研究者検索結果一覧 田渕 六郎 田渕 六郎タブチ ロクロウ (Tabuchi Rokuro) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属上智大学 総合人間科学部社会学科 教授(兼任)総合人間科学研究科社会学専攻主任学位学士(法学)(東京大学)学士(文学)(東京大学)修士(社会学)(東京大学)研究者番号20285076J-GLOBAL ID200901063433123930researchmap会員ID1000207253外部リンクhttp://pweb.cc.sophia.ac.jp/rtab/家族社会学・家族人口学とそれに関連する社会政策研究を行っています。 人口変動社会における世代間関係の変容を比較社会学的視点から明らかにすることが 最近の主たる研究テーマです。フィールドは主に日本ですが、イタリア、中国などとの 比較研究も行っています。(研究テーマ) 高齢化社会における世代間関係の動態にかんする社会学的研究 男性の家事育児参加を促進する要因にかんする社会学的研究 研究キーワード 3 家族社会学 世代間関係 ジェンダー 研究分野 1 人文・社会 / 社会学 / 経歴 13 2008年9月 - 2009年9月 立教大学 兼任講師 2008年8月 - 2009年7月 大阪商業大学 JGSS研究センター嘱託研究員 2008年8月 - 2009年7月 大阪商業大学 研究員 2008年10月 - 2009年3月 名古屋大学 非常勤講師 2008年10月 - 2009年3月 聖心女子大学 非常勤講師 2008年9月 - 2009年3月 中央大学 非常勤講師 2008年4月 - 2008年9月 東京大学 非常勤講師 2008年4月 - 2008年9月 首都大学東京 非常勤講師 2007年10月 - 2008年3月 聖心女子大学 非常勤講師 2004年10月 - 2007年3月 名古屋大学大学院環境学研究科 助教授 2001年4月 - 2004年9月 名古屋大学大学院環境学研究科 講師 1999年4月 - 2001年3月 名古屋大学文学部 講師 1996年4月 - 1999年3月 東京都立大学人文学部 助手 1 論文 29 将来の子どもの福祉における児童期の社会関係資本の重要性 細田千尋ほか 15 2024年7月25日 査読有り最終著者 討論者による論点整理(特集 若者の地方暮らしから考える新時代の家族) 久保田裕之, 田渕六郎 家族社会学研究 36(1) 89-95 2024年4月30日 招待有り最終著者 Emerging Trends in Domestic Migration Patterns in Japan Rokuro Tabuchi Paper presented at Expert Group Meeting in Celebration of the 30th anniversary of the International Year of the Family, 28-29 February 2024, The Everly Hotel, Kuala Lumpur 2024年3月 招待有り筆頭著者 Introduction: Women's careers in the midst of diversifying change Fumiya Onaka, Akwi Seo, Kaori Takahashi, Rokuro Tabuchi Japanese Journal of Sociology 33(1) 3-6 2024年2月22日 最終著者 2010年代における現代日本家族の動態 田渕六郎 家族看護学研究 29 88-90 2023年3月 招待有り筆頭著者 もっとみる MISC 5 書評・Akihiko Kato "The Japanese Family System: Change, Continuity, and Regionality in the Long Twentieth Century" 田渕六郎 家族社会学研究 34(2) 134-135 2022年10月31日 筆頭著者 親からの住宅援助と親子の居住関係-JGSS-2006データによる検討- 田渕 六郎 JGSSで見た日本人の意識と行動 : 日本版General Social Surveys研究論文集 7 pp.13-23 2008年3月31日 <Book Review>The Japanese Family System in Transition: A Sociological Analysis of Family Change in Postwar Japan. By Emiko Ochiai 田渕 六郎 International journal of Japanese sociology : IJJS 13 134-138 2004年 「家族戦略」研究の可能性 : 概念上の問題を中心に 田渕 六郎 人文学報. 