チューダー朝、初期スチュアート朝文学、とりわけシェイクスピアを専門としている。興味は、イコノロジー、政治史、思想史にある。担当科目は、Reading and Research 1 & 2、Critical Reading 2, English Study Seminar、Special Topics in British Studies等である。講義では、ルネサンス期のイギリスのみならず、ヨーロッパの思想史を俯瞰し、第一次資料を用いた地道な研究法を扱う。演習では、劇や詩を数冊の注釈本を参照しつつ精読し、一言一句をおろそかにしない読みを重視する。Reading and Researchの授業でも同様に、単なる英文和訳ではなく、筆者の真意を理解した上での正確な訳出ができるように指導する。
英文学科開講以外の授業では、言語教育センターの授業を担当することもあり、映画の台本を用いた授業を行っている。膨大な英英辞典の注を付けたテキストは、自家製である。発音指導にも力を入れ、実学と教養の融合を目指している。
年度によっては、文学部人文型横断プログラムでも江戸末期から明治時代のシェイクスピアの受容やシェイクスピアの翻案映画の授業を担当する。
(研究テーマ)
シェイクスピア・ルネサンス人文主義