研究者検索結果一覧 小川 公代 小川 公代オガワ キミヨ (Ogawa Kimiyo) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属上智大学 外国語学部英語学科 教授学位B.A. M.A. in Social & Political Sciences(University of Cambridge)学士(政治社会学)(ケンブリッジ大学)修士(文学)(大阪大学)Ph.D in English Literature(University of Glasgow)博士(文学)(グラスゴー大学)連絡先ogawa.kimiyogmail.com研究者番号50407376J-GLOBAL ID200901037195720524researchmap会員ID5000079351(研究テーマ) 18世紀~19世紀における感受性文学 エコロジーと文学 英文学と翻案映画 研究キーワード 7 オスカー・ワイルド 啓蒙思想 ウィリアム・ゴドウィン メアリ・シェリー ジェンダー 医科学言説 ゴシック小説 研究分野 1 人文・社会 / 英文学、英語圏文学 / 論文 23 ワイルドとドイルのクィアな”スピリチュアリティ”―「真面目」は肝心か、肝心でないか 小川公代 オスカー・ワイルド研究 (18) 25-39 2019年12月1日 査読有り ゴドウィン・サークル―アナキズムの思想を辿って 小川公代 レイモンド・ウィリアムズ研究 (8) 28-50 2019年3月1日 招待有り オースティンの〈革新性〉―モダニズム期の心理写実的技法を先取る 小川公代 ジェイン・オースティン研究 (13) 69-80 2019年 招待有り イギリスにおけるクイアな芸術とスピリチュアルな言説―ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』(1928) 小川公代 『上智ヨーロッパ研究』(特集:「ヨーロッパのセクシュアリティと親密圏」(編集)) 10 21-45 2018年 The Irish Question and Troubled Religious Faith: Sheridan Le Fanu's In a Glass Darkly Ogawa Kimiyo 上智ヨーロッパ研究 8(8) 19-42 2016年3月3日 招待有り 本稿は、シェリダン・レファニュのゴシック小説を彼のアングロ・アイリッシュ・アイデンティティの観点考察する。レファニュは、イギリス的科学的、実証主義的視点を備えていても語り手の信仰の危機を描くことによって、19世紀中葉にアングロ・アイリッシュ支配層が感じていたであろう不安を暴き出している。 もっとみる MISC 126 連載〈ケアする惑星〉「“ケアする人”を擁護する――『アンネの日記』再読」 小川公代 群像 (8月) 2021年7月 文芸時評「他者との境界線超える」① ヴァージニア・ウルフ『波』(森山恵訳、早川書房)、② 中島京子『ムーンライト・イン』(KADOKAWA)、③ 夏川草介『臨床の砦』(小学館) 小川公代 毎日新聞 (夕刊) 2021年6月30日 筆頭著者 書評 文庫×世界文学名著60、マーガレット・アトウッド『侍女の物語』(斎藤英治訳、早川書房) 小川公代 読売新聞 (朝刊) 2021年6月20日 筆頭著者 書評 「『本心』は”恋愛小説”として読めるか?」平野啓一郎『本心』(文藝春秋) 小川公代 群像 (7月) 2021年6月 文芸時評「他者と癒合する愛」① 平野啓一郎『本心』(文藝春秋)、② アンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて』阿部賢一、須藤輝彦訳(河出書房新社)、③ 小山田浩子『小島』(新潮社) 小川公代 毎日新聞 (夕刊) 2021年5月26日 才能ある女性が「男性的」とされるのはなぜか?ヴァージニア・ウルフと詩人サッポーから探る 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE (5月) 2021年5月 書評「シニシズムに抗すること」カズオ・イシグロ著『クララとお日さま』(早川書房、土谷政雄訳) 小川公代 すばる (6月) 2021年5月 書評フローレンス・ナイチンゲール著『カサンドラ』(日本看護協会出版、木村正子訳) 小川公代 看護 (6月) 2021年5月 書評 リサ・タッデオ『三人の女たちの抗えない欲望』(早川書房、池田真紀子)「正しい関係」の外にある愛 小川公代 日本経済新聞 (朝刊) 2021年5月1日 特別対談 小川公代×中村佑子「不可視化されている私たちの言葉の居場所」 群像 (5月) 2021年4月 「母」に新たな意味を見出し、不可視化されている社会を撹乱する。ケアの倫理を探る対話。 自殺ではなかった?疫病の恐怖を描いたエドガー・アラン・ポーの死の真相 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2021年4月 同調圧力の暴力に抗う語り 小川公代 毎日新聞 2021年3月31日 弱さが手繰り寄せる〈不可能な断片〉ー荻野アンナ『老婦人マリアンヌ鈴木の部屋』(朝日新聞出版、2020年) 小川公代 小説トリッパー (夏) 168-169 2021年3月18日 #わきまえない女 になった吸血鬼と少女の関係は?