研究者氏名 吉畑 博代
吉 畑博代 所属 上智大学 部署 言語科学研究科言語学専攻 職名 教授 学位 文学士(東京女子大学), 修士(教育学)(筑波大学), 博士(心理学)(広島大学) 科研費研究者番号 20280208 J-Global ID 200901058072847403
研究キーワード
高次脳機能障害
,失語症
,言語聴覚障害学
,リハビリテーション
研究分野
人文・社会 / 臨床心理学 /
ライフサイエンス / リハビリテーション科学 /
受賞
1994年3月
言語障害臨床学術研究会, 福迫賞,重度失語症者におけるコミュニケーションモード変換技能の獲得とその機能的使用吉畑博代 中条朋子 増山かおり
論文
川上勝也   渡邉修   吉畑博代   田中智子   
言語聴覚研究 20(1) 44-52 2023年3月 [査読有り]
先天性相貌失認の1例を経験した.症例は大学卒で教員職の30歳台の女性.教員職へ転職し,人の顔を覚えるのに困り受診した.頭部MRIにて明らかな脳損傷はなかった.神経心理学的検査では,一般的な高次脳機能に明らかな低下はなかった.一方,熟知相貌の検査であるVisual Perception Test for Agnosia Famous Face Test version 2(VPTA-FFT ver.2)の顔パターンと頭部パターンの命名で,健常同年代平均+2SD以上低下した.未知相貌の記憶課題...
Kawakami Katsuya   Yoshihata Hiroyo   Shindo Mitsuko   Michimata Chikashi   
Sophia Linguistica 68(68) 197-220 2019年12月 [査読有り]
This study aimed to developing a discourse evaluation test for people with aphasia using correct information units(CIUs).
正木 啓太   吉畑 博代   坂田 善政   荻野 美佐子   
コミュニケーション障害学 36(3) 152-152 2019年12月
吉畑博代   
高次脳機能研究 38(2) 177-183 2018年6月 [招待有り]
失語症者の自己報告アウトカム測定ツールであるJAIQ-21について,内容紹介と失語症者への試用結果を報告した。
飯干紀代子   藤本憲正   阿部弘明   澤真澄   吉畑博代   種村純   
高次脳機能研究 38(2) 247-254 2018年6月 [査読有り]
アルツハイマー型認知症の人に対するメモリーブックを用いたグループ訓練の効果について報告した。
MISC
藤岡 絵里   中村 早苗   吉畑 博代   
日本聴能言語学会学術講演会予稿集 25 60-60 1999年5月
吉畑 博代   本多 留美   沖田 啓子   綿森 淑子   
広島県立保健福祉短期大学紀要 4(1) 129-135 1999年3月
音声言語の表出が困難な重度失語症者のために, コンピュータ上で視覚シンボルを操作して文を伝達する視覚的コミュニケーションシステムを作成した。このシステムには検索を行うためのボタンとして, 動作主を表す「人々」ボタンと, 名詞や動詞を表す「名詞」, 「動詞」ボタンを設置し, 「名詞」中のシンボルはC-VIC(Computerized Visual Communication System, Steeleら;1989など)の考えを参考に, カテゴリーごとに階層構造をなすよう構成した。文構成は各...
本多 留美   吉畑 博代   綿森 淑子   
広島県立保健福祉短期大学紀要 4(1) 103-111 1999年3月
談話の課題の違いが健常成人の産生する談話の量的側面に及ぼす影響を探るため, 健常者11名に対し7種類の異なる課題, すなわち情景画2種, 4コマ漫画, TVドラマ, 3つの語を用いた話, 手続きの説明2種を施行し, 課題の違いによる分析結果の差異, および被験者の違いによる傾向の有無を検討した。さらに, 分析結果のばらつきの度合いを課題間で比較した。量的な指標として, 発話時間, 正確な情報単位数など, 発話量・情報量を表す5指標, およびこれらの指標をもとに計算した, 発話効率・情報伝達...
吉畑 博代   高橋 雅子   綿森 淑子   
作業療法ジャーナル 33(2) 153-159 1999年2月
吉畑 博代   
広島県立保健福祉短期大学紀要 2(1) 21-29 1997年3月
視覚失認を分類するにあたっては, Lissauer(1890)の提唱した方法が一般的に用いられている。それは視覚失認を統覚型視覚失認と連合型視覚失認の2つのタイプに分類する方法である。以前に筆者はLissauerのいう連合型視覚失認を呈すると思われる症例を経験したので, その詳細について発表した。しかしながら近年では, 認知神経心理学や情報処理理論の発展により視覚認知に関する詳細が明らかになってきたことから, 視覚認知障害を説明するための様々なモデルが利用されるようになっている。本稿では,...
書籍等出版物
深浦, 順一, 内山, 千鶴子, 城間, 将江, 城本, 修, 立石, 雅子, 長谷川, 賢一(担当:分担執筆, 範囲:失語・高次脳機能障害、コミュニケーション障害の訓練)
文光堂 2022年11月 (ISBN:9784830647017)
藤田, 郁代, 立石, 雅子, 菅野, 倫子(担当:分担執筆, 範囲:語用論的アプローチ、社会的アプローチ)
医学書院 2021年2月 (ISBN:9784260043076)
吉畑 博代(担当:単著, 範囲:p.140-161)
医学書院 2020年3月31日
言語聴覚療法に応用できる可能性のある言語理論をふまえて、失語症の症状や評価、訓練方法について執筆した。
吉畑 博代(担当:共著, 範囲:p.61-62, 178-179, 398-400)
ぱーそん書房 2018年12月10日 (ISBN:9784907095482)
失語症や高次脳機能障害領域で比較的よく使用される用語について、わかりやすく解説した。
吉畑 博代(範囲:p.185-225)
協同医書出版社 2018年1月5日 (ISBN:9784763930545)
失語症の原因や症状,訓練方法に加えて,失語症への拡大代替コミュニケーション適用や事例について,概説した。
講演・口頭発表等
吉畑博代   渡邊理恵   杉山貴子   伊集院睦雄   綿森淑子   
第60回日本リハビリテーション医学会学術集会 2023年6月30日 [招待有り]
吉畑博代   渡邊理恵   杉山貴子   伊集院睦雄   綿森淑子   
第46回高次脳機能障害学会学術総会 2022年12月3日
矢頭瞳   吉畑博代   
第46回高次脳機能障害学会学術総会 2022年12月3日
渡邊理恵   吉畑博代   杉山貴子   伊集院睦雄   綿森淑子   
第45回高次脳機能障害学会学術総会 2021年12月10日
吉畑博代   渡邊理恵   杉山貴子   伊集院睦雄   綿森淑子   
第45回高次脳機能障害学会学術総会 2021年12月10日
社会貢献活動
【その他】 言語聴覚士に対して、失語症者が抱える語彙の問題について、症状・評価法・訓練法に関する説明を実施した 2019年9月22日 - 2019年9月22日
【その他】 日本言語聴覚士協会が実施する講習会にて、参加者を対象に、失語症に関する語彙機能として、訓練法や般化に関して概説した。 2018年8月26日 - 2018年8月26日
【その他】 失語・高次脳に携わる言語聴覚士を対象に,平成29年度認定言語聴覚士(失語・高次脳機能障害領域)講習会の講師を担当した。「語彙機能」に関する訓練方法や,単一事例実験デザインなどについて説明した。 2017年9月10日 - 2017年9月10日