カトリック司祭・神学研究者として、現代社会に生きる人々の生と死、幸せと苦しみ悲しみを見つめ、その人々にキリスト教信仰の語るまことのいのちの意味を仲介していくことが、自分の課題だと思っています。その際、神学の営みがカトリック教会内だけに通じる特殊言語にならないように、現代の思想・哲学との対話を通じて、より広い精神的交流の手だてとなるべきことに留意しています。現在のところ、司祭志願者・修道者・教員志望者などを相手とする日々の教育活動、および「神学ダイジェスト」という海外神学思想の翻訳雑誌の編集、神学部図書館(上智大学図書館石神井分館)の分館長、また神学入門の教科書づくりなどを通して、現代日本に必要とされる神学を模索しています。