私はこれまで経済及び金融市場の変動に関する理論研究を専門にしてきました。非対称情報がある状況における経済主体間の駆け引きに注目し、ゲーム理論とりわけ進化ゲーム理論を応用した経済変動の分析を行ってきました。
現在は非対称情報がある経済状況の理論分析を為替市場の実証結果の説明に応用する研究にも携わっています。
非対称情報がある経済状況は非常に複雑であり、そのような状況で経済主体が実際に伝統的な経済理論で予測されるような行動をしているのかという疑問があります。この問題に関して理論、実証、実験と多様な側面から現在研究を行っており、とりわけ行動経済学、行動ファイナンス研究のアプローチに注目をしています。
近年は、経済学(行動経済学やゲーム理論の知見を含む)を応用した地域貢献、社会貢献に関心があります。
(研究テーマ)
銀行による貸出行動の変化に関する理論及び実証研究
証券市場における投資家行動(情報活動、戦略的行動、心理)の調査・研究
投資家の情報戦略が証券価格変動に与える影響の調査研究