)家族が子どもの死に直面している場面では、【周囲の意見を聞く】【死をありのままに伝える】【場を作る】。4)自分で欲求を訴えられない幼い子どもの場面では、【普段の子どもの様子や、一般的な子どもの状態と比較する】【子どもの欲求を満たすタイミングを逃さない】【経過を追って評価する】。5)子どもと家族への関わりが難しかった場面では、【隠れていた子どもの力を引き出す糸口を見つける】【糸口に関わりながら子どもの反応を確かめる】【周囲に子どもの引き出された力をアピールする】。
  • 西田 志穗, 江本 リナ, 筒井 真優美, 飯村 直子, 草柳 浩子
    日本看護科学会誌 27(1) 34-43 2007年3月  
    研究目的:本研究は,小児看護における卓越した技を探求し,看護師のエキスパートネスをモデル化することを目的に行った.研究方法:Flickのエピソードインタビューの方法を参考に行った.小児看護領域で5年以上の臨床看護師経験をもち,修士修了または修士在学中の計12名に対し,研究の趣旨を説明し,同意を得たうえで面接を行った.データ収集期間は,2003年6〜10月であった.結果および考察:参加者の語った15例を分析した結果,5つのモデルと一連の看護実践の流れおよびその要素を抽出した.5つのモデルは,(1)子どもとのつながりが見えにくい家族に対し,子どもの力を引き出すことができる糸口を見つけて示すモデル,(2)残された時間が少ない家族にとって大事なことを見つけ出し,周りを巻き込みながらケアするモデル,(3)いつもと様子の違う子どもや家族にとって今大事なことをタイミング良く見つけ,その場の判断で道筋をつけて後押しするモデル,(4)子どもが満足できない状況が繰り返され,通常のケアが適用できない時に,周囲と共有しやり方を変えるモデル,(5)子どもや家族の気持ちと状況とのズレを確認し,モデルを示しながら関わり,ケアを共有していくモデル,であった.各モデルを構成する一連の看護実践には,(1)気になる,(2)臨床判断,(3)ケア,(4)方向性の確認,(5)システムへの働きかけ,(6)効果とその確認の6つの要素があった.このプロセスで看護師は,気になった場面を解釈し,子どもと家族の示す行動の意味を見出して状況を捉え直し,ケアの方向性を決定していた.そして看護師は,子どもの満足や子どもと家族が納得する状態を具体的なゴールに定め,それらが子どもと家族にとって最善の利益となるようにケアを展開していた.さらに,直接的なケアやその場の関わりだけでは解決が困難な場合には,システムに働きかけてケアを展開し,効果を出していた.本研究のモデルは,判断やケア,関わりを,「どのように」行ったのかを看護師が見極めながら実践を進めていくことができるものである.(著者抄録)
  • 草柳 浩子
    日本看護科学学会学術集会講演集 26回 196-196 2006年11月  
  • 草柳 浩子, 福地 麻貴子, 尾高 大輔, 飯村 直子, 中林 雅子, 西田 志穗, 平野 美幸, 岩崎 美和, 佐藤 朝美, 平井 るり, 江本 リナ, 筒井 真優美
    日本小児看護学会誌 14(2) 44-51 2005年9月  
    子どもの家族や医療職者を動かし子どものケアに影響を与えた看護師のすぐれた看護実践を明らかにすることを目的に,小児看護領域の大学院の在学または修了者で,当該領域で5年以上の看護経験をもつ12名の看護師を対象に,エピソード・インタビューの手法を参考に作成した「子どもや家族へ行った看護場面を振り返るインタビューガイド」にもとづく半構成的面接を実施した.その結果,小児看護領域におけるすぐれた看護実践として,以下の5つが抽出された.1)子どもが混乱している場面で,子どもの力を引き出すためのモデルを自ら示し,子どものケアへ影響を与える.2)子どもが治療を拒否する場面で,子どもとの関係性を作ることからはじめ,カンファレンスを企画し,子どもの反応の捉え方や関わり方を共有することで,スタッフの子どもへのケアに影響を与える.3)気になる家族がいる場面で,「気になること」をスタッフと非公式に確認した後,家族を巻き込む看護を展開し,子どものケアに影響を与える.4)通常の慣例では上手くいかないと判断した場面で,自らが考えた関わりを家族やスタッフを巻き込みながらその場で展開し,子どものケアに影響を与える.5)病棟変革を行う場面で,管理者が自分の信念をもとにスタッフ全体を巻き込みながら,病棟のシステムを変化させることで,子どものケアに影響を与える
  • 中林 雅子, 岩崎 美和, 佐藤 朝美, 筒井 真優美, 西田 志穗, 草柳 浩子, 福地 麻貴子, 平井 るり, 飯島 喜子, 江本 リナ, 飯村 直子
    日本看護科学学会学術集会講演集 24回 393-393 2004年12月  
  • 草柳 浩子, 福地 麻貴子, 尾高 大輔, 飯村 直子, 中林 雅子, 西田 志穗, 平野 美幸, 岩崎 美和, 佐藤 朝美, 江本 リナ, 筒井 真優美
    日本看護科学学会学術集会講演集 24回 394-394 2004年12月  
  • 西田 志穗, 平野 美幸, 飯島 喜子, 平井 るり, 江本 リナ, 草柳 浩子, 中林 雅子, 佐藤 朝美, 尾高 大輔, 飯村 直子, 筒井 真優美
    日本看護科学学会学術集会講演集 24回 395-395 2004年12月  
  • 草柳 浩子
