研究者リスト 福武 慎太郎 福武 慎太郎フクタケ シンタロウ (Shintaro Fukutake) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属上智大学 総合グローバル学部総合グローバル学科 教授学位学士(哲学)(上智大学)修士(文学)(南山大学)博士(地域研究)(上智大学)連絡先fukutakesophia.ac.jp通称等の別名辰巳慎太郎研究者番号80439330J-GLOBAL ID200901043372452950researchmap会員ID6000005643(研究テーマ) 東南アジア島嶼部の高地社会におけるコーヒー栽培と生活様式に関する人類学的研究 研究キーワード 6 インドネシア文学 コーヒー栽培 人類学 インドネシア 東ティモール 東南アジア研究 研究分野 1 人文・社会 / 文化人類学、民俗学 / 経歴 8 2009年4月 - 2010年3月 国立民族学博物館 共同研究員 2009年9月 - 2010年3月 清泉女子大学 非常勤講師 2008年4月 - 2009年3月 清泉女子大学 非常勤講師 2008年4月 - 2009年3月 名古屋市立大学 准教授 2007年4月 - 2008年3月 名古屋市立大学 専任講師 もっとみる 学歴 3 1998年4月 - 2006年3月 上智大学 外国語学研究科 地域研究専攻 1996年4月 - 1998年3月 南山大学 文学研究科 文化人類学専攻 1991年4月 - 1995年3月 上智大学 文学部 哲学科 主要な論文 13 略奪婚 : ティモール南テトゥン社会における暴力と和解に関する一考察 福武慎太郎 文化人類学 72(1) 44-67 2007年6月 本稿では東ティモールにおいて独立の是非を問う住民投票後の騒乱のさなかにおこった少女の連れ去りを事例として、少女が反独立派民兵の「性奴隷」の状態にあると訴える支援活動の言説と、「結婚」の文脈で説明する少女の家族、および共同体の理解の相違について考察する。従来の人類学は、略奪婚を集団間の結婚の一形態として記述し、共同体における儀礼的、社会的意味により関心を払ってきた。しかし結果として出来事の暴力性、当事者である女性の視点には注意が向けられなかった。他方、紛争下の性暴力の問題を訴える普遍的人権やフェミニズムの言説は、略奪婚も紛争下の性暴力の一形態として取り上げるようになった。しかしながらそうした言説の持つ普遍主義的性格は、当事者である女性の経験の多様性を奪っている側面もみられる。このような略奪婚をめぐるグローバルな言説とローカルな規範双方における当事者である女性の視点の不在は、近年の研究で指摘され、当事者の視点に主眼をおくことの重要性が指摘されるようになった。本稿の事例では、当事者である少女自身が新聞報道を通じて誘拐の事実を否定し、結婚の意思を表明していた。本稿ではこの当事者からの拒絶に対する人権活動家、家族、共同体それぞれの反応に焦点をあてることによって、この出来事をめぐる「和解」の認識論的問題について考察を試みる。この考察によって、暴力をめぐるグローバルな言説と共同体や当事者の論理の相違は、「他者」が受けた痛みに主眼を置く普遍的立場と、「自己」が受けた痛みをどのように解決するかという「和解」の論理にあることを主張する。この議論を通じで、出来事の暴力性を抹消することなく、かつ当事者のエージェンシーをも認めうる民俗誌的記述の可能性を探る。 もっとみる 主要なMISC 4 政権交代後の行政の混乱と都市開発問題—2024年のティモール・レステ(東ティモール) 福武 慎太郎 アジア動向年報 = Yearbook of Asian affairs / アジア経済研究所 編 398-407 2025年 査読有り シャナナ・グスマン政権の誕生 福武 慎太郎 アジア動向年報2024 - 408-422 2024年 もっとみる 主要な書籍等出版物 25 東ティモール : 独立後の暮らしと社会の現場から 福武, 慎太郎, 奥田, 若菜, 阿部, 健一, 森田, 良成, 上田, 達, 麻場, 美利亜, 宮澤, 哲, 須藤, 玲, 浦, 善孝, 伊藤, 淳子, 井上, 浩子, 上砂, 考廣, 宮澤, 尚里, マリアノ・フェレイラ, 土屋, 喜生 彩流社 2025年2月 (ISBN: 9784779130229) 少年は夢を追いかける Hirata, Andrea, 福武, 慎太郎, 久保, 瑠美子 (担当:共著, 範囲:全体の翻訳、解説 210-219頁) Sophia University Press上智大学出版,ぎょうせい (制作・発売) 2023年4月 (ISBN: 9784324112670) 『珈琲の哲学 ディー・レスタリ短編集』「全体の監修」「解説」「とどかない手紙」「ブッダ・バー」 福武 慎太郎 (担当:共訳) 上智大学出版 2019年5月10日 『グローバル支援の人類学ー変貌するNGO・市民活動の現場から』「NGOの人類学は何をめざすのかー民族誌アプローチとアナーキスト人類学の動向」 福武 慎太郎 (担当:共著, 範囲:p.103-124) 昭和堂 2017年3月31日 (ISBN: 9784812216095) 『平和の人類学』 「東ティモールにおける非暴力の思想<ナヘビティ>」 福武 慎太郎 (担当:共著, 範囲:49-69) 法律文化社 2014年3月15日 (ISBN: 9784589035639) もっとみる 講演・口頭発表等 22 The Significance of Publishing a Collection of Essays on Timor-Leste Studies in Japanese Shintaro Fukutake 9th Timor-Leste Studies Association (TLSA) Conference, Liceu Campus, Universidade Nacional Timor Lorosa'e, Dili, Timor-Leste 2025年7月17日 Buffalo and Coffee: Resurgence of gift exchange