研究者業績

両羽 美穂子

リョウハ ミホコ  (Mihoko Ryoha)

基本情報

所属
上智大学 総合人間科学部 看護学科 教授

J-GLOBAL ID
202101019956655168
researchmap会員ID
R000019229

論文

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  • 両羽美穂子;橋本麻由里;宗宮真理子;古澤幸江;安田みき;米増直美
    看護実践研究学会誌 4(1) 65-76 2023年3月  査読有り筆頭著者
  • 古澤, 幸江, 小澤, 和弘, 宇佐美, 利佳, 髙橋, 智子, 大川, 眞智子, 両羽, 美穂子, 北山, 三津子
    岐阜県立看護大学紀要 = Journal of Gifu College of Nursing 22(1) 111-120 2022年3月  査読有り
    令和3年1月時点で岐阜県立看護大学を卒業して10年以上の平成20年度卒業者83名(6期生)、平成21年度卒業者81名(7期生)、平成22年度卒業者77名(8期生)を対象に、学士課程の教育成果、現在の勤務施設における看護実践現場の課題について質問紙調査を実施した。令和3年2月に質問紙を送付し、回答期限を3月22日に設定した。77名(6期生23名、7期生24名、8期生28名)から返答が得られた。大学時代に身についた能力について、「保健・医療・福祉・教育等の関係者並びに地域を構成する人など、ケアにかかわる人々と協働し、主体的に活動できる」が他の項目より低かった。看護実践として実際に行っている内容として9割以上が回答した4項目は、大学時代に身についた能力として8割以上が身についたと回答していた。「卒業者への研究支援が重要である」との回答が7割以上あり、卒業生への看護生涯学習支援の働きかけを強化する必要性があると考えられた。
  • 橋本, 麻由里, 宗宮, 真理子, 米増, 直美, 古澤, 幸江, 安田, みき, 田辺, 満子, 両羽, 美穂子
    岐阜県立看護大学紀要 = Journal of Gifu College of Nursing 22(1) 129-136 2022年3月  査読有り
  • 両羽 美穂子, 橋本 麻由里, 北山 三津子, 田辺 満子
    看護実践研究学会誌 2(1) 20-31 2021年3月  査読有り筆頭著者
    岐阜県立看護大学大学院看護学研究科で、機能看護学特別研究の主指導として平成27年度から平成29年度に提出された修士論文8本を対象に、機能看護学における看護実践研究の成果を明らかにするために分析、整理を行った。当該修士論文から、看護実践上の課題、目指す看護や看護師像、研究課題などを整理した。看護実践上の課題、目指す看護や看護師像、研究課題の三つより、看護実践の改革・改善に向けた課題を読み取り、意味内容の類似性より分類整理した。看護実践研究の成果は「組織内役割の明確化」「振り返りや検討のための機会の設置」「人材育成のあり方・方法の明確化」「目指す看護のあり方の明確化」「役割発揮のための組織体制整備」「目指す看護の実現に向けた仕組みの整備」「連携のあり方・方策の明確化」「理念を具現化する組織の形成」「マネジメント活動の推進」「多職種チーム医療の推進」であった。
  • 橋本 麻由里, 古澤 幸江, 安田 みき, 両羽 美穂子, 田辺 満子, 水野 優子, 宗宮 真理子
    岐阜県立看護大学紀要 19(1) 179-187 2019年3月  査読有り
  • 両羽 美穂子, 橋本 麻由里, 宗宮 真理子, 水野 優子, 田辺 満子
    岐阜県立看護大学紀要 18(1) 89-100 2018年3月  査読有り筆頭著者
    2025 年を目途に超高齢社会が予測される我が国においては、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域包括ケアシステムの構築を目指している。地域包括ケアを実現するには、包括的、継続的かつ効果的に高齢者の生活を支援していくことが必要であり、保健師がマネジメント機能を発揮することが重要であると考える。 本研究の目的は、地域包括ケアシステムの要となる地域包括支援センターに所属する保健師の実践に焦点を当て、地域包括ケアシステムにおける保健師のマネジメント機能を明らかにすることである。 データは、1 か所の地域包括支援センターに所属する二人の保健師から実践活動に関する半構成的面接調査を実施して収集した。それらのデータは、マネジメントサイクルで整理し、活動の目的を達成するための働きを抽出した。本研究は、倫理審査を受審して開始した。 