| |
| 研究者氏名 | 村田 真一 |
---|
| ムラタ シンイチ |
---|
所属 | 上智大学 |
---|
部署 | 外国語学部ロシア語学科 |
---|
職名 | 教授 |
---|
学位 | 文学士(東京外国語大学), 文学修士(東京外国語大学) |
---|
科研費研究者番号 | 00265555 |
---|
J-Global ID | 200901083217453390 |
---|
|
プロフィール<個人研究> 1983年より、ロシア演劇・詩学・文化研究を続けている。国内外の学会での研究発表・論文・著書の執筆など。 <共同研究> 1990年より、慶應義塾大学言語コミュニケーション非常勤研究員、青山学院大学総合研究所兼担研究員、客員研究員などを歴任し、成果を論文・著書として発表。1997年より科学研究費補助金(基盤研究(c)-(1))「スラヴ語スラヴ文学比較対照研究の課題と方法」や複数の科研費研究の研究分担者として共同研究に参加している。また、5年に一度開催される国際スラヴィスト会議に2018年現在まで5回出席し、報告・司会などを行なう。2016年度より、科研費挑戦的萌芽研究「間芸術性の手法:文学・映画・演劇・展覧会の理論と実践」の研究代表者。上智大学では、2008年4月より、学内共同研究「ヨーロッパ映画における『ヨーロッパ』」の代表を務めた。このほか、2011年4月よりヨーロッパ研究所の所長を務め、内外の識者を招いたシンポジウムやセミナーを開催し、ヨーロッパの言語・文化・社会などに関して広く研究を進めている。 また、2005年12月に開催されたベオグラード大学文学部の国際学会以来、海外の多数の学会で司会や組織委員として、学会の運営に参画、学術誌の査読も行なう。このほか、ベオグラード大学、チェコ科学アカデミースラヴ研究所の学会誌編集委員を務める。また、2016年2月より、ウクライナ―日本スラブ学会会長、2018年月9月より、日本スラヴィスト協会会長、国際スラヴィスト委員会日本代表委員にそれぞれ就任。<教育活動> 基礎ロシア語・学科研究科目・演習・輪講・大学院科目を担当。卒論主査担当件数は約80本。2006年度からロシア語劇を指導し毎年12月に開催される外国語学部語劇祭で上演。 また、ロシア国立オムスク大学に日本文化講座を開設し客員教授として講義を行なう。 社会的教育活動として、2002年より2008年までNHKラジオロシア語講座講師を務めたほか、国際交流基金・日露青年交流センターにおいて海外研究者の研究指導。 <研究活動> ロシアの演劇と文化に関し、国際スラヴィスト会議、日本ロシア文学会(理事)、ロシア東欧学会(理事)、日本演劇学会、ロシア・セルビア・ウクライナ・イタリア・チェコ・イスラエルなどの大学・研究機関で研究発表。ロシア人文大学、ベオグラード大学、科学アカデミーロシア語研究所主催国際学会の組織委員、チェコ科学アカデミースラヴ研究所の紀要編集委員。2016年2月よりウクライナー日本スラブ学会会長、2018年10月より日本スラヴィスト協会会長、国際スラヴィスト会議日本代表委員。ウクライナやイタリアの大学では、日本演劇やスラヴ学の講演も行なう。 学内では、2010年4月1日から2013年3月31日までヨーロッパ研究所所長。(研究テーマ) ロシア演劇・ロシア文化研究(共同・受託研究希望テーマ) 詩学と演劇
研究キーワード エクフラシス
,ロシアの映画
,戯曲におけるカーニバル性
,詩学
,比較演劇
,ロシア演劇
経歴 2017年9月 - 2019年3月 ウクライナ・日本スラブ学会 会長
2012年4月 - 2012年9月 東京大学大学院 講師
2012年4月 - 2012年9月 東京大学大学院 講師
受賞 2017年9月 古典私立大学(ウクライナ), 名誉教授(古典私立大学、ウクライナ)
2016年3月 V.G.コロレンコ名称国立ポルタワ教育大学(ウクライナ), 名誉教授(ポルタワ国立教育大学、ウクライナ)
2007年10月 プーシキン・メダル(ロシア大統領令による)
論文 村田真一   伊東一郎   小椋彩   三谷惠子   中島由美    上智大学ヨーロッパ研究所叢書第13号 「スラブ語スラブ文学の対照研究における日本の寄与」 (13) 87-126 2021年3月 [査読有り] スラブのモダニズムとポストモダンの演劇におけるカーニバルのモチーフをアダムとリリスの形象を手がかりに分析した。論集にまとめるにあたって、2018年8月にベオグラードで開催された第16回国際スラヴィスト会議での報告に基づいた論考を2021年1月に上智大学ヨーロッパ研究所にて行なわれたシンポジウムで紹介した。
村田真一   D.二コラ―エフ他    20-21世紀のロシア文学における喜劇性の詩学 245-251 2019年 [査読有り][招待有り] 20世紀初頭の作家・劇作家であったN.テッフィの戯曲における演劇性の特質を喜劇的側面に焦点を当てて多面的に分析した。
村田 真一    223-230 2016年7月 [査読有り][招待有り] 演劇におけるパントマイムは、演劇的パントマイムでしか表現できない内容を表わすものであり、ロシア・アヴァンギャルド演劇の特質を明らかにするうえで欠かせない重要な手法であることを論じた。
