研究者業績

葛西 賢太

カサイ ケンタ  (Kasai Kenta)

基本情報

所属
上智大学 実践宗教学研究科 死生学専攻 教授
学位
文学修士(1993年3月 東京大学)
博士(文学)(1998年2月 東京大学)

連絡先
kkasaisophia.ac.jp
研究者番号
00281014
J-GLOBAL ID
200901097340246669
researchmap会員ID
6000013087

上智大学大学院実践宗教学研究科死生学専攻教授。同大学グリーフケア研究所所員。チャプレン研究会主宰。公認心理師。
大学院およびグリーフケア研究所で、傾聴者養成に関わる演習科目等を担当。とくに依存症回復と宗教の関わりの研究、そして、傾聴者養成の方法論とその国際比較に、現在取り組んでいる。


主要な論文

 49

MISC

 30

書籍等出版物

 23

主要な講演・口頭発表等

 23
  • 葛西賢太
    日本宗教学会 2022年9月11日
  • 葛西賢太
    巣ごもり読書会『Understanding Muslim Chaplaincy』 イスラーム・ジェンダー学科研  招待有り
    「巣ごもり読書会『Understanding Muslim Chaplaincy』」では、2014年に刊行されたソフィー・ギリアット=レイ(Sophie Gilliat-Ray)氏の書籍Understanding Muslim Chaplaincyについて、イランにおける医療が専門の細谷幸子氏、イスラームにおける宗教と医療を専門とする葛西賢太氏が報告を行った。 細谷氏の報告では、ムスリム・チャプレンの基本的な活動内容と、ムスリム・チャプレンは登場してきたイギリスの歴史的背景に関する説明を中心に、本書の概要を説明した。その後細谷氏は、ムスリム・チャプレンの日本における発展の可能性と現状に対する問題提起を行い、報告をまとめた。その後の葛西氏の報告では、イスラーム法学者であるウラマーやイマームといった既存の制度と、ムスリム・チャプレンの違いや、アメリカのサード・スペースの動きと比較しながらムスリム・チャプレンの持つ特徴やそれを要請する社会的背景について深く考察がなされた。 両者の報告の後で、フロアの方から、報告に対するコメントや論点が多く寄せられた。まず、アメリカのムスリム・コミュニティを研究する方から、サード・スペースの成り立ちと社会背景に対する説明があり、既存の宗教権威とサード・スペースの間の緊張関係が指摘され、それと比較して今後のムスリム・チャプレンのあり方に対する質問が投げられた。また、日本ムスリム協会の方から、日本の刑務所におけるムスリムに対する教誨師の活動に関する現状や医療機関におけるそのニーズに対する補足説明があったほか、ムスリム・チャプレンの活動の質を担保する資格制度に対する質問なども挙げられた。さらに日本に住むムスリマの方々から、日本のムスリム・コミュニティと、それをサポートする自助グループの存在とその運営に関する説明や、ムスリマの悩みといったジェンダーに関する日常の問題に対する日本のムスリム・コミュニティの現状に対するコメントが寄せられた。 当日の報告者である細谷幸子教授・葛西賢太の配布資料を、イスラーム・ジェンダー科研のホームページからダウンロード可能。
  • 葛西賢太
    日本宗教学会 2016年9月10日 日本宗教学会  招待有り

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

 8

社会貢献活動

 4

メディア報道

 1
  • 共同通信 福井新聞 こころ 2024年7月31日 新聞・雑誌
    2024年6月23日に上智大学四谷キャンパスで行われたシンポジウム「戦争を知らない子どもたち」と、同6月30日に行われた、真田山陸軍墓地見学会の二つの行事を取材した記事。共同通信から複数媒体に配信。

その他

 2