映画『カーミラ』 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2021年3月 〈開かれた身体〉としてのマザリング ー中村佑子『マザリング 現代の母なる場所』(集英社、2020年) 小川公代 群像 (4月) 646-647 2021年3月 血の通った人間の言葉ー ① いとうせいこう『福島モノローグ』(河出書房新社)、② ローズマリー・マコーリー『その他もろもろ ある予言譚』(作品社)、③ 荻野あんな『老婦人マリアンヌ鈴木の部屋』(朝日新聞出版) 小川公代 毎日新聞 2021年2月24日 ラッドリー家の人々―文学を愛する労働者階級の人たち 小川公代 図書 (3月) 12-16 2021年2月22日 〈他者〉への暴力と弱さの倫理――ロマン主義文学から平野啓一郎まで 小川公代 群像 (3月) 2021年2月 芥川賞受賞作品書評 作家論 不文律を貫く巡礼者ーー宇佐美りん論 小川公代 文學界 (3月) 2021年2月 メアリ・シェリーの感染症文学『最後の人間』が描くのは連帯か分断か? 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2021年2月 文芸時評「女性版教養小説の推し3作」ー ① 宇佐美りん『推し、燃ゆ』(河出書房新社)、② 乗代雄介『旅する練習』(講談社)、③ アンナ・バーンズ『ミルクマン』(栩木玲子訳、河出書房新社) 小川公代 毎日新聞 2021年1月27日 書評 惣谷美智子、岩上はる子編『めぐりあうテクストたち-ブロンテ文学の遺産と影響』(春風社、2019年) 小川公代 ブロンテ・スタディーズ 6(6) 2021年 オスカー・ワイルドの越境するケアーー三島由紀夫、多和田葉子の全人類的視点 小川公代 群像 (2月) 119-151 2021年1月 分断の向こう側に出る語りー アンナ・バーンズ『ミルクマン』(栩木玲子訳、河出書房新社) 小川公代 文藝 (春季) 480 2021年1月 『ドリアン・グレイの肖像』のオスカー・ワイルドとシェイクスピアの同性愛 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2021年1月 筆頭著者 「大統領を演じるアリアナ・グランデが白い衣装を選ぶ訳:新曲「positions」に込めたメッセージ」ー アリアナ・グランデ「positions」 小川公代 discovermusic.jp 2020年12月3日 『ジェイン・エア』の作家シャーロット・ブロンテのもう一つの物語――未発表作品の発見秘話 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2020年12月 「正しい、正しくない」の埒外 ー ① 田中慎弥『完全犯罪の恋』(講談社)、② 桐野夏生『日没』(岩波書店)、③ マルク・デュガン『透明性』(中島さおり訳、早川書房) 小川公代 毎日新聞 2020年11月25日 【特集:歴史にみる感染症】座談会:文学に現れる感染症 2020.11.05 巽孝之 × 小倉孝誠 × ピーター・バナード × 小川公代 三田評論 2020年11月5日 ヴァージニア・ウルフと「男らしさ」 小川公代 群像 (12月) 89-113 2020年11月 ケアの倫理とエンパワメント連載・第一回 フェロモンの名前になった「ダーシー」はどんな男性?性的魅力の源は?『高慢と偏見』 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2020年11月 巣ごもりの葛藤を描くー ① アフマド・サアダーウィー『バグダードのフランケンシュタイン』(柳谷あゆみ訳、集英社)、②酉島伝法『オクトローグ』(早川書房)、③ 多和田葉子『ヒナギクのお茶の場合/海に落とした名前』(講談社文芸文庫) 小川公代 毎日新聞 2020年10月28日 「クリーチャー」は怪物か人間か?『フランケンシュタイン』の楽園喪失と#MeToo 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2020年10月 ヒロインたちの逃走とサバイバルーーマーガレット・アトウッド『誓願』解説 小川公代 Hayakawa Books & Magazines 2020年10月 孤独と愛のかたち――“ブラック・ライヴズ・マター”の先駆的文学ー カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』(村上春樹訳、新潮社) 小川公代 文學界 (11月) 2020年10月 閉じられた世界からの声ー ① マーガレット・アトウッド『獄中シェイクスピア劇団』(鴻巣友季子訳、集英社)、② カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』(村上春樹訳、新潮社)、③ ミン・ジン・リー『パチンコ』(池田真紀子訳、文芸春秋) 小川公代 毎日新聞 2020年9月30日 しなやかな強さと生の肯定――ミン・ジン・リー著『パチンコ』 小川公代 日本経済新聞 2020年9月5日 肥満男子の身体表象 アウグスティヌスからベーブ・ルースまで サンダー・L・ギルマン著, 小川 公代訳, 小澤 央訳 2020年9月 ISBN:978-4-588-01122-1 瑞々しい感性に触れられる短篇集ー ① 河野真太郎 編・訳『暗い世界――ウェールズ短篇集』(堀之内出版)、② 柴崎友香『百年と一日』(筑摩書房)③ 馳星周『少年と犬』(文藝春秋) 小川公代 毎日新聞 2020年8月26日 未知なる“生”をことばで再現する――高山羽根子「首里の馬」論 小川公代 文學界 (9月) 2020年8月 小さな物語を “リアル”に掬いとるー ① 中村文則『逃亡者』(幻冬舎)、② 遠野遥『破局』(河出書房新社)、③ 田中慎弥『地に這うものの記録』(文芸春秋) 小川公代 毎日新聞 2020年7月29日 “ケアの倫理”とエンパワメントーヴァージニア・ウルフから多和田葉子まで 小川公代 群像 (8月) 184-202 2020年7月 他者と歩き、水平に繋がるー ① 多和田葉子『星に仄めかされて』(講談社)、② オスカー・ワイルド『童話集 幸福な王子他』(富士川義之訳、岩波文庫)、③ 斎藤真理子編『小説版 韓国・フェミニズム・日本』(河出書房新社) 小川公代 毎日新聞 2020年6月24日 書評「今を心安らかに誇りをもって生きる。」