研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 外国語学部ドイツ語学科 教授
- 学位
- 学士(外国研究)(上智大学)修士(学術)(東京大学)博士(学術)(東京大学)
- 連絡先
- ry-takah
sophia.ac.jp - 研究者番号
- 30433791
- J-GLOBAL ID
- 200901055056988219
- researchmap会員ID
- 6000003366
研究:ドイツ語学,一般言語学,語彙意味論
教育:学習ドイツ語(会話・文法・読解)
(研究テーマ)
ドイツ語与格動詞の意味分析
所有表現の対照研究
語彙的アスペクトと動詞の項構造との関係の解明
放出動詞における項交替と語彙化パターン
ドイツ語におけるコピュラ文の意味機能と冠詞の用法
研究分野
1受賞
1-
2008年6月
論文
21-
上智大学ヨーロッパ研究所研究叢書6「日常的な言葉遣い ―ヨーロッパの言語をめぐって」 6 141-156 2013年2月
-
日本独文学会研究叢書073『「文意味構造」の新展開 ―ドイツ語学への,そしてその先への今日的展望―』 25-46 2010年10月9日
-
ドイツ文学 5(3) 47-61 2006年10月
-
言語情報科学 (2) 163-176 2004年3月ドイツ語には、gehören (belong to)やhelfen (help)など目的語を与格で支配する2項動詞(=与格動詞:dative verbs)が少なからず存在するが、その中には、経験者項を目的語に、そして対象項を主語にそれぞれとるgefallen (please)のような心理動詞も含まれる(=心理与格動詞:gefallen-verbs)。こうした心理与格動詞は、能格性(ergativity)を示すなど他の与格動詞とは統語的な振舞いが異なることが従来から指摘されてきた。その一方で、これら一連の動詞の目的語が与格で実現されるという共通性が何に根ざしているのか、という点に関しては、未だ体系的な説明がなされていない。本稿では、心理与格動詞が他の与格動詞と同様、「所有(possession)」の概念と密接な関わりをもつことを主張し、またそのことが意味構造(semantic structure)表記を用いたかたちで適切に捉えられることを示す。さらに、心理与格動詞が付随的にとる動作主的な意味用法(agentive use)の検討をつうじて、同一の与格動詞がもつ多義性に対して統一的な把握が可能であることを論じる。
MISC
14書籍等出版物
5-
開拓社 2021年3月 (ISBN: 9784758923002)
講演・口頭発表等
9-
NINJAL International Symposium On Typology And Cognition In Motion Event Descriptions 2015年1月25日
-
科学研究費補助金(基盤C)『日本語を母語とするドイツ語学習者の語順および冠詞の習得とフィードバックの役割』研究集会 2014年3月14日
共同研究・競争的資金等の研究課題
1-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2006年 - 2008年