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| 研究者氏名 | 梅田 孝太 |
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| ウメダ コウタ |
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URL | |
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所属 | 上智大学 |
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部署 | 基盤教育センター 思考と表現領域 |
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職名 | 特任助教 |
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学位 | 博士(哲学)(上智大学), 修士(哲学)(上智大学) |
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その他の所属 | 研究機構常設研究部門 中世思想研究所, 立教大学 文学部 文学科 文芸・思想専修, 聖マリアンナ医科大学 医学教育文化部門 |
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J-Global ID | 201401014975876402 |
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プロフィール現在、上智大学基盤教育センター特任助教として初年次教育(クリティカルシンキングなど)を担当。専門は哲学・倫理学。 哲学 近現代ドイツ哲学、とりわけショーペンハウアーやニーチェについて研究。その成果として『ショーペンハウアー:欲望にまみれた世界を生き抜く』(講談社現代新書、2022)や『ニーチェ:外なき内を生きる思想』(法政大学出版局、2021)を刊行。 倫理学 規範倫理学、とりわけ徳倫理を研究。論文「ニーチェ思想における徳としての正義」(『哲学』73, 2022)、論文「ショーペンハウアーの良心論」(『ショーペンハウアー研究』21, 2016)などを刊行。 思想史 ドイツ人文主義や19世紀ドイツ歴史主義に関心をもって研究。共訳書『人文主義の言語思想:フンボルトの伝統』(岩波書店、2020)刊行に携わる。また、現代社会の問題との関連では正義論や暴力論、死刑論に関心をもって研究、共訳書『暴力:手すりなき思考』(法政大学出版局、2020)や共著書『デリダと死刑を考える』(白水社、2018)などに携わる。 哲学プラクティスの研究・教育および実践 一般向けの哲学カフェ実践、高等教育機関での講義担当、企業研修(組織開発等)に取り組んでいる。
研究キーワード 哲学
,倫理学
,規範倫理学
,徳倫理学
,実存思想
,人文主義
,哲学プラクティス
,ニーチェ
,ショーペンハウアー
研究分野 人文・社会 / 思想史 /
人文・社会 / 哲学、倫理学 /
経歴 2022年4月 - 現在 上智大学 基盤教育センター 思考と表現領域 特任助教
2020年4月 - 現在 聖マリアンナ医科大学 医学教育文化部門 非常勤講師
2018年9月 - 現在 立教大学 文学部 文学科 文芸・思想専修 兼任講師
2016年4月 - 現在 上智大学 研究機構常設研究部門 中世思想研究所 凖所員
2016年4月 - 2022年3月 上智大学 文学部哲学科 非常勤講師
学歴 2007年4月 - 2012年3月 上智大学大学院博士後期課程 哲学研究科 哲学専攻
2006年8月 - 2006年9月 ハインリヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ 語学研修プログラム
2004年4月 - 2006年3月 上智大学大学院博士前期課程 哲学研究科 哲学専攻
2000年4月 - 2004年3月 上智大学 文学部 哲学科
書籍等出版物 梅田, 孝太(担当:単著) 講談社現代新書 2022年9月15日 (ISBN:9784065296028) 本書はショーペンハウアー哲学の入門書であり、講談社現代新書の「現代新書100(ハンドレッド)」第一弾として2022年9月に牧野雅彦著『ハンナ・アレント』とともに刊行された。本書の特徴は、「人生は苦しみである」というショーペンハウアーの洞察を現代に生きるわたしたち自身の苦しみと重ね合わせ、今を生きる思想として再構成した点にある。第二に、ショーペンハウアー哲学の①苦しみを見つめ「意志の否定」にいたろうとする主著『意志と表象としての世界』の峻厳なる求道の側面と、②苦の中での幸福について省察する『... |