社会福祉学 15 87-117 1999年3月25日 近年の歴史学、人類学、社会学の各分野における家族研究においては、「家族戦略」という概念を採用する研究が多く見られる。それは、従来の家族ないし世帯研究が、家族の受動的・非合理的側面を過度に強調していたことの反省に立ち、家族が環境に対して能動的・合理的に対応する側面を考察しようとする理論的意図を持つ。そのような概念を用いた研究は、戦略という概念を慎重に考慮して使用するのであれば、家族の諸行動の説明において様々な興味深い視点を提示すると同時に、社会学の他分野の理論的発展にも資するであろうゆえ、有益であると思われる。今後の家族社会学においては、家族の「適応」の側面を重視してきた家族ストレス諭の知見などを踏まえつつ、家族戦略研究を理論的に体系化していくことか、一つの重要な課題になるだろう。 家族構造とエスニシティ : 拡大世帯形成を中心に 田渕 六郎 人文学報. 社会福祉学 14 69-108 1998年3月25日 ェスニシティはいかにして家族構造ないしは家族行動の説明要因として用いうるのだろうか。これが本稿が考察する問題である。家族・親族関連行動においてエスニシティによる差異が存在することは既に多くの研究の中で論じられてきた。本報告では、主として家族構造(中でも特に拡大世帯形成行動)とエスニシティとの関係に焦点をあてて、まずそれに関する先行研究を概観する。次いでそれら諸研究のなかでエスニシティがいかにして「説明変数」として用いられているかを確認し、それらの問題点を指摘するなかで、説明要因としてのエスニシティの理論的位置づけを論じる。本稿は家族に関連する行動のなかでも限られた部分のみを直接的な検討対象にするに過ぎないとはいえ、今後の様々な関連分野の実証研究に対しても理論上の示唆を投げかけるものとなろう。本稿の主要な主張は以下のように要約できる。エスニシティは、従来の当該分野の研究においては、特にミクロデータの分析の中で、収入階級、ジェンダーその他の要因を統制した効果である世帯拡大の性向として分析的に抽出され、当該エスニシティ集団に固有の「文化的」性向として理解されてきた。だが、そのような扱いは、エスニシティという説明変数の意味を素朴に「前提」し、それを一種の「残余カテゴリー」として扱う限りで、エスニシティという変数を用いた説明の理論化を放棄するものである。そのような説明に対抗して導入された「経済的説明」は、世帯拡大を貧困へ適応するための村処行動として位置づけ、エスニシティ集団間の差異を社会経済的構造における差異として理解する視座を開いた点で一定の意義を持ったが、理論的な問題を含んでいた。今後の当該分野における研究課題は、エスニック集団が(拡大世帯を形成する)「文化」を持つという前提に立たず、当事者の言説や日常経験に関するエスノグラフィックな記述的研究の伝統に立ち戻ることによって、エスニック集団間における諸属性の差異という現象がどのような具体的過程を通じて生じてくるのかということを、様々なエスニック集団について明らかにしていくことを通じて、説明変数としてのエスニシティ概念を洗練していくことであろうと思われる。 書籍等出版物 17 探究モードへの挑戦 : 高度化・自律化をめざすSDGs時代の人づくり 田村, 学, 佐藤, 真久, 合田, 哲雄, 浅野, 大介, 田渕, 六郎, 白井, 俊 (担当:分担執筆, 範囲:第4章 地域協働と探究モードへの挑戦) 人言洞 2022年9月 (ISBN: 9784910917009) 『日本の家族1999-2009 : 全国家族調査「NFRJ」による計量社会学』 田渕 六郎 (担当:共編者(共編著者)) 東京大学出版会 2016年6月1日 Comparative Study of Family Policy in East Asia Tabuchi Rokuro (担当:共編者(共編著者), 範囲:p.87-114) Korea Institute for Health and Social Affairs 2015年12月1日 『現代家族ペディア』 田渕 六郎 (担当:共編者(共編著者), 範囲:p.153-159, 161-162, 163-165, 183-185, 189-192) 弘文堂 2015年11月15日 (ISBN: 9784335551703) 『スマトラ地震による津波災害と復興』 「Ⅲ-1 個人と家族の状況」 田渕 六郎 古今書院 2014年2月28日 (ISBN: 9784772241717) 2004年の被災から約1年後の2005年12月にバンダアチェにて実施された定量的調査に基づき、個人及び家族に生じた被害について明らかにした。 