Curriculum Vitaes
Profile Information
- Affiliation
- Assistant Professor, Center for Liberal Education and Learning The Art of Thinking and Expression Division, Sophia University
- Degree
- 文学博士(大正大学)
- Researcher number
- 90734509
- J-GLOBAL ID
- 201801007204214592
- researchmap Member ID
- B000288909
Research Areas
2Research History
5-
Apr, 2022 - Mar, 2024
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Apr, 2014 - Mar, 2022
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Apr, 2013 - Mar, 2014
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Apr, 2009 - Mar, 2014
Education
2-
Apr, 1997 - Mar, 2000
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Apr, 1995 - Mar, 1997
Committee Memberships
5-
2015 - Present
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Apr, 2017 - Mar, 2019
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2009 - 2014
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Apr, 2007 - Mar, 2009
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2007 - 2009
Papers
53Books and Other Publications
7Presentations
22-
大学におけるティーチング・アシスタント(TA)制度改革の挑戦:大学・大学院教育の充実に向けて, Feb 27, 2018, 広島大学
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中世歌謡研究会大会, Aug, 2011長門本『平家物語』巻一・清盛息女事に琵琶の名手三女が登場する場面を考察した。7の仏教文学会での発表をふまえ、さらに『骵源鈔』などの楽書に残されている兜率天や弥勒菩薩にまつわる音楽を調査した。万秋楽は弥勒菩薩が作った木とする伝承や、それが菩提樹とも言われていたことなどを報告した。又長門本の他の場面にも弥勒信仰が描かれている。(巻八・小枝蝉折御笛事)ここでは弥勒菩薩に万秋楽を奉納している。弥勒菩薩や兜率天と万秋楽の深い関わりを考察した。
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仏教文学会大会, May, 2011長門本『平家物語』巻一・清盛息女事では清盛三女は琵琶の名手とされる。そこに記される「琵琶の秘曲流泉が兜率天の秘曲」とする伝承について考察した。琵琶の秘曲流泉については楽書に様々な伝承があるが、管見の限り「兜率天の秘曲」であり「菩提楽」の異名を持つとするのは長門本と盛衰記のみである。又、平安時代末から鎌倉時代にかけて高まりを見せた弥勒信仰であるが、その影響で文学作品にも兜率天の描写が描かれるようになる。兜率天で奏でられる音楽として万秋楽が多くあげられるが、万秋楽は多くの異名を持つ曲名である。その中の一つに「菩提樹下楽」とあり「兜率天の秘曲」「菩提楽」との関係が注目されることを指摘した。
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大正大学綜合佛教研究所 公開講座, Oct, 2007『除睡鈔』と盤察の簡単な説明の後、『除睡鈔』の茶道話群の紹介をし、盤察の茶道観と時代背景の関係を考察した。盤察は侘茶を理想とし、古器に莫大な資金を費し、華美になりがちな当時の茶道界を批判していた旨を報告した。
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大正大学綜合佛教研究所 公開講座, Oct, 2004平家物語』において、救済される人物と救済されない人物について考察した。『平家物語』ではどんな罪を犯した者でも仏教に帰依し、真剣に祈る者は救済される(康頼・成経・重衡など)。 それとは逆に仏教を軽んずる者は救済されない(清盛・俊寛など)。このように『平家物語』は他の軍記物語と比較して非常に仏教的要素の濃い物語であることを報告した。
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大正大学綜合佛教研究所 所内研究発表会, May, 2001長門本『平家物語』独自説話の清盛娘達について考察した。絵を上手に描く者、琵琶を上手に弾き秘曲流泉啄木まで伝授された者、琴に優れ奇瑞をあらわす者、連歌、歌に優れた者などというように他諸本と比較してかなりの増補が見られる。これらを検証していくと、清盛の娘達のそれぞれの子孫達が琴の名手であったり、琵琶の名手であったりするのである。長門本編纂者は編纂時の子孫達の得意な分野を考慮して、清盛の娘達に独自の個性を持たせたのではないかと考察した。
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大正大学綜合佛教研究所 所内研究発表会, May, 2000『平家物語』には鹿ヶ谷の陰謀により流罪になった平康頼と藤原成経が、鬼界島で熊野三山に見立てた山を探し熊野詣をする場面がある。熊野詣の途中で康頼が舞を舞ったり今様を歌ったりする場面の諸本の比較と特徴を考察した。又、この場面には千手観音信仰が色濃く描かれ、後白河院今様の弟子としての康頼が強く意識されていると指摘した。
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軍記と語り物研究会例会, Mar, 1999『平家物語』千手前での演奏曲目、五常楽・往生急・廻忽について考察した。これらの曲は祇女が舞った曲目とも同じである。又、『順次往生講式』や『往生講式』、如法経においても演奏され、講や法会の場で歌舞されるものであることが分かった。これらの社会的背景を物語の中に取り込み『平家物語』では仏敵となった重衡の往生を願い「管絃講」を催していると指摘した。
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中世歌謡研究会大会, Aug, 1998『平家物語』に描かれた、千手前と重衡の芸能が『順次往生講式』に載る音楽と同じであると指摘した。『順次往生講式』は四十八願と十六観を中心に極楽往生を願う内容であり、講式の内容と物語の場面が一致する。『平家物語』と『順次往生講式』には密接な関係があると報告した。
Teaching Experience
23-
Sep, 2025 - PresentResearch of Japanese Thought Ⅴ (Way of Art) (Gakushuin Women's College)
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Apr, 2024 - Present“THE TALE OF HEIKE” AND BUDDHISM (Sophia University)
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Apr, 2024 - PresentCRITICAL THINKING & WRITING (Sophia University)
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Sep, 2022 - Mar, 2024Graduation research seminar (Cyber University)
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Apr, 2021 - Mar, 2022基礎国語A(基礎日本語語彙) (大正大学)
Research Projects
5-
科学研究費補助金(基盤C), 日本学術振興会, Apr, 2019 - Mar, 2025
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科学研究費補助金(基盤C), 日本学術振興会, Apr, 2019 - Mar, 2022
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学術研究助成, 大正大学, Apr, 2018 - Mar, 2019
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学術研究助成, 大正大学, Apr, 2017 - Mar, 2018
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学術研究助成, 大正大学, Apr, 2016 - Mar, 2017