保健師は、Plan において、【看護職として健康面や予防を意識した役割・ビジョンの明確化】をマネジメント機能として発揮していた。Do においては、【住民との協働による独居高齢者や虚弱高齢者の把握】、【個別訪問による身体状況の把握や治療継続の支援とモニタリング】【家族員・住民のサポート状況の把握と調整】【医師等他専門職との連携・協働】、【地域ケア会議の開催・運営】を行っていた。Check においては、【ケアマネジメントの評価と次なる査定】【ケアシステムの評価】を行っていた。Act においては、【実践上の課題を踏まえた次の活動計画】を行っていた。 地域包括ケアシステムにおいて、保健師として予防機能を重視した活動を目指し、住民との協働や多職種との連携・協働により支援の質を高め対象者の生活を支えるなどが、保健師のマネジメント機能の特徴と考えられた。
  • 両羽 美穂子, 服部 律子, 松下 光子
    岐阜県立看護大学紀要 16(1) 75-81 2016年3月  査読有り筆頭著者
  • 松下 光子, 服部 律子, 両羽 美穂子
    岐阜県立看護大学紀要 16(1) 83-88 2016年3月  査読有り
  • 両羽 美穂子, 橋本 麻由里, 鈴木 里美
    岐阜県立看護大学紀要 15(1) 67-76 2015年3月  査読有り筆頭著者
  • 百武 真理子, 両羽 美穂子
    岐阜県立看護大学紀要 13(1) 181-187 2013年3月  査読有り
  • 両羽 美穂子, 小西 美智子, 橋本 麻由里, 鈴木 里美, 西園 民子, 百武 真理子, 田辺 満子
    岐阜県立看護大学紀要 12(1) 75-83 2012年3月  査読有り筆頭著者
  • 両羽 実穂子, 松下 光子, 北山 三津子
    岐阜県立看護大学紀要 11(1) 55-62 2011年3月  査読有り筆頭著者
  • 北山 三津子, 松下 光子, 両羽 美穂子, 石井 康子
    岐阜県立看護大学紀要 11(1) 71-78 2011年3月  査読有り
  • 両羽 美穂子
    千葉看護学会会誌 16(1) 45-52 2010年8月  査読有り筆頭著者
    研究者が意図的に介入した地域づくりにおいて,保健師がマネジメント能力を開発・発展させた過程を研究者の関わりの意図との関連で明らかにした。アクションリサーチを平成18年8月から平成19年8月まで行い,保健師の振り返り日誌と研究者自身による活動記録に基づき,地域づくりにおいて保健師が発揮したマネジメント能力と研究者の関わりの意図を抽出した。それらを保健師と地域の変化の局面ごとに整理し,マネジメント能力の開発・発展過程と研究者の関わりの意図を照合した。その結果,地域の目指す姿や課題の明確化およびマネジメント活動におけるしくみづくりについて,研究者が意図的に働きかけたことにより,『地域づくりの先を見通して活動を計画する能力』など2つのマネジメント能力を開発させていた。また,活動後に研究者が活動の成果と今後の課題を確認する働きかけを行ったことなどが影響し,『地域づくりの目指す姿に照らして活動の成果を評価する能力』は,『評価した住民の主体性を根拠に地域づくりの活動の方向性を修正し具体的計画へフィードバックする能力』に発展するなど2つのマネジメント能力を発展させていた。研究者の関わりの意図の特徴より,地域づくりにおけるマネジメント能力の開発・発展には,(1)地域づくりの目指す姿を明確にする,(2)マネジメント活動を意識的に行いマネジメントサイクルを動かす,(3)しくみづくりを推進していく,(4)次の活動につながる課題を整理する,(5)活動を随時批判的に振り返り意味づける,ことが有効であると示唆された。
  • 布原 佳奈, 服部 律子, 名和 文香, 武田 順子, 宮本 麻記子, 谷口 通英, 両羽 美穂子, 坪内 美奈
    岐阜県立看護大学紀要 9(2) 43-51 2009年3月  査読有り
  • 名和 文香, 服部 律子, 布原 佳奈, 宮本 麻記子, 武田 順子, 谷口 通英, 坪内 美奈, 両羽 美穂子
    岐阜県立看護大学紀要 9(2) 35-42 2009年3月  査読有り
  • 両羽 美穂子
    千葉看護学会会誌 13(2) 72-79 2007年12月30日  査読有り筆頭著者