    日本看護科学会誌 24(2) 62-70 2004年6月  
    子どもと大人の混合病棟で働く看護師が看護実践で感じている困難さを明らかにすることを目的に,混合病棟で働く看護師7名(24〜29歳.女性)への参加観察と面接,及び一般情報提供者14名(看護師,小児科医,入院患児・患者,患児の親)への面接を実施した.当研究では,研究参加者の選択,データ収集・分析を,レイニンガーの民族看護学の方法に準じて行った.その結果,混合病棟で働く看護師は,子どもへは看護師のペースで,大人へはその人に合わせた看護をしていると感じていた.また,混合病棟を子どもの病棟と感じ,子どもと一緒の病棟に入院してもらっている大人に気を遣っていることが分かった.一方で,混合病棟で行っている看護を深められず中途半端感をもったり,看護の専門性について模索していることが明らかになった
  • 平野 美幸, 西田 志穗, 平井 るり, 福地 麻貴子, 岩崎 美和, 佐藤 朝美, 草柳 浩子, 中林 雅子, 江本 リナ, 飯村 直子, 筒井 真優美
    日本小児看護学会誌 13(1) 24-31 2004年3月  
    小児看護に関する海外の最新の知見を得るため,1998年から2002年6月の「Nursing Research」「Journal of Nursing Scholarship(image)」「Research in Nursing & Health」の3誌を対象に文献検索を行った.その結果,35件の文献が得られ,内訳は子どもだけを対象としている研究が19件(54.3%),家族だけを対象としている研究が15件(42.9%)であった.また,内容別では,対象理解に関するものが26件(74.3%),ケアの効果に関するものが9件(25.7%)であった.ケアの効果については,健康状態の変化だけでなく,入院期間やコストとの関連,子どもと家族の利益への貢献といった視点をもつことが重要であることが示唆された
  • 岩崎 美和, 草柳 浩子, 佐藤 朝美, 平野 美幸, 福地 麻貴子, 平井 るり, 中林 雅子, 西田 志穗, 江本 リナ, 飯村 直子, 筒井 真優美
    日本小児看護学会誌 13(1) 32-39 2004年3月  
    雑誌「小児看護」の1999年から2002年8月までに記載された事例を対象に,ケアプロセスとケアの効果の記述について検討した.その結果,ケアプロセスのみでケアの効果が明確にされていない事例が多いことが分かった.これを受け,以下のような課題が挙げられた.1)外来や地域における子どもの看護事例が少なく,家族への退院指導の効果も明確にされていない.2)<重症時のケア>,子どもの<不安>など,ケアの効果を明らかにすることがむずかしい項目について,効果の見方を検討する.3)発達段階別のケア効果の見方を研究する
  • 福地 麻貴子, 中林 雅子, 岩崎 美和, 佐藤 朝美, 平野 美幸, 平井 るり, 草柳 浩子, 西田 志穗, 江本 リナ, 飯村 直子, 筒井 真優美
    日本小児看護学会誌 13(1) 46-53 2004年3月  
    日本国内のこれまでの小児看護研究を概観することを目的に,「日本小児看護学会誌」(1999〜2002年8月),及び1982〜2002年8月の「日本看護科学会誌」「看護研究」の研究論文を検索し,病気を持つ子どもや家族,及び看護師などに関する研究69件を分析の対象とした.このうち,最も多かった研究テーマは,慢性疾患を持つ子供の家族について(14件)であった.今後の研究課題として,以下が挙げられた.1)慢性疾患を持つ子どもや家族に対する継続的援助に関する研究.2)障害を持つ子どもや在宅で医療的ケアが必要な子どもの家族への援助に焦点を当てた研究.3)死を迎える子どもや家族に関する研究,及びターミナルケアを行う看護師へのサポートに関する研究.4)治療の選択が必要な子どもの親への援助に関する研究.5)他職種との連携のあり方や,看護師の果たす役割についての研究.6)小児看護における倫理的問題への対応の仕方についての研究
  • 佐藤 朝美, 草柳 浩子, 平井 るり, 平野 美幸, 福地 麻貴子, 岩崎 美和, 中林 雅子, 西田 志穗, 江本 リナ, 飯村 直子, 筒井 真優美
    日本小児看護学会誌 13(1) 54-62 2004年3月  
    小児看護関連の文献における看護師の臨床判断場面を抽出し,記述されている臨床判断を明らかにすることを目的に,「日本看護科学会誌」「看護研究」(いずれも1992〜2002年8月)及び「小児看護」(1999〜2002年8月)の文献を検討した.その結果,文献総数169件中,臨床判断場面が記述された文献は30件,臨床判断場面総数は36件であった.臨床判断の場面は,「症状・治療・検査」17件,「精神面」11件,「日常生活」8件に分類できた.このうち,最も多かった「症状・治療・検査」についての臨床判断場面では,その半数が「対象に対する判断」に留まっており,「ケアの効果に対する判断」までは検討されていないことが分かった
  • 草柳 浩子
    日本看護科学学会学術集会講演集 23回 215-215 2003年12月  

書籍等出版物

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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