ー山本貴光、吉川浩満『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房) 小川公代 クロワッサン (No.1023) 2020年6月10日 子どもの心と運動を共にするー ① J.M.クッツェー『イエスの学校時代』(鴻巣友季子訳、早川書房)、② W.G.ゼーバルト『アウステルリッツ』(鈴木仁子訳、白水社)、③ 今村夏子『木になった亜沙』(文藝春秋) 小川公代 毎日新聞 2020年5月27日 単線的な目的論(テレオロジー)に抗うアイロニー ー木原 善彦『アイロニーはなぜ伝わるのか?』(光文社) 小川公代 群像 2020年5月 「常識」に文学が対峙するときー ① 李琴峰『ポラリスが降り注ぐ夜』(筑摩書房)、② 木村友佑『幼な子の聖戦』(集英社)、③ 山下紘加『クロス』(河出書房新社) 小川公代 毎日新聞 2020年4月22日 『嵐が丘』をなぞる男と女の物語――親密圏の閾値とは?ー『愛し続けられない人々』(榎本義子訳、図書新聞) 小川公代 図書新聞 (3438号) 2020年3月7日 創作合評【第529回】2019.02.19 阿部公彦 × 小川公代 × 上田岳弘 ー 崔実「pray human」、高山羽根子「首里の馬」 群像 (4月) 544-560 2020年3月 創作合評【第526回】2010.01.16 阿部公彦 × 小川公代 × 上田岳弘 ー 岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」、山下紘加「クロス」、杉本裕孝「神様以上」 群像 (3月) 2020年2月 «123» 書籍等出版物 35 世界文学をケアで読み解く = Recovering care in world literature 小川, 公代 朝日新聞出版 2023年8月 (ISBN: 9784022519290) 現代人が失いつつある〈ケアの倫理〉は、世界の文学に読みとれる。 『ケアの倫理とエンパワメント』で政治、社会、医療、介護の分野からも 注目される英米文学者の〈ケアの倫理〉にかんする画期的な問いかけ。 自立を迫る新自由主義的風潮のもと、ケア思想をたどり、韓国、欧米、日本などの文学作品とつなげて読み込む。 マン・ブッカー国際賞受賞作家の韓国のハン・ガンが描く『菜食主義者』、光州事件をあつかった『少年が来る』。欲望や怒り、憎悪などの暴力に振り回されながらも、どのようにその世界から抜け出せるのか。 ブッカー賞受賞作家、カナダのアトウッドがSF的想像力で生み出した『侍女の物語』と『誓願』でのサバイバルとは? このディストピア小説の舞台である「ギレアデ」共和国は不可視の世界で、キリスト教原理主義と家父長制が支配する。そして一人の女性の苦悩が女性たちの連帯(シスターフッド)と結ばれ、「他者」の言葉の力、生存する力がしめされる。 差別により死にいたらしめられる者とその過酷さを知らぬ者、老いを経験する者と年若い者、病に臥す者と健康な体を持つ者、はたしてこのような差異を乗り越えて他者の傷つきや死を、私たちは凝視できるだろうか。 死者へのケアをテーマにした、トニ・モリソン『ビラヴド』、平野啓一郎『ある男』、石牟礼道子『苦海浄土』、ドリス・レッシング『よき隣人の日記』をもとに、他者への想像力を働かせることがどのようにケア実践につながるのかを考える。 冷たい墓碑や硬い土に埋葬されている死者。かつては生命力に満ちていた身体と内面世界が、作品のなかで豊かな言葉によって回復されている。 〇目次 今こそ〈ケアの倫理〉について考える――序論にかえて 第一章 現代人が失いつつあるものとしての〈ケア〉 第二章 弱者の視点から見る――暴力と共生の物語 第三章 SF的想像力が生み出すサバイバルの物語 第四章「有害な男らしさ(トキシック・マスキュリニティ)」に抗する文学を読む 第五章 死者(ビラヴド)の魂に思いを馳せる――想像力のいつくしみ 口をつぐむこと、弱くあることについて――あとがきにかえて 暗闇のなかの希望 : 語られない歴史、手つかずの可能性 Solnit, Rebecca, 井上, 利男, 東辻, 賢治郎 筑摩書房 2023年4月 (ISBN: 9784480438270) イラク戦争下で「希望を擁護する」ために刊行され、二〇一六年に加筆された改訂版を文庫化。アクティヴィズムと思想を往還する名著。解説 小川公代 啓蒙思想の百科事典 日本18世紀学会, 啓蒙思想の百科事典編集委員会 (担当:分担執筆) 丸善出版 2023年1月 (ISBN: 9784621307854) ヨーロッパ史における18世紀は「啓蒙の時代」と呼ばれる。続く19世紀の「革命の世紀」への序章とのみ通俗的にはみなされがちであったこの時代は、しかし、近年になって科学技術の進歩、社会と商業の発展・拡大、人々の交流など多様な側面から、理性による「知」の地殻変動が起こり、自由や寛容といった新たな価値観が生み出された時代であるととらえ直されている。