    本研究は,保健師の特徴的な活動である地域づくりにおいて,マネジメントサイクルを動かすためにPlan,Do,See が果たした働きである保健師のマネジメント機能を明らかにすることを目的とする。研究対象は,保健師3名の活動3事例である。保健師の活動目的・内容,成果について,保健師への面接調査および活動記録の閲覧等を行った。データは,活動の目的ごとにマネジメントサイクルで整理し,各過程でのマネジメント活動の成果と合わせて,Plan,Do,See それぞれがマネジメントサイクルを動かすために果たした働きをマネジメント機能として抽出した。その結果,次の機能が明らかになった。Plan は,《地域づくり活動の先を見通して方向性を指示し,成果をあげる活動を導引》,Do は,《地域全体を視野に入れた目的・計画に基づく活動展開と効果的・効率的な活動の促進》,See は,《ビジョン・目的・目標・計画に基づいた地域づくりの評価と次なる課題の明確化》の働きをもっていた。これらの機能を発揮することによって,評価から計画へのフィードバックループを描き,目的達成までサイクルを継続できるという知見を得た。したがって,効果的・効率的・経済的な成果のある地域づくり活動を推進していくためには,マネジメントサイクルを活動運営のしくみとして活用し,マネジメント機能を発揮しながら,目的達成までマネジメントサイクルを動かしていくことが重要である。
  • 両羽 美穂子
    千葉看護学会会誌 13(1) 69-76 2007年6月30日  査読有り筆頭著者
    本研究は,保健師の特徴的な活動である地域づくりにおけるマネジメント活動の特徴を明らかにすることを目的とする。研究対象は,経験10年以上の保健師3名の活動3事例である。保健師の行動や目的・意図について,保健師への面接調査および活動記録の閲覧等を行った。データは,マネジメントの定義に基づいて整理し,意図的につくったしくみから目的毎にマネジメント活動と活動の成果について明らかにした。その結果,次の8つのマネジメント活動が明らかになった。【活動の根拠を明らかにし活動の方向性を決定する】,【当事者のニーズを確認し理解を得ながら事業化する】,【当事者の主体性を大事にしながら,自主的な活動になるようにサポートしていく】,【当事者と当事者を取り巻く地域住民を巻き込みながら活動の基盤を整える】,【住民グループの集まりを健康教育の機会として活用する】,【地域の資源を活用あるいは創造しながら,地域の中での住民の主体的な活動の基盤をつくる】【他機関等と連携しながら地域住民を対象に支え手となる人材を育成する】【健康への関心を高め将来的な支え手として動機(,) づけていく】である。そして,地域づくりにおける保健師のマネジメント活(,) 動には,効果的・効率的・経済的な成果を生み出すために,意図的にしくみを創造,あるいは活用しながらマネジメントサイクルを動かし,地域住民の支え合いを意識した健康づくりのためのシステムを構築しているという特徴があった。The purpose of this study was to identify nursing management in community development that is characteristic of public health nurses. Three advanced public health nurses participated in semi-structured interviews about their activity.The findings were based on three cases.Data was analyzed using the framework approach. As a result, the findings were eight contents of management: ①clarifying evidences and decide directionality of activity; ②confirming needs which she/he wanted to solve, and getting understanding and promoting project; ③ supporting their activities so that it is carried out voluntary activities; ④preparing a base of activity with the person concerned and residents in community; ⑤making use of residents activities as an opportunity of health education; ⑥making a base of independent activity of residents while utilizing community resources or creating it; ⑦ developing human resources as supporters in community with