村田真一    上智大学ヨーロッパ研究所叢書9『ヨーロッパ映画における「ボーダー」』 叢書(9) 104-118 2016年3月 [招待有り] ソ連の映画監督アンドレイ・タルコフスキーが用いたさまざまな映画的エクフラシスの手法の萌芽が、映画大学の卒業制作『ローラーとヴァイオリン』に色濃く表われており、タルコフスキー映画のドラマトゥルギーにおいて、複数の芸術手法の「ボーダー」を成していることを論じた。
村田真一    セルビア・スラヴィック・レヴュー(セルビア、ノヴィ・サド) (86) 153-168 2014年12月 [査読有り][招待有り] ロシアの作家アンドレイ・プラトーノフの代表的な戯曲『手回しオルガン弾き』及び『14の赤い農家』にみられる演劇的特質と先行研究のアプローチを分析し、プラトーノフのドラマトゥルギー研究における新しい手法の開発の可能性を論じた。
MISC 村田 真一    青山国際政経論集 39 101-118 1997年1月
村田 真一    青山国際政経論集 34 123-141 1995年5月
村田 真一    言語文化研究 7 [113]-117 1989年
書籍等出版物 村田真一(担当:分担執筆, 範囲:第5章 40 戯曲-1920₋30年代の劇中劇の魅力) ミネルヴァ書房 2021年6月25日 |
村田 真一(担当:共著, 範囲:ヨーロッパの演劇 -研究方法の手引き-: p.266-282) 上智大学出版 2020年3月31日 |
村田 真一(担当:その他, 範囲:p.444-445) 丸善出版 2019年10月20日 |
村田 真一(担当:共編者(共編著 者), 範囲:巻頭言:p.7.-8、「20世紀上四半期のロシアのドラマツギーにおける間芸術性の諸相」:p.219-247) ベオグラード大学文学部 2018年8月25日 (ISBN:9788661534171) 間芸術性の視点からロシアアヴァンギャルド芸術を分析した世界の気鋭のスラブ研究者16名の書いた最新の業績をまとめた学術書。巻頭言・第一部「アヴァンギャルドの書籍の芸術:間芸術性の戦略と実験」・第二部「視覚的媒介とアヴァンギャルド」・第三部「アヴァンギャルドと超越的間芸術性」から成る。 |
村田 真一(担当:共著, 範囲:p.189-199) ベオグラード大学文学部 2018年5月1日 (ISBN:9788661534164) カタストロフ、死などをキーワードに、ソ連時代の文学・芸術作品に描かれたユートピアの概念の衰微を、思想面や表現面かた多面的に分析した学術研究書。 |
講演・口頭発表等 村田真一    国際学会「ロシアーヨーロッパ:劇作家の対話」 2021年9月19日 サンクトペテルブルク・ロシア芸術史研究所 [招待有り]
村田真一   伊東一郎   小椋彩   三谷惠子   中島由美    上智大学ヨーロッパ研究所シンポジウム「スラブ語スラブ文学の対照研究における日本の寄与」 2021年1月9日 上智大学ヨーロッパ研究所、日本スラヴィスト協会 2018年8月の国際スラヴィスト会議で行なった研究報告の紹介と質疑応答
村田真一    国際学会「日本-ロシア:演劇文化の対話」 2020年12月18日 サンクトペテルブルク・ロシア芸術史研究所 [招待有り]
村田真一    日本―ロシア:演劇文化の対話 2020年12月18日 サンクトペテルブルク・ロシア芸術史研究所 [招待有り] 日本とロシアの1910・20年代の戯曲におけるアリュージョンの問題を具体例を挙げて多面的に論じた。
村田真一    ウェビナー国際学会「ウクライナ―ゴーゴリ―日本」(ウェビナーによる参加) 2019年4月2日 ウクライナ国立ポルタワ教育大学 [招待有り] ウェビナーを活用したポルタワの国際学会「ウクライナ―ゴーゴリ―日本」にて、ブルガーコフの戯曲のカーニバル性と喜劇性におけるゴーゴリの戯曲や小説の影響に関して研究報告。日本からは、分科会参加も含め、ほかに野中進埼玉大学教授・安達大輔北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター准教授が参加。
所属学協会 日本ロシア文学会(2012年10月1日~2018年9月30日、2019年10月1日~2021年9月30日理事)
日本スラヴィスト協会(2018年9月1日より会長)
ロシア東欧学会(2014年より2021年まで理事)
学術貢献活動 監修ウクライナ国立ポルタワ教育大学 2021年4月1日 - 現在 企画立案・ 運営等国際スラヴィスト会議パリ委員会 2021年8月30日 - 2021年8月31日
社会貢献活動 【その他】 19世紀・20世紀におけるロシア演劇の発展に関する180分の講演。 2021年1月16日 - 2021年1月16日 【その他】 古代から19世紀までのロシアの演劇文化に関する90分の講演。 2020年8月8日 - 2020年8月8日
その他 新装版『ブルガーコフ戯曲集Ⅰ・Ⅱ』(東洋書店新社)刊行(監訳・あとがき執筆を担当)。
新装版『ブルガーコフ戯曲集1・2』(東洋書店新社)の監訳およびあとがき執筆。
国際セミナー「間芸術性と詩学」を学内外の院生・学生にも公開し、質疑応答に参加させた。
|
|
|
|