本書では啓蒙思想を研究する、日本のあらゆる領域を研究対象とする研究者が集結。時代と担い手を変えながら変貌していくプロセスであり、運動であり、中心のない波動としての、また「近代」を育くみながらそれをも超える、啓蒙の多彩で豊饒な世界を浮き彫りにしていく事典。 ケアする惑星 小川, 公代 講談社 2023年1月 (ISBN: 9784065296820) 他者なるものを慈しむ、惑星的な視座。 『アンネの日記』、『おいしいごはんが食べられますように』、ヴァージニア・ウルフ、オスカー・ワイルド、ジェイン・オースティン、ルイス・キャロル、チャールズ・ディケンズ……。 『ケアの倫理とエンパワメント』で注目された英文学者が、ケアをめぐる現代の事象を文学と自在に切り結び語る論考。 別冊NHK100分de名著 パンデミックを超えて (教養・文化シリーズ) 斎藤 幸平, 小川 公代, 栗原 康, 高橋 源一郎 (担当:共著, 範囲:パンデミックとケア(ウルフ『ダロウェイ夫人』) NHK出版 2022年5月27日 (ISBN: 4144072827) もっとみる 講演・口頭発表等 43 シンポジウム「〈ダロウェイの日〉100周年記念――ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』を読む」 中井亜佐子, 佐藤元状, 田尻芳樹, 松永典子, 河野真太郎, 星野真志, 小川公代 2023年6月4日 基盤研究(B)英語圏モダニズム文学における複数の時間制に関する包括的研究(代表:田尻芳樹) 第一部 朗読劇『ダロウェイ夫人』訳案:関野佳介、小川公代、出演:吉村元希、中山侑子、滝野瀬あゆか ほか;第二部 パネル「『ダロウェイ夫人を(徹底的に)読む」登壇者:中井亜佐子、佐藤元状、田尻芳樹、松永典子、河野真太郎、星野真志、小川公代 シンポジウム オーウェルと「暗闇のなかの希望」 小川公代, 川端康雄, 河野真太郎, 秦邦生, 中村麻美, 星野真志 日本女子大学文学部・大学院文学研究科学術交流企画 ジョージ・オーウェル生誕120 周年記念イベント「暗闇のなかの希望」 2023年3月11日 日本女子大学 招待有り シンポジウム「ケア文学の誕生―交差するケアと倫理と英文学―」 瀬名波栄潤, 丹治愛, 金井彩香, 白井那奈, 小川公代 日本英文学会北海道支部 第67回大会 2022年10月30日 日本英文学会 招待有り フェミニスト・カルチュラル・スタディーズとポストフェミニズムの破断点 小川公代, 菊地夏野, 河野真太郎, 司会, 田中東子 フェミニスト・カルチュラル・スタディーズとポストフェミニズムの破断点 2022年9月18日 カルチュラル・タイフーン2022実行委員会 招待有り 左川ちか 新たに開かれる詩/モダニズム/世界 エリス俊子, 島田龍, イリナ・ホルカ, サワコ・ナカヤス, 司会, 吉田恭子 左川ちか 新たに開かれる詩/モダニズム/世界 2022年8月3日 立命館大学 国際言語文化研究所 歴史、移動、物語の包括的研究プロジェクト 招待有り もっとみる 所属学協会 8 日本英文学会 大阪大学英文学会 日本ブロンテ協会 IASIL (The International Association for the Study of Irish Literatures) 日本オースティン協会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 6 日本における個人の境界線に焦点を当てた多様性教育の研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2026年3月 水木 理恵, 出口 真紀子, 平山 亮, 小川 公代, 熊本 理抄 西洋社会における世俗の変容と「宗教的なもの」の再構成-学際的比較研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2020年4月 - 2024年3月 伊達 聖伸, 渡辺 優, 見原 礼子, 木村 護郎クリストフ, 渡邊 千秋, 加藤 久子, 西脇 靖洋, 小川 浩之, 安達 智史, 立田 由紀恵, 江川 純一, 佐藤 香寿実, 増田 一夫, 井上 まどか, 鶴見 太郎, 小川 公代, 佐藤 清子, 土屋 和代, 浜田 華練 近代イギリスにおける感受性文学と誤認―女性、言語、社会制度 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2019年4月 - 2022年3月 小川 公代, 川津 雅江, 大石 和欣, 吉野 由利, 土井 良子, 原田 範行 ヨーロッパの世俗的・宗教的アイデンティティの行方――政教関係の学際的比較研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2016年4月 - 2020年3月 伊達 聖伸, 増田 一夫, 見原 礼子, 井上 まどか, 木村 護郎クリストフ, 小川 公代, 江川 純一, 岡本 亮輔, 諸岡 了介, 内村 俊太 近代イギリス女性作家たちの言語態と他者-感受性、制度、植民地 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2016年4月 - 2019年3月 小川 公代, 川津 雅江, 大石 和欣, 吉野 由利, 土井 良子, 原田 範行 もっとみる その他 1 (免許・資格)TOEIC990点、実用英語技能検定1級