and commodification of livestock in Contemporary Timor-Leste Shintaro Fukutake the International Conference TLSAPT2020 Timor-Leste: The Island and the World 2020年9月7日 Missions, Language, and local beliefs in Central Timor Shintaro Fukutake 11th International Convention of Asian Scholars (ICAS 11) 2019年7月18日 International Convention of Asian Scholars (ICAS) Timor-Leste visto de fora: Guerra, Migrações e Cultura Tetum Shintaro Fukutake Sociedade de Geografia de Lisboa 2019年7月3日 Sociedade de Geografia de Lisboa 招待有り A View of Timor-leste from the frontier: Wars, Migrations, and Culture in the Southern Tetun Society Shintaro Fukutake Seminários GS Identidades, Culturas, Vulnerabilidades 2019年6月28日 Instituto de Ciências Sociais(Institute of Social Sciences), Universidade de Lisboa (University of Lisbon ) 招待有り もっとみる 所属学協会 2 日本文化人類学会 東南アジア学会 主要な共同研究・競争的資金等の研究課題 15 インドネシアにおける出版資本主義と文学のトランスナショナリティ 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2025年4月 - 2030年3月 福武 慎太郎, 梅垣 緑, 高地 薫, 森山 幹弘, 上田 達, 野中 葉 もっとみる 社会貢献活動 4 三鷹市西世代交流センター主催「西むらさき学苑」における講演 その他 「コーヒーの人類学〜栽培農家の暮らしから見るコーヒーの歴史といま」という講義名で講演をおこなった。 2018年2月20日 - 2018年2月20日 調布市消防団 その他 調布市消防団第14分団として地域防災ボランティアに参加 2015年4月1日 調布市東部公民館における講演 その他 アジア国境の島々を歩く 2)という講義名で講演を実施した。 2015年3月12日 - 2015年3月12日 調布市東部公民館における講演 その他 アジア国境の島々を歩く(1)という講義名で講演を実施した。 2015年3月5日 - 2015年3月5日
福武 慎太郎フクタケ シンタロウ (Shintaro Fukutake) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属上智大学 総合グローバル学部総合グローバル学科 教授学位学士(哲学)(上智大学)修士(文学)(南山大学)博士(地域研究)(上智大学)連絡先fukutakesophia.ac.jp通称等の別名辰巳慎太郎研究者番号80439330J-GLOBAL ID200901043372452950researchmap会員ID6000005643(研究テーマ) 東南アジア島嶼部の高地社会におけるコーヒー栽培と生活様式に関する人類学的研究 研究キーワード 6 インドネシア文学 コーヒー栽培 人類学 インドネシア 東ティモール 東南アジア研究 研究分野 1 人文・社会 / 文化人類学、民俗学 / 経歴 8 2009年4月 - 2010年3月 国立民族学博物館 共同研究員 2009年9月 - 2010年3月 清泉女子大学 非常勤講師 2008年4月 - 2009年3月 清泉女子大学 非常勤講師 2008年4月 - 2009年3月 名古屋市立大学 准教授 2007年4月 - 2008年3月 名古屋市立大学 専任講師 もっとみる 学歴 3 1998年4月 - 2006年3月 上智大学 外国語学研究科 地域研究専攻 1996年4月 - 1998年3月 南山大学 文学研究科 文化人類学専攻 1991年4月 - 1995年3月 上智大学 文学部 哲学科 主要な論文 13 略奪婚 : ティモール南テトゥン社会における暴力と和解に関する一考察 福武慎太郎 文化人類学 72(1) 44-67 2007年6月 本稿では東ティモールにおいて独立の是非を問う住民投票後の騒乱のさなかにおこった少女の連れ去りを事例として、少女が反独立派民兵の「性奴隷」の状態にあると訴える支援活動の言説と、「結婚」の文脈で説明する少女の家族、および共同体の理解の相違について考察する。従来の人類学は、略奪婚を集団間の結婚の一形態として記述し、共同体における儀礼的、社会的意味により関心を払ってきた。しかし結果として出来事の暴力性、当事者である女性の視点には注意が向けられなかった。他方、紛争下の性暴力の問題を訴える普遍的人権やフェミニズムの言説は、略奪婚も紛争下の性暴力の一形態として取り上げるようになった。しかしながらそうした言説の持つ普遍主義的性格は、当事者である女性の経験の多様性を奪っている側面もみられる。このような略奪婚をめぐるグローバルな言説とローカルな規範双方における当事者である女性の視点の不在は、近年の研究で指摘され、当事者の視点に主眼をおくことの重要性が指摘されるようになった。本稿の事例では、当事者である少女自身が新聞報道を通じて誘拐の事実を否定し、結婚の意思を表明していた。本稿ではこの当事者からの拒絶に対する人権活動家、家族、共同体それぞれの反応に焦点をあてることによって、この出来事をめぐる「和解」の認識論的問題について考察を試みる。