量子ホール効果に関する研究で東京大学で理学博士を取る。博士研究員としてドイツ滞在中に,Anderson転移に関する数値スケーリング法について学ぶ。これを応用し,準位統計のスケーリングを大阪大学,東邦大学で行う。上智大学に来てからは大規模数値計算による,局在長,2端子コンダクタンスの研究を行っている。最近はトポロジカル絶縁体・超伝導体の研究を主に行っている。2016年以降,物性物理学における機械学習の応用をテーマに研究を続けている。
教育;力学,電磁気学,線形代数,統計力学,固体物理の講義を行ってきた。大学院ではナノスケールの物理や相転移の物理を教えている。
研究;不規則電子系における量子輸送現象を研究している。特にAnderson転移の性質を大規模数値計算で調べてきた。最近はスピンが絡んだ輸送現象の研究も行っている。
(研究テーマ)
アンダーソン転移の数値的研究
スピンに関連した量子輸送現象の研究
物性物理学における機械学習の応用