キリスト教文化事典編集委員会, 梅田孝太(担当:分担執筆, 範囲:「<ドイツ語圏>ニーチェと「神の死」」) 丸善出版 2022年8月30日 (ISBN:9784621307151) |
梅田, 孝太(担当:単著) 法政大学出版局 2021年3月 (ISBN:9784588151170) 本書はニーチェ哲学の中心課題を「ニヒリズムの克服」に見定める研究書である。先行研究の多くは権力への意志説に着目し、それを一部の遺稿から再構成することによって、ニーチェによる「ニヒリズムの克服」を人間一般の生の肯定の問題として説明してきた。これに対して本書では、初期から後期の公刊著作におけるニーチェの哲学的な議論がたどった道筋を再構成したうえで、ニーチェが主題化していたのは「この生」の肯定による「ニヒリズムの克服」だという結論を提出している。本書が規定する「この生」とは、個人的で、歴史的で、... |
齋藤, 元紀, 梅田, 孝太, 大久保, 歩, 大森, 一三, 川口, 茂雄, 渡邉, 和典(担当:共訳, 範囲:第5章「ヤン・アスマン――モーセ的区別と宗教的暴力」(207–254頁))) 法政大学出版局 2020年12月 (ISBN:458801126X) 戦争や暴動がすぐそばにある時代に、私たちは「暴力」をどう考えればいいのか。早急な正当化や基礎づけ主義、ニヒリズムに抗して、自由で公平な議論を創り出すために、暴力をめぐる絶えざる反省、「手すりなき思考」が今こそ必要だと問いかける。暴力について深く考え抜いた5人の思想家、シュミット、ベンヤミン、アーレント、ファノン、アスマンの書物から、根源的な暴力論を切り開く。 |
川口, 茂雄, 越門, 勝彦, 三宅, 岳史編著, 梅田孝太(担当:分担執筆, 範囲:コラム「フランスでニーチェはどう語られてきたか」(329-330頁))) ミネルヴァ書房 2020年7月 (ISBN:4623084981) |
論文 梅田孝太    『哲学』 73 152-162 2022年4月 [査読有り] 本稿で提示したのは、ニーチェの道徳批判における基本的な考え方は、復讐心の否定だというテーゼである。ニーチェは、時期を問わずに一貫して、「罪人はその罪を罰せられるべきだ」という考えを、ヨーロッパのさまざまな道徳の発展を方向づけたひとつの巨大なドクサと見なして批判している。これを言い換えるならば、ニーチェの倫理学は全体として、懲罰主義を悪とし、和解と赦しを美徳とする徳倫理学として整理することができる、ということである。本稿が具体的にリサーチクエスチョンとしたのは、ニーチェの正義論もこの文脈で読...
梅田孝太    ミシェル・アンリ研究 10 49-59 2020年6月 [招待有り] 先行研究はニーチェ思想を古代ギリシア・ローマ以来のセラピーとしての哲学の伝統に位置付けてきた。中期ニーチェ著作からニーチェのエピクロス的なセラピーを再構成することができるからだ。本稿では、ニーチェのセラピーの対象を近代人に限定することで、セラピーとしての哲学の伝統との確かな連続性とゆるやかな区別を提示した。本稿のハイライトは、ニーチェが近代人の「生きる苦しみ」に対して、その苦の原因の排除や理論的解決ではなく、「苦の中の認識の悦び」を見出すよう提案していると解釈した点である。
梅田 孝太    『ショーペンハウアー研究』ニーチェ特集 Sonderausgabe(3) 24-43 2016年12月 [査読有り] ニーチェの『道徳の系譜』第二論文は, 先行研究によれば, キリスト教道徳に対する批判を展開しており, 「良心の疚しさ」の克服(「主権的個人」)への道のりだとされてきた. 本論文では、ニーチェは「良心の疚しさ」を端的に拒絶したのではなく, 「なぜ人間は自らを責め、罰するのか」を問う独自の観点から再評価しようとしたという読み筋を示した.
梅田 孝太    『ショーペンハウアー研究』 (21) 99-123 2016年10月 [査読有り][招待有り] 従来, ショーペンハウアーの倫理学は「共苦」の倫理学とされてきた. これに対し本論文は、『倫理学の二つの根本問題』の「道徳の基礎について」に「良心」の倫理学としての読み筋があることを明らかにした. その良心論には中世スコラ学からの影響が見受けられることも指摘. ショーペンハウアーの「良心」は, 「自己自身との面識」をもたらすもの, 自己が自己によって知られる契機を与えるものとして規定できることを示した.
梅田 孝太    『哲学論集』 (44) 7-20 2015年10月 [招待有り] 十九世紀末といえば, ニーチェが「神の死」を宣告し, マッハが「絶対的なもの」への疑問符を投じた時代である. つまり, なおも諸科学のうちに残っていた独断的な形而上学の残滓を一掃することを自らの課題とした「思想家」たちの時代であった. だが, 彼らによる形而上学批判は端的に理性の限界を定めるような批判に尽きるものではない. むしろ彼らが自然主義的な認識の限界内で可能な目指すべき価値を論じているという点に着目し, とりわけニーチェの「永遠回帰」説について、生の肯定の思想として論じた.