この考察によって、暴力をめぐるグローバルな言説と共同体や当事者の論理の相違は、「他者」が受けた痛みに主眼を置く普遍的立場と、「自己」が受けた痛みをどのように解決するかという「和解」の論理にあることを主張する。この議論を通じで、出来事の暴力性を抹消することなく、かつ当事者のエージェンシーをも認めうる民俗誌的記述の可能性を探る。 もっとみる 主要なMISC 4 政権交代後の行政の混乱と都市開発問題—2024年のティモール・レステ(東ティモール) 福武 慎太郎 アジア動向年報 = Yearbook of Asian affairs / アジア経済研究所 編 398-407 2025年 査読有り シャナナ・グスマン政権の誕生 福武 慎太郎 アジア動向年報2024 - 408-422 2024年 もっとみる 主要な書籍等出版物 25 東ティモール : 独立後の暮らしと社会の現場から 福武, 慎太郎, 奥田, 若菜, 阿部, 健一, 森田, 良成, 上田, 達, 麻場, 美利亜, 宮澤, 哲, 須藤, 玲, 浦, 善孝, 伊藤, 淳子, 井上, 浩子, 上砂, 考廣, 宮澤, 尚里, マリアノ・フェレイラ, 土屋, 喜生 彩流社 2025年2月 (ISBN: 9784779130229) 少年は夢を追いかける Hirata, Andrea, 福武, 慎太郎, 久保, 瑠美子 (担当:共著, 範囲:全体の翻訳、解説 210-219頁) Sophia University Press上智大学出版,ぎょうせい (制作・発売) 2023年4月 (ISBN: 9784324112670) 『珈琲の哲学 ディー・レスタリ短編集』「全体の監修」「解説」「とどかない手紙」「ブッダ・バー」 福武 慎太郎 (担当:共訳) 上智大学出版 2019年5月10日 『グローバル支援の人類学ー変貌するNGO・市民活動の現場から』「NGOの人類学は何をめざすのかー民族誌アプローチとアナーキスト人類学の動向」 福武 慎太郎 (担当:共著, 範囲:p.103-124) 昭和堂 2017年3月31日 (ISBN: 9784812216095) 『平和の人類学』 「東ティモールにおける非暴力の思想<ナヘビティ>」 福武 慎太郎 (担当:共著, 範囲:49-69) 法律文化社 2014年3月15日 (ISBN: 9784589035639) もっとみる 講演・口頭発表等 22 The Significance of Publishing a Collection of Essays on Timor-Leste Studies in Japanese Shintaro Fukutake 9th Timor-Leste Studies Association (TLSA) Conference, Liceu Campus, Universidade Nacional Timor Lorosa'e, Dili, Timor-Leste 2025年7月17日 Buffalo and Coffee: Resurgence of gift exchange and commodification of livestock in Contemporary Timor-Leste Shintaro Fukutake the International Conference TLSAPT2020 Timor-Leste: The Island and the World 2020年9月7日 Missions, Language, and local beliefs in Central Timor Shintaro Fukutake 11th International Convention of Asian Scholars (ICAS 11) 2019年7月18日 International Convention of Asian Scholars (ICAS) Timor-Leste visto de fora: Guerra, Migrações e Cultura Tetum Shintaro Fukutake Sociedade de Geografia de Lisboa 2019年7月3日 Sociedade de Geografia de Lisboa 招待有り A View of Timor-leste from the frontier: Wars, Migrations, and Culture in the Southern Tetun Society Shintaro Fukutake Seminários GS Identidades, Culturas, Vulnerabilidades 2019年6月28日 Instituto de Ciências Sociais(Institute of Social Sciences), Universidade de Lisboa (University of Lisbon ) 招待有り もっとみる 所属学協会 2 日本文化人類学会 東南アジア学会 主要な共同研究・競争的資金等の研究課題 15 インドネシアにおける出版資本主義と文学のトランスナショナリティ 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2025年4月 - 2030年3月 福武 慎太郎, 梅垣 緑, 高地 薫, 森山 幹弘, 上田 達, 野中 葉 もっとみる 社会貢献活動 4 三鷹市西世代交流センター主催「西むらさき学苑」における講演 その他 「コーヒーの人類学〜栽培農家の暮らしから見るコーヒーの歴史といま」という講義名で講演をおこなった。 2018年2月20日 - 2018年2月20日 調布市消防団 その他 調布市消防団第14分団として地域防災ボランティアに参加 2015年4月1日 調布市東部公民館における講演 その他 アジア国境の島々を歩く 2)という講義名で講演を実施した。 2015年3月12日 - 2015年3月12日 調布市東部公民館における講演 その他 アジア国境の島々を歩く(1)という講義名で講演を実施した。 2015年3月5日 - 2015年3月5日