professionals in other institutions; ⑧motivating residents to be interested in health and develop as supporters in the community. The characteristics of nursing management in community development that public health nurses make use of or create structures to achieve the outcome effectively, efficiently, and economically. They create a system using those structures to empower residents who are able to support each other.
  • 両羽 美穂子, 布原 佳奈, 梅津 美香
    岐阜県立看護大学紀要 7(2) 81-87 2007年3月  査読有り筆頭著者
  • 服部 律子, 小田 和美, 両羽 美穂子
    岐阜県立看護大学紀要 6(2) 65-69 2006年3月  査読有り
  • 小田 和美, 両羽 美穂子, 服部 律子
    岐阜県立看護大学紀要 6(2) 71-77 2006年3月  
  • 上野 美智子, 宮本 千津子, 両羽 美穂子, 奥井 幸子
    岐阜県立看護大学紀要 6(1) 35-41 2005年10月  
  • 両羽 美穂子, 栗田 孝子, 大川 眞智子, 上野 美智子, 宮本 千津子, 林 由美子, 岩村 龍子, 池西 悦子, 小澤 和弘, 奥井 幸子
    岐阜県立看護大学紀要 6(1) 43-49 2005年10月  
  • グレッグ 美鈴, 林 由美子, 池西 悦子, 両羽 美穂子, 奥井 幸子, 上野 美智子, 栗田 孝子, 宮本 千津子, 鎌田 亜由美
    岐阜県立看護大学紀要 5(1) 3-9 2005年3月  
  • 池西 悦子, 林 由美子, 上野 美智子, グレッグ 美鈴, 奥井 幸子, 栗田 孝子, 宮本 千津子, 両羽 美穂子
    岐阜県立看護大学紀要 5(1) 47-52 2005年3月  
  • 栗田 孝子, 林 由美子, 奥井 幸子, 上野 美智子, 宮本 千津子, 池西 悦子, 両羽 美穂子
    岐阜県立看護大学紀要 5(1) 53-58 2005年3月  
  • 池西 悦子, 林 由美子, 宮本 千津子, 奥井 幸子, 上野 美智子, 栗田 孝子, 岩村 龍子, 大川 眞智子, 両羽 美穂子, 後藤 美和
    岐阜県立看護大学紀要 4(1) 79-84 2004年3月  
  • 両羽 美穂子, 篠田 征子, 林 由美子, 上野 美智子, 栗田 孝子, 宮本 千津子, 岩村 龍子, 大川 眞智子, 池西 悦子, 堀 ひろみ, 奥井 幸子
    岐阜県立看護大学紀要 3(1) 75-81 2003年3月  
  • 岩村 龍子, 北山 三津子, 両羽 美穂子, 菱田 一恵, 平山 朝子
    岐阜県立看護大学紀要 2(1) 48-54 2002年3月  
  • 篠田 征子, 両羽 美穂子, 池西 悦子, 宮本 千津子, 上野 美智子, 栗田 孝子, 林 由美子, 岩村 龍子, 大川 眞智子, 奥井 幸子
    岐阜県立看護大学紀要 2(1) 117-123 2002年3月  
  • 宮本 千津子, 上野 美智子, 栗田 孝子, 林 由美子, 岩村 龍子, 池西 悦子, 両羽 美穂子, 篠田 征子, 奥井 幸子
    岐阜県立看護大学紀要 2(1) 175-181 2002年3月  
  • 岩村 龍子, 両羽 美穂子, 三浦 一恵
    岐阜県立看護大学紀要 1(1) 59-65 2001年3月  

MISC

 32

講演・口頭発表等

 23

担当経験のある科目(授業)

 10
  • 2022年4月 - 現在
    看護理論  (上智大学総合人間科学研究科看護学専攻)
  • 2022年4月 - 現在
    看護管理学特論  (上智大学総合人間科学研究科看護学専攻)
  • 2021年4月 - 現在
    地域連携実践論  (上智大学総合人間科学部助産学専攻科)
  • 2021年4月 - 現在
    在宅看護実習  (上智大学総合人間科学部看護学科)
  • 2021年4月 - 現在
    地域看護学実習  (上智大学総合人間科学部看護学科)

所属学協会

 5

共同研究・競争的資金等の研究課題

 3

学術貢献活動

 5

社会貢献活動

 3