小川 公代オガワ キミヨ (Ogawa Kimiyo) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属上智大学 外国語学部英語学科 教授学位B.A. M.A. in Social & Political Sciences(University of Cambridge)学士(政治社会学)(ケンブリッジ大学)修士(文学)(大阪大学)Ph.D in English Literature(University of Glasgow)博士(文学)(グラスゴー大学)連絡先ogawa.kimiyogmail.com研究者番号50407376J-GLOBAL ID200901037195720524researchmap会員ID5000079351(研究テーマ) 18世紀~19世紀における感受性文学 エコロジーと文学 英文学と翻案映画 研究キーワード 7 オスカー・ワイルド 啓蒙思想 ウィリアム・ゴドウィン メアリ・シェリー ジェンダー 医科学言説 ゴシック小説 研究分野 1 人文・社会 / 英文学、英語圏文学 / 論文 23 ワイルドとドイルのクィアな”スピリチュアリティ”―「真面目」は肝心か、肝心でないか 小川公代 オスカー・ワイルド研究 (18) 25-39 2019年12月1日 査読有り ゴドウィン・サークル―アナキズムの思想を辿って 小川公代 レイモンド・ウィリアムズ研究 (8) 28-50 2019年3月1日 招待有り オースティンの〈革新性〉―モダニズム期の心理写実的技法を先取る 小川公代 ジェイン・オースティン研究 (13) 69-80 2019年 招待有り イギリスにおけるクイアな芸術とスピリチュアルな言説―ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』(1928) 小川公代 『上智ヨーロッパ研究』(特集:「ヨーロッパのセクシュアリティと親密圏」(編集)) 10 21-45 2018年 The Irish Question and Troubled Religious Faith: Sheridan Le Fanu's In a Glass Darkly Ogawa Kimiyo 上智ヨーロッパ研究 8(8) 19-42 2016年3月3日 招待有り 本稿は、シェリダン・レファニュのゴシック小説を彼のアングロ・アイリッシュ・アイデンティティの観点考察する。レファニュは、イギリス的科学的、実証主義的視点を備えていても語り手の信仰の危機を描くことによって、19世紀中葉にアングロ・アイリッシュ支配層が感じていたであろう不安を暴き出している。 もっとみる MISC 126 連載〈ケアする惑星〉「“ケアする人”を擁護する――『アンネの日記』再読」 小川公代 群像 (8月) 2021年7月 文芸時評「他者との境界線超える」① ヴァージニア・ウルフ『波』(森山恵訳、早川書房)、② 中島京子『ムーンライト・イン』(KADOKAWA)、③ 夏川草介『臨床の砦』(小学館) 小川公代 毎日新聞 (夕刊) 2021年6月30日 筆頭著者 書評 文庫×世界文学名著60、マーガレット・アトウッド『侍女の物語』(斎藤英治訳、早川書房) 小川公代 読売新聞 (朝刊) 2021年6月20日 筆頭著者 書評 「『本心』は”恋愛小説”として読めるか?」平野啓一郎『本心』(文藝春秋) 小川公代 群像 (7月) 2021年6月 文芸時評「他者と癒合する愛」① 平野啓一郎『本心』(文藝春秋)、② アンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて』阿部賢一、須藤輝彦訳(河出書房新社)、③ 小山田浩子『小島』(新潮社) 小川公代 毎日新聞 (夕刊) 2021年5月26日 才能ある女性が「男性的」とされるのはなぜか?ヴァージニア・ウルフと詩人サッポーから探る 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE (5月) 2021年5月 書評「シニシズムに抗すること」カズオ・イシグロ著『クララとお日さま』(早川書房、土谷政雄訳) 小川公代 すばる (6月) 2021年5月 書評フローレンス・ナイチンゲール著『カサンドラ』(日本看護協会出版、木村正子訳) 小川公代 看護 (6月) 2021年5月 書評 リサ・タッデオ『三人の女たちの抗えない欲望』(早川書房、池田真紀子)「正しい関係」の外にある愛 小川公代 日本経済新聞 (朝刊) 2021年5月1日 特別対談 小川公代×中村佑子「不可視化されている私たちの言葉の居場所」 群像 (5月) 2021年4月 「母」に新たな意味を見出し、不可視化されている社会を撹乱する。ケアの倫理を探る対話。 自殺ではなかった?疫病の恐怖を描いたエドガー・アラン・ポーの死の真相 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2021年4月 同調圧力の暴力に抗う語り 小川公代 毎日新聞 2021年3月31日 弱さが手繰り寄せる〈不可能な断片〉ー荻野アンナ『老婦人マリアンヌ鈴木の部屋』(朝日新聞出版、2020年) 小川公代 小説トリッパー (夏) 168-169 2021年3月18日 #わきまえない女 になった吸血鬼と少女の関係は?