もっとみる 講演・口頭発表等 1 グローバル化・家族変動・社会政策 田渕 六郎 第4回社会保障・社会福祉国際学術会議 2008年9月13日 日本福祉大学 イタリアにおける近年の家族変動とそれに関連する社会福祉政策の変化について、世代間関係と介護労働者に焦点を当てて現状を報告した。 所属学協会 4 日本社会学会 日本家族社会学会 関東社会学会 福祉社会学会 共同研究・競争的資金等の研究課題 28 大規模継続家族調査による家族形成期の困難に関する実証的解明 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2017年4月 - 2022年3月 田渕 六郎, 松田 茂樹, 稲葉 昭英, 佐々木 尚之, 保田 時男, 吉田 崇, 筒井 淳也, 西村 純子 「世代とジェンダー」の視点からの少子高齢化社会に関する国際比較研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2018年4月 - 2021年3月 福田 亘孝, 田渕 六郎, 吉田 千鶴, 山内 昌和 ライフコースの多様化による家族概念の再検討 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2015年4月 - 2018年3月 永井 暁子, 田渕 六郎, 稲葉 昭英, 筒井 淳也, 保田 時男, 田中 重人, 田中 慶子, 久保田 裕之, 松田 茂樹 全国家族調査データを用いた1999-2009年の日本の家族の総合的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2013年4月 - 2016年3月 稲葉 昭英, 田渕 六郎, 筒井 淳也, 保田 時男, 松田 茂樹, 西村 純子, 田中 重人, 永井 暁子, 西野 理子, 嶋崎 尚子, 平澤 和司, 荒牧 草平, 松井 真一, 裵 智恵, 金 貞任, 施 利平, 菅野 剛, 大日 義晴, 田中 慶子, 大和 礼子, 鈴木 富美子, 福田 亘孝, 中西 泰子, 品田 知美, 乾 順子, 島 直子, 澤口 恵一, 松信 ひろみ, 内田 哲郎, 井田 瑞江, 堀 真紀子, 賀茂 美則, 余田 翔平, 三輪 清子, 根岸 弓, 近兼 路子, 吉武 理大 「世代とジェンダー」から見た少子高齢化社会に関する国際比較研究:フェーズⅡ 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2012年4月 - 2015年3月 阿藤 誠, 津谷 典子, 福田 亘孝, 西岡 八郎, 星 敦士, 田渕 六郎, 吉田 千鶴, 岩間 暁子, 菅 桂太, 中川 雅貴, 曺 成虎 もっとみる 社会貢献活動 1 愛知県男女共同参画審議会委員 その他 2006年4月1日 - 2007年3月31日 その他 5 (教育実績)フィールドワーク形式での実践的授業運営の工夫 2011年4月 複数学科が履修可能な学部共通科目として、「地域実践フィールドワーク」の授業を担当し、過疎化の進む離島でのフィールドワークを中心とした実践的授業を行っている。 (教育実績)インターネットを用いた授業参加の工夫 2008年4月 学部生向け演習授業において、毎回終了後に自己評価コメントをWeb掲示板に入力してもらい、互いにオープンな自己評価を行ってもらい、必要に応じて教員からフィードバックを提供している。これによって対面的やりとり以外の相互コミュニケーションの活発化にとどまらず、次回授業に向けての改善点の明確化や自発的な学習への動機付けを高めるように配慮している。 (教育実績)授業運営の工夫 2007年4月 調査方法論にかんする講義のコースにおいて、リアクション・ペーパの執筆およびディスカッションを多く取り入れた授業運営を通じて、学生の意欲を高める工夫を採用している。具体的には、ドキュメンタリー映像を見せてその論評をディスカッション形式で行ったり、一部の学生が報告した調査結果に対する批評を執筆させたりすることで、調査方法論におけるポイントを具体例を通じて学生が理解する機会を与えるよう配慮している。 (教育実績)学生の発表による授業の活性化 2007年4月 調査方法論にかんする講義のコースにおいて、学生の発表とディスカッションを行うことで、授業活性化を図る工夫を採用している。具体的には、受講学生の3割程度に対して授業での発表の機会を与え、報告内容をめぐって参加学生とのやりとりを行う機会を設けることで、学習意欲を高め、学生同士の交流が促進されるよう配慮している。 (免許・資格)普通自動車第一種運転免許
