研究者業績

横山 恭子

ヨコヤマ キョウコ  (Yokoyama Kyoko)

基本情報

所属
上智大学 総合人間科学部 心理学科 教授 (ウェルネスセンター長、ダイバーシティ推進室長)
学位
文学修士(上智大学)

連絡先
y-kyokosophia.ac.jp
研究者番号
20247414
J-GLOBAL ID
200901066318007321
researchmap会員ID
1000097351

2007年度 文部科学省 海外先進研究実践支援プログラム International School of Analytical Psychology Zürichにて在外研究

現在の研究テーマは、小児医療の現場における臨床心理学の知の活用と発展である。
また、より優れた臨床心理学の研究者と臨床家を育てるための教育のあり方について、試行錯誤している。

(研究テーマ)
子供がその生の中に死をどう位置づけるか
母親の心の中の傷ついた子供イメージ
Squiggle gameの治療的機序に関する研究
日本における移民のエスニシティ保持と変化に関する社会心理学的研究
小児医療の中での心理的サポート

(共同・受託研究希望テーマ)
リエゾン心理学


学歴

 1

論文

 111

MISC

 35

書籍等出版物

 18
  • 横山恭子, 長堀加奈子, 山下竜一, 磯野沙月, 増田紗弓, 田佳潤, 立川幸菜, 前田遥, 稲垣智則, 柳楽明子, 北山純, 別所晶子, 森田日菜子, 齋藤梓, 長谷川昌子, 引土達雄, 鷲塚浩二, 香月菜々子, 石井裕美 (担当:共編者(共編著者), 範囲:編者、はじめに pp.ⅰ-ⅱ、第4章小児医療における生と死そして再生 pp.97-118)
    上智大学出版 2025年3月 (ISBN: 9784324115053)
  • 山口加代子, 上田幸彦, 久保義郎 (担当:分担執筆, 範囲:第8章 発達期とその時期の生じやすい問題Ⅰ pp.105-126)
    医歯薬出版株式会社 2024年6月 (ISBN: 9784263267110)
  • 横山恭子 (担当:監修)
    くもん出版 2024年3月 (ISBN: 9784774335605)
  • 横山 恭子 (担当:共著, 範囲:124-126)
    批評社 2012年9月10日 (ISBN: 9784826505659)
  • 横山 恭子 (担当:共著, 範囲:115-144)
    勁草書房 2012年4月15日 (ISBN: 9784326299003)
    臨床心理学における悲嘆:臨床心理学に関わる者で悲嘆と縁がない者はいないだろう。その臨床心理学の世界では、これまでに主として喪mourning、悲嘆griefという用語を中心に研究が行われてきている。この「悲嘆」には、愛着理論が密接に関わっている。そのことについて簡単に触れている。また、実践研究の分野では、遺族カウンセリングと関わるような死別体験の研究、そこから派生する複雑性悲嘆に関する研究、PTSDや被害者支援に関わる外傷性悲嘆の問題や近年高まっているレジリエンス研究、自身の死とどう向き合うかというプロセス研究やターミナルケアに関する研究、その他のさまざまな慢性あるいは急性の喪失体験等において悲嘆へのアプローチが考えられてきており、それぞれ細やかな配慮と工夫が検討されてきている。ここでは、これまでの研究の歴史と治療的アプローチに関する概説を行っている。

講演・口頭発表等

 36

担当経験のある科目(授業)

 45

共同研究・競争的資金等の研究課題

 10

社会貢献活動

 196

メディア報道

 2

その他

 13
  • 1998年4月 - 2006年3月
    学部でロールシャッハテストを充分に履修できないまま入学した臨床心理学コースの大学院生、あるいは、大学院で学習するものとは異なった体系のロールシャッハのスコアリング/コーディング・システムを学んできた大学院生に対して、数回〜8回程度の補講を行った
  • 2001年4月
    大学院の臨床心理学コース修了生の有志を対象に、月1回程度、ケースカンファレンスを開催している(守秘義務の問題があるので、年度はじめに登録をした修了生のみによるクローズド・グループ)
  • 1998年4月
    ゼミ学生・大学院の指導学生には、メーリング・リストを用いて、随時情報提供を行っている。
  • 1998年4月
    「深層心理学」Ⅰ・Ⅱ、「心理臨床学」Ⅰ・Ⅱでは、ハンドアウトを使用している。内容は、毎年加筆・補充されている。これは単なる資料ではなく、講義用に作成した独自の資料に他ならない。
  • 1998年4月
    レポート・論文を書くための文献・資料をどうやって集めるか、年によっては、図書館に協力を願い、講習会も活用しながら指導を行っている。集めた論文をどのように議論し、どのように疑問点を導き出していくのか、そこから、自分の疑問点を見失わずにオリジナリティのある研究を行うためにはどのような工夫が可能か、どのような構成がわかりやすいか、討論を重ねている。原則として、レポートにはコメントをつけて返却している。