講演・口頭発表等 梅田 孝太    第31回ニーチェ・セミナー 2019年5月4日 日本ショーペンハウアー協会 ニーチェの「強者」(die Starken/ der starke Mensch)概念は研究者にとって悩みの種のひとつだ. とりわけニーチェ哲学を倫理学的観点から研究し, 「強者」/「弱者」の区別を独自の徳の規準として採用しようとする場合には様々な困難がある. そこで本発表では, この分野の研究が第一に方法的に論じるべきこととして, ニーチェがコミットしている価値内容の提示と, ニーチェによる人間一般の価値追求についてのメタ倫理学的主張との分析的な区別を設定した.
梅田 孝太    「ニーチェにおける科学主義と反科学主義の再検討――ショーペンハウアーとの対比のなかで」(日本学術振興会基盤研究(C)課題番号17K02183)第二回研究会ワークショップ「科学と生」 2018年8月28日 本発表では, ニーチェを「科学主義」ないし「自然主義」的と評価する最近の解釈潮流に対して, それが取りこぼしてしまう「反科学主義」, 「芸術家」的なニーチェのテクストに着目した. そうすることで, むしろニーチェの科学論が逆照射されるようにして明らかになるという目算であった. はたしてその成果として, ニーチェが科学と芸術とを厳密に区別することなく, むしろ両者を相補的な関係にあるものとして考えていたことを示した.
梅田 孝太    「ニーチェにおける科学主義と反科学主義の再検討――ショーペンハウアーとの対比のなかで」(日本学術振興会基盤研究(C)課題番号17K02183)第二回研究会個人研究発表 2018年8月27日 ニーチェ研究の内外で大きな論争空間を形成しているニーチェの「自然主義」的解釈は, 科学主義的解釈とも呼ばれる. だが, 科学主義的ニーチェ解釈が, ニーチェ哲学のモチーフを, 先行研究が指摘してきたように人間の本質の解明ないし自然化や, そうして発見された自然に照らしての価値の再評価に限定するものであるとき, 解釈上の多様な問題点を抱えることになると考えられる. 本発表はこの問題点のうち, ①ヤスパースやハイデガー, サルトル, カミュらが取り組んできたような実存思想としてのニーチェ解釈と...
梅田 孝太    シンポジウム「デリダと死刑を考える」(主催:高桑和巳(慶應義塾大学「学事振興資金」を利用) 後援:慶應義塾大学教養研究センター 協賛:アムネスティ・インターナショナル日本、脱構築研究会、白水社) 2017年10月7日 [招待有り] デリダ晩年の死刑についてのセミネールの第一年度分を収録した『死刑Ⅰ』(2012)は, その名のとおり死刑を主題とするものである. そこでデリダは集中的にニーチェの『道徳の系譜学』(1887)を参照しているが, それがどんな役割を果たしているのかは明示的ではない. ニーチェは死刑について主題的に論じていないからだ. 本発表のねらいは, デリダの死刑論におけるニーチェ思想の位置付けを探ること, とりわけ『死刑Ⅰ』の内在的な構造において、第六回講義におけるニーチェの参照が果たした役割を探ることで...
梅田 孝太    「ニーチェにおける科学主義と反科学主義の再検討――ショーペンハウアーとの対比のなかで」(日本学術振興会学術研究助成基金助成金・基盤研究(C)課題番号17K02183)第一回研究会ワークショップ 2017年8月29日 [招待有り] 本発表では, ニーチェの『悦ばしき科学』における科学論をめぐって, 英米圏におけるニーチェの自然主義的解釈およびドイツにおける文献学的研究を手引きにしながら, ニーチェ自身が科学ということでいかなる営みをイメージしていたのかを浮き彫りにすることを試みた. その結果として, ニーチェは端的に今日的な自然科学像のみならず, それを支えるものとしての人間の芸術的感性や, 科学をその外側から導く価値理想を重視していることが明らかになった.
