細萱 伸子

毎年9月下旬に立教大学、明治大学、埼玉大学、上智大学の組織管理、経営倫理のゼミが集まって、合同研究発表会を開催した。各ゼミの研究について報告をするだけでなく、各ゼミの運営上の工夫についても合わせて情報公開をしあった。これらの活動は、各ゼミ員がそれぞれの組織運営について理解を深め、改善の可能性を考えるうえで重要である。

上智、慶応、明治、立教、立正、共栄の各大学における人的資源管理論ゼミによる合同研究会（日本的経営研究会）に参加し研究発表を行っている。この催しでは企画・準備から研究活動までを学生が自主的に行い、オリジナル調査データに基づき、研究報告及び論文執筆を行っている

ゼミ員と教員間、ゼミ員相互の共同活動の効率化のため、オンラインストレージやオンライン編集を活用する

平成２５年度千代田学研究報告書「子育て世代のワークライフバランスと子育て支援―利用者の視点から見た地域別民営事業所の課題と行政の役割」

ゼミではE-ラーニングプラットフォームを導入している。学生はゼミでのディスカッションに先立って、各人のレジュメをアップし、公開する。ゼミ生はそれを確認したうえでｾﾞﾐに臨むことによって、情報共有の速度をあげ、より実質的な議論に時間を当てることができる。また、レポート、ゼミ論文の作成など、個人で取り組むことの多い課題bの遂行においても、他者の進捗状況を見ながら、モチベーションの喚起ができる。

上智、慶応、明治、立教、立正の各大学における人的資源管理論ゼミによる合同研究会（日本的経営研究会：立教大学開催）に参加し研究発表を行った。この催しでは企画・準備から研究活動までを学生が自主的に行った。本ゼミは組織の成果に対する組織コミットメントと社会関係資本の効果をテーマに、質問票調査に基づく実証研究を報告した。

授業用ハンドアウトをHPで公開し、学生が授業前にダウンロードできるようにしている。ハンドアウト以外に、授業で使用する資料の学内データベースからの取得に関する指示、課題の告知、レポート作成マニュアルのアップなどを行い、限られた授業時間を有効に活用するための、情報伝達ツールとして活用している。