研究者業績

志水 洋人

シミズ ヒロト  (Hiroto Shimizu)

基本情報

所属
上智大学 総合人間科学部 社会学科 助教
立命館大学 衣笠総合研究機構 生存学研究所 客員研究員
学位
人間科学(2018年3月 大阪大学)

ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0003-2470-0776
J-GLOBAL ID
202301001647884690
researchmap会員ID
R000055119

論文

 12

MISC

 2

書籍等出版物

 2

講演・口頭発表等

 39
  • 志水洋人
    第52回日本保健医療社会学会大会 2026年6月13日
    本報告は、医療における昨今の多様なデジタル技術の展開を「デジタルヘルス」というキーワードでとらえ、その可能性や示唆を社会学的に検討する試みである。ここでデジタルヘルスとは、「健康とウェルビーイングの管理や促進、健康・医療情報の生成と保存、医学教育や訓練の支援、または医療サービスの提供に用いられる多様なデジタル機器やソフトウェア」(Lupton 2022)、ないしそうした技術を用いた実践を指す。 報告では、①医療機関におけるデジタルヘルス、②医療機関の外に広がるデジタルヘルス、③統合的デジタルヘルス、④自動化・自律化するデジタルヘルス、という四領域を設定する。各領域に関する実践や研究を手がかりに、デジタルヘルスによる医療の再編を素描し、医療社会学・科学技術の社会学的アプローチの可能性を示すことを目的とする。 「①医療機関におけるデジタルヘルス」では、電子カルテと手術支援ロボットを事例とする。電子カルテは、電子化の背景・意義・困難との関係性のなかで、診療過程や専門職間の協働、患者との相互作用を変容させる。手術支援ロボットは、ロボットによる支援が臨床行為を支えると同時に拘束しうるという緊張関係を生じるとともに、「マスターとしての術者」という理想と実践のあいだのギャップの分析の必要性を示唆する。 「②医療機関の外に広がるデジタルヘルス」では、遠隔医療、ウェアラブル、スマートフォンアプリケーションなどにおいて、日常生活における自己管理やデータを介したケアと監視の再編を取り上げ、主体性の強調と規律化・格差の論点を示す。 「③統合的デジタルヘルス」では、「より多くの人が、より多くの目的のために」といった形式で語られるデータのソーシングや利活用の拡大と、それに伴うデータ連携の構想に焦点を当てる。「秘密」から「機密性」へ、「機密性」から「データ保護」へと、個人情報やデータの扱いに付与される意味が変化してきた過程を事例的に示し、こうした変化が医療の公共性や統治のあり方とどのように結びついているのかを検討する。 「④自動化・自律化するデジタルヘルス」では、病理画像診断や生体認証におけるパターン認識技術や、生成AIを用いたチャットボットなどの対話的インターフェースを念頭に置く。自動化・自律化したモノ/主体として想起され、しばしば擬人化されるこれらの技術を介して、ケアのあり方や意味づけが変容する過程に着目し、判断の責任の所在やバイアス、感情やケア関係の再編成をめぐるインプリケーションを提示する。 以上の四つの領域は、デジタルヘルスを網羅的に扱う包括的枠組みというよりも、デジタル技術の展開とその社会的含意をとらえるための暫定的な分析軸として提示される。報告では、このうちの一部の領域に特に焦点を当てつつ議論を展開し、同時に、デジタルヘルスをめぐる社会学的アプローチの方向性を共有するための概念的な足場を提供したい。 参考文献 Lupton, D. (2022). Digital health. Key Concepts in Medical Sociology (3rd. Ed.), Sage, 241–246.
  • 志水洋人
    第98回日本社会学会大会 2025年11月15日
  • 志水洋人, 山野遼平, 岡島正太郎, 下田真吾
    第33回インテリジェント・システム・シンポジウム 2025年9月
  • Hiroto Shimizu
    Beyond the Binary: AI in Health & Medicine - Monash University Prato Workshop 2025年7月17日  招待有り

担当経験のある科目(授業)

 15

所属学協会

 8

共同研究・競争的資金等の研究課題

 6

学術貢献活動

 15

社会貢献活動

 4

その他

 6