研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 言語教育研究センター 教授
- 学位
- 学士(文学)(筑波大学)修士(地域研究)(筑波大学)博士(人文科学)(お茶の水女子大学)
- 研究者番号
- 00508509
- J-GLOBAL ID
- 201201018878639901
- researchmap会員ID
- B000225502
(研究テーマ)
第二言語としての日本語の統語的発達
受賞
4論文
17-
日本語教育 (182) 33-48 2022年8月 査読有り責任著者本研究では,処理可能性理論に基づく発達段階において文処理の項目とされている受動文に注目し,その位置づけの妥当性と母語の影響について検討した。 研究方法は,学習者の縦断データ(中国語と韓国語母語学習者各3名の発話)と横断データ(中国語,韓国語,トルコ語,英語,西語母語学習者各50名の発話および日本語力テスト(SPOT)得点)を分析し,決定木(CART)分析により構築したモデルをもとに考察を行った。 分析の結果,受動文は複文処理を要するB類接続辞よりも使用開始が遅く,複文処理の段階の項目であることが支持された。また,CART分析により構築されたモデルは,受動文の使用が中級以降になること,中国語・トルコ語・英語母語群の方が韓国語・西語母語群よりも受動文を使用する確率が高いが,上級になると母語に関わらず受動文を使用するという,限定的な母語のナラティブの型の影響があることを示唆するものであった。
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第二言語としての日本語の習得研究 (16) 5-16 2013年12月 招待有り
MISC
2書籍等出版物
5講演・口頭発表等
16-
the 11th Annual Meeting of the Society for the Neurobiology of Language (SNL) 2019年8月21日 Society for the Neurobiology of Language
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The 10th Annual Meeting of Society for the Neurobiology of Language 2018年8月17日 Society for the Neurobiology of Language
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2016年度 日本語教育国際研究大会 2016年9月10日 インドネシア日本語教育学会(日本語教育グローバルネットワーク)本パネルでは、三つの実証研究のデータを基に、言語習得のメカニズムにおける言語適性などの個人差と言語発達の関係について議論を行った。
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第8回 日本語実用言語学国際会議(ICPLJ8) 2014年3月22日 日本語実用言語学国際会議(ICPLJ8)
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Seventh International Conference on Practical Linguistics of Japanese (ICPLJ7) 2011年3月5日
共同研究・競争的資金等の研究課題
4-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2028年3月
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上智大学国際言語情報研究所 所内共同研究 2014年4月 - 2024年3月
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東北大学加齢医学研究所 共同利用・共同研究(公募) 2016年4月 - 2018年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2012年4月 - 2016年3月