映画『カーミラ』 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2021年3月 〈開かれた身体〉としてのマザリング ー中村佑子『マザリング 現代の母なる場所』(集英社、2020年) 小川公代 群像 (4月) 646-647 2021年3月 血の通った人間の言葉ー ① いとうせいこう『福島モノローグ』(河出書房新社)、② ローズマリー・マコーリー『その他もろもろ ある予言譚』(作品社)、③ 荻野あんな『老婦人マリアンヌ鈴木の部屋』(朝日新聞出版) 小川公代 毎日新聞 2021年2月24日 ラッドリー家の人々―文学を愛する労働者階級の人たち 小川公代 図書 (3月) 12-16 2021年2月22日 〈他者〉への暴力と弱さの倫理――ロマン主義文学から平野啓一郎まで 小川公代 群像 (3月) 2021年2月 芥川賞受賞作品書評 作家論 不文律を貫く巡礼者ーー宇佐美りん論 小川公代 文學界 (3月) 2021年2月 メアリ・シェリーの感染症文学『最後の人間』が描くのは連帯か分断か? 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2021年2月 文芸時評「女性版教養小説の推し3作」ー ① 宇佐美りん『推し、燃ゆ』(河出書房新社)、② 乗代雄介『旅する練習』(講談社)、③ アンナ・バーンズ『ミルクマン』(栩木玲子訳、河出書房新社) 小川公代 毎日新聞 2021年1月27日 書評 惣谷美智子、岩上はる子編『めぐりあうテクストたち-ブロンテ文学の遺産と影響』(春風社、2019年) 小川公代 ブロンテ・スタディーズ 6(6) 2021年 オスカー・ワイルドの越境するケアーー三島由紀夫、多和田葉子の全人類的視点 小川公代 群像 (2月) 119-151 2021年1月 分断の向こう側に出る語りー アンナ・バーンズ『ミルクマン』(栩木玲子訳、河出書房新社) 小川公代 文藝 (春季) 480 2021年1月 『ドリアン・グレイの肖像』のオスカー・ワイルドとシェイクスピアの同性愛 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2021年1月 筆頭著者 「大統領を演じるアリアナ・グランデが白い衣装を選ぶ訳:新曲「positions」に込めたメッセージ」ー アリアナ・グランデ「positions」 小川公代 discovermusic.jp 2020年12月3日 『ジェイン・エア』の作家シャーロット・ブロンテのもう一つの物語――未発表作品の発見秘話 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2020年12月 「正しい、正しくない」の埒外 ー ① 田中慎弥『完全犯罪の恋』(講談社)、② 桐野夏生『日没』(岩波書店)、③ マルク・デュガン『透明性』(中島さおり訳、早川書房) 小川公代 毎日新聞 2020年11月25日 【特集:歴史にみる感染症】座談会:文学に現れる感染症 2020.11.05 巽孝之 × 小倉孝誠 × ピーター・バナード × 小川公代 三田評論 2020年11月5日 ヴァージニア・ウルフと「男らしさ」 小川公代 群像 (12月) 89-113 2020年11月 ケアの倫理とエンパワメント連載・第一回 フェロモンの名前になった「ダーシー」はどんな男性?性的魅力の源は?『高慢と偏見』 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2020年11月 巣ごもりの葛藤を描くー ① アフマド・サアダーウィー『バグダードのフランケンシュタイン』(柳谷あゆみ訳、集英社)、②酉島伝法『オクトローグ』(早川書房)、③ 多和田葉子『ヒナギクのお茶の場合/海に落とした名前』(講談社文芸文庫) 小川公代 毎日新聞 2020年10月28日 「クリーチャー」は怪物か人間か?『フランケンシュタイン』の楽園喪失と#MeToo 小川公代 ENGLISH JOURNAL ONLINE 2020年10月 ヒロインたちの逃走とサバイバルーーマーガレット・アトウッド『誓願』解説 小川公代 Hayakawa Books & Magazines 2020年10月 孤独と愛のかたち――“ブラック・ライヴズ・マター”の先駆的文学ー カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』(村上春樹訳、新潮社) 小川公代 文學界 (11月) 2020年10月 閉じられた世界からの声ー ① マーガレット・アトウッド『獄中シェイクスピア劇団』(鴻巣友季子訳、集英社)、② カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』(村上春樹訳、新潮社)、③ ミン・ジン・リー『パチンコ』(池田真紀子訳、文芸春秋) 小川公代 毎日新聞 2020年9月30日 しなやかな強さと生の肯定――ミン・ジン・リー著『パチンコ』 小川公代 日本経済新聞 2020年9月5日 肥満男子の身体表象 アウグスティヌスからベーブ・ルースまで サンダー・L・ギルマン著, 小川 公代訳, 小澤 央訳 2020年9月 ISBN:978-4-588-01122-1 瑞々しい感性に触れられる短篇集ー ① 河野真太郎 編・訳『暗い世界――ウェールズ短篇集』(堀之内出版)、② 柴崎友香『百年と一日』(筑摩書房)③ 馳星周『少年と犬』(文藝春秋) 小川公代 毎日新聞 2020年8月26日 未知なる“生”をことばで再現する――高山羽根子「首里の馬」論 小川公代 文學界 (9月) 2020年8月 小さな物語を “リアル”に掬いとるー ① 中村文則『逃亡者』(幻冬舎)、② 遠野遥『破局』(河出書房新社)、③ 田中慎弥『地に這うものの記録』(文芸春秋) 小川公代 毎日新聞 2020年7月29日 “ケアの倫理”とエンパワメントーヴァージニア・ウルフから多和田葉子まで 小川公代 群像 (8月) 184-202 2020年7月 他者と歩き、水平に繋がるー ① 多和田葉子『星に仄めかされて』(講談社)、② オスカー・ワイルド『童話集 幸福な王子他』(富士川義之訳、岩波文庫)、③ 斎藤真理子編『小説版 韓国・フェミニズム・日本』(河出書房新社) 小川公代 毎日新聞 2020年6月24日 書評「今を心安らかに誇りをもって生きる。」