田渕 六郎タブチ ロクロウ (Tabuchi Rokuro) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属上智大学 総合人間科学部社会学科 教授(兼任)総合人間科学研究科社会学専攻主任学位学士(法学)(東京大学)学士(文学)(東京大学)修士(社会学)(東京大学)研究者番号20285076J-GLOBAL ID200901063433123930researchmap会員ID1000207253外部リンクhttp://pweb.cc.sophia.ac.jp/rtab/家族社会学・家族人口学とそれに関連する社会政策研究を行っています。 人口変動社会における世代間関係の変容を比較社会学的視点から明らかにすることが 最近の主たる研究テーマです。フィールドは主に日本ですが、イタリア、中国などとの 比較研究も行っています。(研究テーマ) 高齢化社会における世代間関係の動態にかんする社会学的研究 男性の家事育児参加を促進する要因にかんする社会学的研究 研究キーワード 3 家族社会学 世代間関係 ジェンダー 研究分野 1 人文・社会 / 社会学 / 経歴 13 2008年9月 - 2009年9月 立教大学 兼任講師 2008年8月 - 2009年7月 大阪商業大学 JGSS研究センター嘱託研究員 2008年8月 - 2009年7月 大阪商業大学 研究員 2008年10月 - 2009年3月 名古屋大学 非常勤講師 2008年10月 - 2009年3月 聖心女子大学 非常勤講師 2008年9月 - 2009年3月 中央大学 非常勤講師 2008年4月 - 2008年9月 東京大学 非常勤講師 2008年4月 - 2008年9月 首都大学東京 非常勤講師 2007年10月 - 2008年3月 聖心女子大学 非常勤講師 2004年10月 - 2007年3月 名古屋大学大学院環境学研究科 助教授 2001年4月 - 2004年9月 名古屋大学大学院環境学研究科 講師 1999年4月 - 2001年3月 名古屋大学文学部 講師 1996年4月 - 1999年3月 東京都立大学人文学部 助手 1 論文 29 将来の子どもの福祉における児童期の社会関係資本の重要性 細田千尋ほか 15 2024年7月25日 査読有り最終著者 討論者による論点整理(特集 若者の地方暮らしから考える新時代の家族) 久保田裕之, 田渕六郎 家族社会学研究 36(1) 89-95 2024年4月30日 招待有り最終著者 Emerging Trends in Domestic Migration Patterns in Japan Rokuro Tabuchi Paper presented at Expert Group Meeting in Celebration of the 30th anniversary of the International Year of the Family, 28-29 February 2024, The Everly Hotel, Kuala Lumpur 2024年3月 招待有り筆頭著者 Introduction: Women's careers in the midst of diversifying change Fumiya Onaka, Akwi Seo, Kaori Takahashi, Rokuro Tabuchi Japanese Journal of Sociology 33(1) 3-6 2024年2月22日 最終著者 2010年代における現代日本家族の動態 田渕六郎 家族看護学研究 29 88-90 2023年3月 招待有り筆頭著者 もっとみる MISC 5 書評・Akihiko Kato "The Japanese Family System: Change, Continuity, and Regionality in the Long Twentieth Century" 田渕六郎 家族社会学研究 34(2) 134-135 2022年10月31日 筆頭著者 親からの住宅援助と親子の居住関係-JGSS-2006データによる検討- 田渕 六郎 JGSSで見た日本人の意識と行動 : 日本版General Social Surveys研究論文集 7 pp.13-23 2008年3月31日 <Book Review>The Japanese Family System in Transition: A Sociological Analysis of Family Change in Postwar Japan. By Emiko Ochiai 田渕 六郎 International journal of Japanese sociology : IJJS 13 134-138 2004年 「家族戦略」研究の可能性 : 概念上の問題を中心に 田渕 六郎 人文学報. 