Inoue Shigeko

戦時法研究会での報告をまとめたもの。日本の戦時法研究者に、日独比較の視座から、共通点と相違点をまとめた。

時の経過とともにどんな歴史減少も「風化」する傾向を示すが、ドイツではナチズム関係について「風化」を許されない状況があることを説明し、ドイツの大学でどのように「歴史を風化」させない授業の工夫がされているかの実例を紹介し、その有効性と限界を論じたもの。

哲学・進学・文学・歴史学・教育学の立場から、人類存在の原典を探求する論文集の中の一篇。「人道に対する罪」の成立過程を考察。

16世紀から現代までのドイツの生活文化史

16世紀から現代までの生活文化を、①農民文化、②教会文化、③市民文化、④労働者文化、⑤国民文化、⑥大衆消費文化と６つの角度から考察した。

歴史学入門を兼ねた史料論に関してまとめた論文集（共著）

東京女子大学文理学部史学科が編纂した学生用ガイドブックの中で一論文を執筆

歴史学研究入門をかねた史料論の論文集（共著）

史料をどう読むか、についてまとめられた論文集の中の一篇。1983年のヒトラーの日記の偽造事件を史料批判の方法に即して考察。

「20世紀型」社会システムと那智社会との連続・非連続性を問う論文集の一篇を執筆。女性労働の概念の整理とドイツ１００年間の女性労働の流れをみた上で、ナチ時代の女性労働の政策と実態の乖離を考察。

ＥＵ統合のうねりの底流を探る論文集の一篇を執筆。東欧と西欧のはざまにあるドイツの二面性を、ナチ時代の外交政策、占領政策、外国人労働者政策をとりあげて考察。

２年生でプレゼミに参加してきた学生が４年生に卒業論文を仕上げるまで、各学年、各学期に何を重点的にすべきか、テーマをどのように決定し、さらに絞っていくか、必要な文献をどのように探すか、いかに構想を練るか、執筆時に注意すべき事など、くわしく書いたもの。作成したのは2000年だが、毎年少しずつ加筆修正している。プレゼミ生、ゼミ生にプリント配布。

ドイツの概説書の中の歴史の概説。ヴァイマル時代とナチ時代を担当。

１８世紀から現代までのドイツ史

社会史の最新成果を加味したドイツ通史の中で、ナチ時代の章を執筆。

ナチズム研究会の仲間５人の共著。この中でドイツ労働戦線を事例に党と国家の関係を考察した。章タイトルは「第三帝国とドイツ論同戦線（ＤＡＦ）ーＤＡＦ法案をめぐる等・国家・ＤＡＦの相互関係についての一考察」。

公開講座８編の内容をまとめた論文集の一篇。イギリス、アメリカ、西ドイツ、日本におけるオーラル・ヒストリーの歴史を紹介し、各国の特徴を述べた。