ー山本貴光、吉川浩満『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房) 小川公代 クロワッサン (No.1023) 2020年6月10日 子どもの心と運動を共にするー ① J.M.クッツェー『イエスの学校時代』(鴻巣友季子訳、早川書房)、② W.G.ゼーバルト『アウステルリッツ』(鈴木仁子訳、白水社)、③ 今村夏子『木になった亜沙』(文藝春秋) 小川公代 毎日新聞 2020年5月27日 単線的な目的論(テレオロジー)に抗うアイロニー ー木原 善彦『アイロニーはなぜ伝わるのか?』(光文社) 小川公代 群像 2020年5月 「常識」に文学が対峙するときー ① 李琴峰『ポラリスが降り注ぐ夜』(筑摩書房)、② 木村友佑『幼な子の聖戦』(集英社)、③ 山下紘加『クロス』(河出書房新社) 小川公代 毎日新聞 2020年4月22日 『嵐が丘』をなぞる男と女の物語――親密圏の閾値とは?ー『愛し続けられない人々』(榎本義子訳、図書新聞) 小川公代 図書新聞 (3438号) 2020年3月7日 創作合評【第529回】2019.02.19 阿部公彦 × 小川公代 × 上田岳弘 ー 崔実「pray human」、高山羽根子「首里の馬」 群像 (4月) 544-560 2020年3月 創作合評【第526回】2010.01.16 阿部公彦 × 小川公代 × 上田岳弘 ー 岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」、山下紘加「クロス」、杉本裕孝「神様以上」 群像 (3月) 2020年2月 «123» 書籍等出版物 35 世界文学をケアで読み解く = Recovering care in world literature 小川, 公代 朝日新聞出版 2023年8月 (ISBN: 9784022519290) 現代人が失いつつある〈ケアの倫理〉は、世界の文学に読みとれる。 『ケアの倫理とエンパワメント』で政治、社会、医療、介護の分野からも 注目される英米文学者の〈ケアの倫理〉にかんする画期的な問いかけ。 自立を迫る新自由主義的風潮のもと、ケア思想をたどり、韓国、欧米、日本などの文学作品とつなげて読み込む。 マン・ブッカー国際賞受賞作家の韓国のハン・ガンが描く『菜食主義者』、光州事件をあつかった『少年が来る』。欲望や怒り、憎悪などの暴力に振り回されながらも、どのようにその世界から抜け出せるのか。 ブッカー賞受賞作家、カナダのアトウッドがSF的想像力で生み出した『侍女の物語』と『誓願』でのサバイバルとは? このディストピア小説の舞台である「ギレアデ」共和国は不可視の世界で、キリスト教原理主義と家父長制が支配する。そして一人の女性の苦悩が女性たちの連帯(シスターフッド)と結ばれ、「他者」の言葉の力、生存する力がしめされる。 差別により死にいたらしめられる者とその過酷さを知らぬ者、老いを経験する者と年若い者、病に臥す者と健康な体を持つ者、はたしてこのような差異を乗り越えて他者の傷つきや死を、私たちは凝視できるだろうか。 死者へのケアをテーマにした、トニ・モリソン『ビラヴド』、平野啓一郎『ある男』、石牟礼道子『苦海浄土』、ドリス・レッシング『よき隣人の日記』をもとに、他者への想像力を働かせることがどのようにケア実践につながるのかを考える。 冷たい墓碑や硬い土に埋葬されている死者。かつては生命力に満ちていた身体と内面世界が、作品のなかで豊かな言葉によって回復されている。 〇目次 今こそ〈ケアの倫理〉について考える――序論にかえて 第一章 現代人が失いつつあるものとしての〈ケア〉 第二章 弱者の視点から見る――暴力と共生の物語 第三章 SF的想像力が生み出すサバイバルの物語 第四章「有害な男らしさ(トキシック・マスキュリニティ)」に抗する文学を読む 第五章 死者(ビラヴド)の魂に思いを馳せる――想像力のいつくしみ 口をつぐむこと、弱くあることについて――あとがきにかえて 暗闇のなかの希望 : 語られない歴史、手つかずの可能性 Solnit, Rebecca, 井上, 利男, 東辻, 賢治郎 筑摩書房 2023年4月 (ISBN: 9784480438270) イラク戦争下で「希望を擁護する」ために刊行され、二〇一六年に加筆された改訂版を文庫化。アクティヴィズムと思想を往還する名著。解説 小川公代 啓蒙思想の百科事典 日本18世紀学会, 啓蒙思想の百科事典編集委員会 (担当:分担執筆) 丸善出版 2023年1月 (ISBN: 9784621307854) ヨーロッパ史における18世紀は「啓蒙の時代」と呼ばれる。続く19世紀の「革命の世紀」への序章とのみ通俗的にはみなされがちであったこの時代は、しかし、近年になって科学技術の進歩、社会と商業の発展・拡大、人々の交流など多様な側面から、理性による「知」の地殻変動が起こり、自由や寛容といった新たな価値観が生み出された時代であるととらえ直されている。