神奈川県藤沢市に生まれ、関西に育つ。
東京大学教養学部卒業。同大学院 総合文化研究科 修士課程修了。パリ第7大学博士課程修了。博士(文学)。熊本大学文学部講師、助教授を経て、2003年より東北大学大学院 情報科学研究科 准教授。森本浩一氏(東北大学総長特命教授)とともにナラティヴ・メディア研究会を主宰。
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専門は、フランス語圏文学・比較文学・文学理論・海外漫画の歴史。2000年代後半より、コミックスというメディアが生まれた経緯を世界的な視野から考察しており、連続したコマ形式の漫画を世界で初めて生み出した19世紀のスイス人ロドルフ・テプフェールに関する調査を中心に進め、著書『「ストーリー漫画の父」テプフェール 笑いと物語を運ぶメディアの原点』にまとめた。文字と絵で物語るという表現がなぜ読者をひきつけてきたのかを、文学研究・美術史・演劇史・身体表象史・記号学など分野横断的アプローチにより研究している。