Faculty of Foreign Studies

髙橋 暁生

タカハシ アケオ  (Takahashi Akeo)

基本情報

所属
上智大学 外国語学部フランス語学科 教授
(兼任)外国語学部フランス語学科長
学位
学士(文学)(1995年3月 慶應義塾大学)
修士(社会学)(1997年3月 一橋大学)
DEA/HISTOIRE(高度研究課程証書)(2001年6月 Université de Rouen ルアン大学)
博士(社会学)(2004年3月 一橋大学)

連絡先
akeo-tsophia.ac.jp
研究者番号
90453612
J-GLOBAL ID
201301066923669720
researchmap会員ID
7000004334

1995年3月慶應義塾大学文学部史学科西洋史専攻 卒業
1995年4月〜1997年3月一橋大学社会学研究科地域研究専攻 修士課程
1999年9月〜2001年6月フランス・ルアン大学博士課程
1997年4月〜2004年3月一橋大学社会学研究科地域研究専攻 博士課程
2003年4月〜2006年3月日本学術振興会特別研究員(所属:慶應義塾大学)

2007年4月〜現在:上智大学外国語学部フランス語学科教員

 

★教育:近現代フランス史とフランス語の教育
○フランス近現代史:フランス革命史を起点に、ネイションとは何か、また18世紀以降のコロニアリズムとレイシズムも扱う
○フランス語圏の歴史:19~20世紀のフランス植民地支配、独立後の国家建設の困難などをハイチ、セネガル、マダガスカルといった地域を対象に講義を行う。
○ヨーロッパ史概論(近現代担当):近代国家形成のプロセスを基軸に、ヨーロッパ近現代史の概説
○グローバル・ヒストリー入門(輪講):主にフランス近現代史において、ネイション・ステイトの境界をめぐって起きるコンフリクトを取り上げた授業。
○演習科目(フランス語圏の歴史):主にヨーロッパやヨーロッパ列強が植民地支配した地域を対象とし、政治、社会、文化の領域に関心を持つ学生の卒業論文を指導。また歴史学をディシプリンとした研究を行うための視座を持てるような共通テーマにそって文献の輪読やグループ研究発表などを実施している。
○初級フランス語:基礎フランス語I
○中上級フランス語:基礎フランス語II & 総合フランス語III
 初級フランス語の授業ではコミュニケーションパートを主に担当。中上級のフランス語では、「読む」と「聴く」能力を伸ばすための授業を行っている。

★研究:フランス革命史、革命期における中央と地方、ネイション・ステイトの構築、フランスにおける植民地主義と自他意識の形成
○フランス革命史:特に重点的に扱われることの多かったパリのそれではなく、地方都市における革命の展開とその諸背景を、中央と地方の権力関係という視点から明らかにする研究。広くは近代フランスにおけるネイションの構築と「中央集権化」の社会経済的・政治的・文化的実態の解明と、それを通じたナショナリズム研究。
○フランス植民地主義の歴史:フランスにおけるネイションの構築とナショナル・アイデンティティの創造が、主に19世紀半ば以降の帝国主義的植民地拡張と同時進行的になされたことに着目し、近現代フランスにおける自己認識と他者イメージの相関関係を解明する研究。


論文

 5

MISC

 4

書籍等出版物

 12
  • (担当:共著, 範囲:第1章コラム「フランス語圏研究への展望」;第3章第3節「歴史を学ぶ意味について考える」)
    上智大学外国語学部/プリントボーイ 2023年4月
  • 日本18世紀学会, 啓蒙思想の百科事典編集委員会 (担当:共著, 範囲:第1章 啓蒙とは何か ー「フランス革命と啓蒙」)
    丸善出版 2023年2月 (ISBN: 9784621307854)
  • 岩井, 淳, 山崎, 耕一 (担当:共著, 範囲:第4章「都市とフランス革命 地方都市ルアン」)
    山川出版社 2022年5月 (ISBN: 9784634672543)
  • 上智大学外国語学部ヨーロッパ研究コース, 上智大学 (担当:共著, 範囲:「近代のヨーロッパ」)
    Sophia University Press 上智大学出版,ぎょうせい (発売) 2020年3月 (ISBN: 9784324107898)
  • 髙橋 暁生 (担当:共著, 範囲:「第4章フランス革命からナポレオンへ」(p.87-111))
    ミネルヴァ書房 2019年11月30日

共同研究・競争的資金等の研究課題

 2

その他

 1
  • 2003年4月
    複数テーマに沿って授業をしているが、これらはそれぞれが問題形式になっている。このテーマのうちどれか一つがそのまま問題として定期試験に出ることをあらかじめ学生に伝えており、解答を下書きすることを勧めている。その下書きを、具体的な歴史知識や因果関係などのチェックはもちろん、基礎的な日本語の添削、論述の書き方に至るまで個別指導している。