研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 総合グローバル学部総合グローバル学科 教授
- 学位
- 工学修士(東京大学)修士(経済学)(横浜国立大学)博士(横浜国立大学)
- 通称等の別名
- Peter Shimokawa
- 研究者番号
- 40349022
- J-GLOBAL ID
- 200901059548401693
- researchmap会員ID
- 5000008969
1995-2000途上国農村都市間労働移動とインフォーマルセクターに関する研究
1996-発展途上国都市インフォーマルセクターと経済発展に関する研究
2000-政治・経済・社会の中での貧困者自身のスペースの拡大及びPeople's Processの発展の可能性に関する研究
2009-グローバリゼーションと貧困及び格差に関する経済学的研究
2011-都市再開発と排除に関する研究
アジア各国の都市インフォーマルセクター、及びその経済発展に資する役割に関する経済学的研究。またアジア各国の貧困住民の様々な創造的取組みとその可能性、及びその国際的広がりと国際機関・国家・NGOとの関係に関する研究。さらにグローバリゼーションと貧困に関する経済学的研究。
(研究テーマ)
発展途上国都市インフォーマルセクターに関する研究。
日本における野宿者に関すること(グローバリゼーションと日本における非正規労働者に関する研究)。
グローバル化時代における、政治・経済・社会の中での貧困者自身のスペースの拡大及びpeople's process(住民の歩みを基盤としたプロセス)の発展の可能性に関する研究
研究キーワード
8研究分野
2学歴
1-
1996年4月 - 1999年3月
主要な論文
11-
Asian Coalition Housing Rights 1-15 2013年8月 招待有りDiscussions of eviction in contemporary Japan must be approached a little differently than in most of Asia as Japan has no slum areas—at least not in the same sense as many other Asian countries. Thus, this article discusses the homeless rather than slum populations. In the following pages, I will report on changes in conditions surrounding forced evictions of homeless communities, while also providing an overview of homelessness in Japan and related government policies.
-
コスモポリス (1) 63-68 2007年3月経済のグローバル化とは、理論的には世界共通市場化のプロセスである。本稿では、経済学、すなわち市場経済の理論から世界共通市場化がどのように捉えられ、どのような問題性が指摘できるのかを明らかにした。その際に経済学の伝統に従い、財市場、労働市場、資本市場の3つを順に論じている。最後に市場のメカニズムの最適性の意味やその前提を考えることによって、さらに本質的なグローバリゼーションの問題点を指摘した。
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Sophia University AGLOS News 5 42-49 2004年
MISC
22書籍等出版物
13-
上智大学グローバル・コンサーン研究所 2017年7月31日2015年12月5日、上智大学で開催された上智大学グローバル・コンサーン研究所、国際基督教大学社会科学研究所共催の同名の国際シンポジウムを書籍化したもの。
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2012年7月「国際関係論」に興味を持つ学生に対して、その分野の一つとしての「国際政治経済学」がどのような分野であるかを、学生の興味を喚起するために紹介したものである。経済学の立場からの国際政治経済学の紹介、筆者がこの分野に興味を持つようになったきっかけ、貧困問題の重要性などを中心に記述し、初学者のために参考となる参考文献リスト・ウェブサイトを紹介している。
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明石書店 2012年5月25日 (ISBN: 9784750335865)Mehmet Odekon, ENCYCLOPEDIA OF WORLD POVERTY, Sage Publications, USA/London/New Delhi: 2006, vol.1-3の翻訳
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Sophia University Press上智大学出版 , ぎょうせい (発売) 2008年8月17日 (ISBN: 9784324084373)アジア(一部ラテンアメリカ)の幾つかの事例をもとに、グローバル社会とローカル(地域)の相互作用を解明し、今の経済のグローバル化が急速に進展する中で、ローカル社会が潰されずに行き抜き、発展することはどのように可能かを考察した本である。21世紀COEプログラム「地域立脚型グローバル・スタディーズの構築」の成果の一つである。