社会福祉学 15 87-117 1999年3月25日 近年の歴史学、人類学、社会学の各分野における家族研究においては、「家族戦略」という概念を採用する研究が多く見られる。それは、従来の家族ないし世帯研究が、家族の受動的・非合理的側面を過度に強調していたことの反省に立ち、家族が環境に対して能動的・合理的に対応する側面を考察しようとする理論的意図を持つ。そのような概念を用いた研究は、戦略という概念を慎重に考慮して使用するのであれば、家族の諸行動の説明において様々な興味深い視点を提示すると同時に、社会学の他分野の理論的発展にも資するであろうゆえ、有益であると思われる。今後の家族社会学においては、家族の「適応」の側面を重視してきた家族ストレス諭の知見などを踏まえつつ、家族戦略研究を理論的に体系化していくことか、一つの重要な課題になるだろう。 家族構造とエスニシティ : 拡大世帯形成を中心に 田渕 六郎 人文学報. 社会福祉学 14 69-108 1998年3月25日 ェスニシティはいかにして家族構造ないしは家族行動の説明要因として用いうるのだろうか。これが本稿が考察する問題である。家族・親族関連行動においてエスニシティによる差異が存在することは既に多くの研究の中で論じられてきた。本報告では、主として家族構造(中でも特に拡大世帯形成行動)とエスニシティとの関係に焦点をあてて、まずそれに関する先行研究を概観する。次いでそれら諸研究のなかでエスニシティがいかにして「説明変数」として用いられているかを確認し、それらの問題点を指摘するなかで、説明要因としてのエスニシティの理論的位置づけを論じる。本稿は家族に関連する行動のなかでも限られた部分のみを直接的な検討対象にするに過ぎないとはいえ、今後の様々な関連分野の実証研究に対しても理論上の示唆を投げかけるものとなろう。本稿の主要な主張は以下のように要約できる。エスニシティは、従来の当該分野の研究においては、特にミクロデータの分析の中で、収入階級、ジェンダーその他の要因を統制した効果である世帯拡大の性向として分析的に抽出され、当該エスニシティ集団に固有の「文化的」性向として理解されてきた。だが、そのような扱いは、エスニシティという説明変数の意味を素朴に「前提」し、それを一種の「残余カテゴリー」として扱う限りで、エスニシティという変数を用いた説明の理論化を放棄するものである。そのような説明に対抗して導入された「経済的説明」は、世帯拡大を貧困へ適応するための村処行動として位置づけ、エスニシティ集団間の差異を社会経済的構造における差異として理解する視座を開いた点で一定の意義を持ったが、理論的な問題を含んでいた。今後の当該分野における研究課題は、エスニック集団が(拡大世帯を形成する)「文化」を持つという前提に立たず、当事者の言説や日常経験に関するエスノグラフィックな記述的研究の伝統に立ち戻ることによって、エスニック集団間における諸属性の差異という現象がどのような具体的過程を通じて生じてくるのかということを、様々なエスニック集団について明らかにしていくことを通じて、説明変数としてのエスニシティ概念を洗練していくことであろうと思われる。 書籍等出版物 17 探究モードへの挑戦 : 高度化・自律化をめざすSDGs時代の人づくり 田村, 学, 佐藤, 真久, 合田, 哲雄, 浅野, 大介, 田渕, 六郎, 白井, 俊 (担当:分担執筆, 範囲:第4章 地域協働と探究モードへの挑戦) 人言洞 2022年9月 (ISBN: 9784910917009) 『日本の家族1999-2009 : 全国家族調査「NFRJ」による計量社会学』 田渕 六郎 (担当:共編者(共編著者)) 東京大学出版会 2016年6月1日 Comparative Study of Family Policy in East Asia Tabuchi Rokuro (担当:共編者(共編著者), 範囲:p.87-114) Korea Institute for Health and Social Affairs 2015年12月1日 『現代家族ペディア』 田渕 六郎 (担当:共編者(共編著者), 範囲:p.153-159, 161-162, 163-165, 183-185, 189-192) 弘文堂 2015年11月15日 (ISBN: 9784335551703) 『スマトラ地震による津波災害と復興』 「Ⅲ-1 個人と家族の状況」 田渕 六郎 古今書院 2014年2月28日 (ISBN: 9784772241717) 2004年の被災から約1年後の2005年12月にバンダアチェにて実施された定量的調査に基づき、個人及び家族に生じた被害について明らかにした。 