受賞 2020年10月 法政大学出版局, 第7回法政大学出版局学術図書刊行助成,外なき内の哲学:ニーチェの夢・自由・意志
担当経験のある科目(授業) 2022年9月 - 現在 演習F28 (立教大学)
2022年9月 - 現在 哲学対話 (上智大学)
2022年4月 - 現在 思考と表現 (上智大学)
2022年4月 - 現在 知の探求 (上智大学)
2020年4月 - 現在 哲学 (聖マリアンナ医科大学)
MISC 梅田孝太    ちくま (635) 10-11 2024年2月 [招待有り] 鈴木祐丞著『キェルケゴール 生の苦悩と向き合う哲学』(ちくま新書、2024年)をめぐって、その主要な成果を緻密な伝記的研究にもとづくキェルケゴール像の刷新として高く評価し、かつ19世紀ヨーロッパのヘーゲル以後の思想世界のビッグクエスチョンであった「歴史とは何か」という問いに引きつけて論じた。
梅田孝太    『実存思想論集』 XXXVIII 154-56 2023年6月 [招待有り]
梅田孝太    『群像』 77(11) 337-341 2022年10月 [招待有り]
梅田孝太    『フィルカル : philosophy & culture』 7(2) 130-143 2022年8月 [招待有り] 分析哲学系ニーチェ解釈の中心的存在であるB・ライターの自然主義の立場からのニーチェ研究書である『ニーチェの道徳哲学と自然主義』の射程と限界について論じ、大陸哲学的な研究との接続のポイントとして「歴史的観点」を導入。
梅田孝太    『ショーペンハウアー協会記念大会活動報告:主著―アルトゥール・ショーペンハウアーの『意志と表象としての世界』』、Königshausen & Neumann 373-384 2022年4月 [招待有り] ショーペンハウアー研究者の国際交流を目的とした会議での配布資料。掲載許可の条件として担当者に住所情報等の訂正を求めたが返信がなく、また脱落した初出情報の追加を求めたが受け入れられなかった。初出情報をここに記す。拙論「ショーペンハウアーの良心論―「道徳の基礎について」における自己認識の倫理学」(『ショーペンハウアー研究』第21号、日本ショーペンハウアー協会、2016年)。コロナ渦中のイレギュラーな出来事とはいえ、脱落の不手際と確認不足を深く反省し今後はこのようなことが二度と起きないよう再発防...
委員歴 2022年8月 - 現在 実存思想協会 会計監査(準幹事)
2022年4月 - 現在 日本ショーペンハウアー協会 事務局員
2019年4月 - 現在 日本ショーペンハウアー協会 理事
2019年4月 - 現在 日本ショーペンハウアー協会 編集委員
学術貢献活動 企画立案・ 運営等・パネル司会・セッションチェア等コアトークカフェ 2011年4月 - 現在 企画立案・ 運営等・パネル司会・セッションチェア等日本ショーペンハウアー協会 2016年11月1日 - 2022年3月31日 企画立案・ 運営等・パネル司会・セッションチェア等日本ショーペンハウアー協会 2015年10月 - 2022年3月31日
社会貢献活動 【出演,パネリスト,コメンテーター,司会,運営参加・支援】科学技術広報研究会JACST隣接領域と連携した広報業務部会主催、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構Kavli IPMU共催 2021年6月5日 - 2021年6月6日
その他 上智大学中世思想研究所主催ワークショップ「近世オランダにおけるカトリックの生存戦略」(神学・哲学史研究会共催、Sophia Open Research Weeks 2019参加企画)の企画・運営・司会を阿部善彦氏・加藤喜之氏とともに務める。2019年11月19日、上智大学にて開催。
上智大学中世思想研究所主催講演会「近世スコラ学における共同体思想の発展」(神学・哲学史研究会共催、Sophia Open Research Weeks 2018参加企画)の企画・運営・司会を阿部善彦氏・坂本邦暢氏とともに務める。2018年11月17日、上智大学にて開催。
上智大学中世思想研究所主催講演会「キリスト教霊性の本質」(神学・哲学史研究会共催、Sophia Open Research Weeks 2017参加企画)の企画・運営・司会を阿部善彦氏・坂本邦暢氏・加藤喜之氏とともに務める。2017年11月19日、上智大学にて開催。
上智大学中世思想研究所主催講演会「中世における平和の諸相」(神学・哲学史研究会共催、Sophia Open Research Weeks 2016参加企画)の企画・運営・司会を阿部善彦氏とともに務める。2016年11月20日、上智大学にて開催。
上智大学中世思想研究所主催講演会「中世における愛の諸相」(女性神秘思想研究会共催、Sophia Open Research Weeks 2015参加企画)の企画・運営・司会を阿部善彦氏とともに務める。2015年11月22日、上智大学にて開催。
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