本書では啓蒙思想を研究する、日本のあらゆる領域を研究対象とする研究者が集結。時代と担い手を変えながら変貌していくプロセスであり、運動であり、中心のない波動としての、また「近代」を育くみながらそれをも超える、啓蒙の多彩で豊饒な世界を浮き彫りにしていく事典。 ケアする惑星 小川, 公代 講談社 2023年1月 (ISBN: 9784065296820) 他者なるものを慈しむ、惑星的な視座。 『アンネの日記』、『おいしいごはんが食べられますように』、ヴァージニア・ウルフ、オスカー・ワイルド、ジェイン・オースティン、ルイス・キャロル、チャールズ・ディケンズ……。 『ケアの倫理とエンパワメント』で注目された英文学者が、ケアをめぐる現代の事象を文学と自在に切り結び語る論考。 別冊NHK100分de名著 パンデミックを超えて (教養・文化シリーズ) 斎藤 幸平, 小川 公代, 栗原 康, 高橋 源一郎 (担当:共著, 範囲:パンデミックとケア(ウルフ『ダロウェイ夫人』) NHK出版 2022年5月27日 (ISBN: 4144072827) もっとみる 講演・口頭発表等 43 シンポジウム「〈ダロウェイの日〉100周年記念――ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』を読む」 中井亜佐子, 佐藤元状, 田尻芳樹, 松永典子, 河野真太郎, 星野真志, 小川公代 2023年6月4日 基盤研究(B)英語圏モダニズム文学における複数の時間制に関する包括的研究(代表:田尻芳樹) 第一部 朗読劇『ダロウェイ夫人』訳案:関野佳介、小川公代、出演:吉村元希、中山侑子、滝野瀬あゆか ほか;第二部 パネル「『ダロウェイ夫人を(徹底的に)読む」登壇者:中井亜佐子、佐藤元状、田尻芳樹、松永典子、河野真太郎、星野真志、小川公代 シンポジウム オーウェルと「暗闇のなかの希望」 小川公代, 川端康雄, 河野真太郎, 秦邦生, 中村麻美, 星野真志 日本女子大学文学部・大学院文学研究科学術交流企画 ジョージ・オーウェル生誕120 周年記念イベント「暗闇のなかの希望」 2023年3月11日 日本女子大学 招待有り シンポジウム「ケア文学の誕生―交差するケアと倫理と英文学―」 瀬名波栄潤, 丹治愛, 金井彩香, 白井那奈, 小川公代 日本英文学会北海道支部 第67回大会 2022年10月30日 日本英文学会 招待有り フェミニスト・カルチュラル・スタディーズとポストフェミニズムの破断点 小川公代, 菊地夏野, 河野真太郎, 司会, 田中東子 フェミニスト・カルチュラル・スタディーズとポストフェミニズムの破断点 2022年9月18日 カルチュラル・タイフーン2022実行委員会 招待有り 左川ちか 新たに開かれる詩/モダニズム/世界 エリス俊子, 島田龍, イリナ・ホルカ, サワコ・ナカヤス, 司会, 吉田恭子 左川ちか 新たに開かれる詩/モダニズム/世界 2022年8月3日 立命館大学 国際言語文化研究所 歴史、移動、物語の包括的研究プロジェクト 招待有り もっとみる 所属学協会 8 日本英文学会 大阪大学英文学会 日本ブロンテ協会 IASIL (The International Association for the Study of Irish Literatures) 日本オースティン協会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 6 日本における個人の境界線に焦点を当てた多様性教育の研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2026年3月 水木 理恵, 出口 真紀子, 平山 亮, 小川 公代, 熊本 理抄 西洋社会における世俗の変容と「宗教的なもの」の再構成-学際的比較研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2020年4月 - 2024年3月 伊達 聖伸, 渡辺 優, 見原 礼子, 木村 護郎クリストフ, 渡邊 千秋, 加藤 久子, 西脇 靖洋, 小川 浩之, 安達 智史, 立田 由紀恵, 江川 純一, 佐藤 香寿実, 増田 一夫, 井上 まどか, 鶴見 太郎, 小川 公代, 佐藤 清子, 土屋 和代, 浜田 華練 近代イギリスにおける感受性文学と誤認―女性、言語、社会制度 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2019年4月 - 2022年3月 小川 公代, 川津 雅江, 大石 和欣, 吉野 由利, 土井 良子, 原田 範行 ヨーロッパの世俗的・宗教的アイデンティティの行方――政教関係の学際的比較研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2016年4月 - 2020年3月 伊達 聖伸, 増田 一夫, 見原 礼子, 井上 まどか, 木村 護郎クリストフ, 小川 公代, 江川 純一, 岡本 亮輔, 諸岡 了介, 内村 俊太 近代イギリス女性作家たちの言語態と他者-感受性、制度、植民地 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2016年4月 - 2019年3月 小川 公代, 川津 雅江, 大石 和欣, 吉野 由利, 土井 良子, 原田 範行 もっとみる その他 1 (免許・資格)TOEIC990点、実用英語技能検定1級