もっとみる 講演・口頭発表等 1 グローバル化・家族変動・社会政策 田渕 六郎 第4回社会保障・社会福祉国際学術会議 2008年9月13日 日本福祉大学 イタリアにおける近年の家族変動とそれに関連する社会福祉政策の変化について、世代間関係と介護労働者に焦点を当てて現状を報告した。 所属学協会 4 日本社会学会 日本家族社会学会 関東社会学会 福祉社会学会 共同研究・競争的資金等の研究課題 28 大規模継続家族調査による家族形成期の困難に関する実証的解明 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2017年4月 - 2022年3月 田渕 六郎, 松田 茂樹, 稲葉 昭英, 佐々木 尚之, 保田 時男, 吉田 崇, 筒井 淳也, 西村 純子 「世代とジェンダー」の視点からの少子高齢化社会に関する国際比較研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2018年4月 - 2021年3月 福田 亘孝, 田渕 六郎, 吉田 千鶴, 山内 昌和 ライフコースの多様化による家族概念の再検討 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2015年4月 - 2018年3月 永井 暁子, 田渕 六郎, 稲葉 昭英, 筒井 淳也, 保田 時男, 田中 重人, 田中 慶子, 久保田 裕之, 松田 茂樹 全国家族調査データを用いた1999-2009年の日本の家族の総合的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2013年4月 - 2016年3月 稲葉 昭英, 田渕 六郎, 筒井 淳也, 保田 時男, 松田 茂樹, 西村 純子, 田中 重人, 永井 暁子, 西野 理子, 嶋崎 尚子, 平澤 和司, 荒牧 草平, 松井 真一, 裵 智恵, 金 貞任, 施 利平, 菅野 剛, 大日 義晴, 田中 慶子, 大和 礼子, 鈴木 富美子, 福田 亘孝, 中西 泰子, 品田 知美, 乾 順子, 島 直子, 澤口 恵一, 松信 ひろみ, 内田 哲郎, 井田 瑞江, 堀 真紀子, 賀茂 美則, 余田 翔平, 三輪 清子, 根岸 弓, 近兼 路子, 吉武 理大 「世代とジェンダー」から見た少子高齢化社会に関する国際比較研究:フェーズⅡ 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2012年4月 - 2015年3月 阿藤 誠, 津谷 典子, 福田 亘孝, 西岡 八郎, 星 敦士, 田渕 六郎, 吉田 千鶴, 岩間 暁子, 菅 桂太, 中川 雅貴, 曺 成虎 もっとみる 社会貢献活動 1 愛知県男女共同参画審議会委員 その他 2006年4月1日 - 2007年3月31日 その他 5 (教育実績)フィールドワーク形式での実践的授業運営の工夫 2011年4月 複数学科が履修可能な学部共通科目として、「地域実践フィールドワーク」の授業を担当し、過疎化の進む離島でのフィールドワークを中心とした実践的授業を行っている。 (教育実績)インターネットを用いた授業参加の工夫 2008年4月 学部生向け演習授業において、毎回終了後に自己評価コメントをWeb掲示板に入力してもらい、互いにオープンな自己評価を行ってもらい、必要に応じて教員からフィードバックを提供している。これによって対面的やりとり以外の相互コミュニケーションの活発化にとどまらず、次回授業に向けての改善点の明確化や自発的な学習への動機付けを高めるように配慮している。 (教育実績)授業運営の工夫 2007年4月 調査方法論にかんする講義のコースにおいて、リアクション・ペーパの執筆およびディスカッションを多く取り入れた授業運営を通じて、学生の意欲を高める工夫を採用している。具体的には、ドキュメンタリー映像を見せてその論評をディスカッション形式で行ったり、一部の学生が報告した調査結果に対する批評を執筆させたりすることで、調査方法論におけるポイントを具体例を通じて学生が理解する機会を与えるよう配慮している。 (教育実績)学生の発表による授業の活性化 2007年4月 調査方法論にかんする講義のコースにおいて、学生の発表とディスカッションを行うことで、授業活性化を図る工夫を採用している。具体的には、受講学生の3割程度に対して授業での発表の機会を与え、報告内容をめぐって参加学生とのやりとりを行う機会を設けることで、学習意欲を高め、学生同士の交流が促進されるよう配慮している。 (免許・資格)普通自動車第一種運転免許