-
Sophia University Press上智大学出版 , ぎょうせい (発売) 2008年8月17日 (ISBN: 9784324084373)貧困国及び貧困者の真の発展のためには、貧困者の主体性が重要である。この貧困者の主体的な歩み(People’s Process)は、多くの開発援助プロジェクトでは無視されることが多いが、実際には各地で広まっている。このPeople’s Processの中から特にメッセージ性の高いパキスタンとタイの事例を紹介し、さらにこれらが貧困者のグローバルなネットワークを可能にし、国家政策やグローバルな環境を変える可能性があることを示し、People’s Processの発展による新たな発展モデルの可能性を提示した。
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Sophia University Press上智大学出版 , ぎょうせい (発売) 2008年8月17日 (ISBN: 9784324084373)
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Sophia University Press上智大学出版 , ぎょうせい (発売) 2007年8月31日 (ISBN: 9784324082423)途上国都市インフォーマルセクターに関する経済学の先行研究によれば、インフォーマルセクターは理論的には自立的発展の可能性を持つが、実証研究によればそうでないと一般的に言われている。筆者は、その理論と実際の乖離の原因として、自立的発展を妨げる障壁があると考え、様々なアジアの事例をもとに経済学的観点から3つの障壁(土地へのアクセス、クレジットへのアクセス、マーケットへのアクセス)を明らかにする。さらに、各地域に広まっている、それらの障壁を乗り越えるための貧しい民衆自身の成功している試みを紹介し、「貧困者の歩み」(People’s Process)の存在とその特徴を明らかにした。
-
部落解放・人権研究所 , 解放出版社 (発売) 2006年9月30日 (ISBN: 4759202293)アジアにおける貧困者の歩みとその延長上にある彼らのコミュニティ・ビジネスの実践例を紹介することによって、コミュニティ・ビジネスが単に既存の新自由主義的経済を補完するものではなく、コミュニティを基盤としたオルタナティブな経済へと発展していく可能性があること、またそのための鍵となる重要な事柄を示した。
講演・口頭発表等
6-
Leaders and Organizers of Community Organizations in Asia (LOCOA) Annual Meeting in Jakarta 2019年12月13日 Leaders and Organizers of Community Organizations in Asia (LOCOA) 招待有り
主要な共同研究・競争的資金等の研究課題
2-
上智大学 学内共同研究 2006年4月 - 2007年3月
-
文部科学省 21世紀COEプログラム 2002年4月 - 2007年3月
主要な学術貢献活動
8-
企画立案・運営等, パネル司会・セッションチェア等上智大学グローバル・コンサーン研究所(IGC)・国際基教大学社会科学研究所 2015年12月5日 - 2015年12月5日
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企画立案・運営等上智大学社会正義研究所・国際基教大学社会科学研究所 2009年11月29日 - 2009年11月29日
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企画立案・運営等, パネル司会・セッションチェア等上智大学社会正義研究所・国際基教大学社会科学研究所 2007年12月8日 - 2007年12月8日
主要な社会貢献活動
16メディア報道
11-
毎日新聞社 https://mainichi.jp/articles/20200809/k00/00m/040/018000c 2020年8月9日 インターネットメディア
その他
7-
2002年4月毎年ゼミ論・卒論要旨集及びゼミ論・卒論CD-ROMの発行を行い、現在で6号を数える。要旨集は、ゼミ参加者全員のゼミ論及び卒論の要旨を収録し、それ以外に一年間ゼミでどのようなことをしてきたのかをまとめる。CD-ROMには、その全文を収録する。これは、ゼミ生の動機づけと成果公表を目指すと同時に、かなりの部分ゼミ生の自主的な作業に任されており、学生の主体性や共同性を養うことも目指している。
-
2002年4月ホームページにゼミや授業の参考となる自分自身の著作や資料、またゼミ等の詳細な内容を出来る限り積極的に公開し、広くアクセスできるようにしている。さらに、学生の卒業論文や修士論文の秀逸なものをホームページ上の公開することによって、本人の動機付け及び近い関心を持つ新しい学生の知的向上と意識化に努めている。